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よしくんの通勤着 vol.24 復活
こんばんわ。
(仙台ではおばんです)
放置しすぎたnote.
もう誰も読んでないかもしれないけど、だからこそ久しぶりに一筆認めようと思います。
ここ最近の気分を。
独立して5月で丸7年になる。
きっとそのころからかな、心のどこかで『カッコよく在りたい』ってカッコつけた気持ちがどこかにあった。それ自体は決して悪いことじゃないんだけど、見られ方を意識しすぎていたように思う、振り返ればこそだけど。
お店のセレクトも、自分が着る服も、どこかそんな“ちょっと歪んだかっこいい理想像”に引っ張られていた。ちょうどよく世の中の潮流でもあった“ノームコア”にも乗せられつつ、ネイビー好きには嬉しいネイビー偏愛が許される環境下で、ネイビーのワントーンとか、シンプルな服装で、素材で雰囲気があって、そんな着こなしに傾倒していた。(悪いことじゃないけど)
けど、伝えたいのは
『本当に着たいもの』
『本当に好きな物』
選べていたのか?
着ているのか?
雰囲気のあるセットアップとか
全然悪くない。
もちろんカッコいいと思って着ているし、
相変わらずブレずに大好きなシャツ
この7年でたくさん買ったし、たくさん着たと思う。たくさん別注も組んだし、お客さんも喜んで買っていただけている。
だからこそ
人と違うことだったり
まわりはカッコ悪いと思うけど、自分は好きなもの。いわゆるマイノリティな感覚のもの
そういうものにこそ
自分の個性が宿る
そう信じてこの仕事をしてきたのに
自分自身のそういう好みに少し目を瞑ってしまっている自分に、気づいているのに気づかないふりをしていた。そう気づいた2024年。
どこかには書いたけど
今年の抱負の一つ
『挑戦』
大それたことはできないにしても、日々選ぶ一つ一つの選択肢に対して、自分なりにちゃんと挑戦する。新しいことに取り組む勇気を持つ。そんな意味合いで選んだ抱負。
もう4月。年が明けて4ヶ月が経つ。
だんだん気づいてきた感覚。洋服屋だからこそ、着る服はもちろん、バイヤーとして選ぶものは、自分の感覚に正直で在りたい。当たり前すぎる感覚だけど、経験値を積めば詰むほど、お店の歴史を重ねれば重ねた分だけ、その選択が無騒がしくもなり得ると思っている。
原点回帰
言葉にしたり、文字にするとめちゃくちゃ陳腐になってしまうけど、原点回帰することことこそ、勇気のいる“挑戦”なんじゃないかなと思う。
自分の中にあるわかかりし未熟な頃に抱いた理想。その理想に改めて向き合う。それこそ今の自分に必要な挑戦、チャレンジにつながる糸口。
ってことで
あまり身につけることのない“色”に惹かれる今日この頃。
赤
苦手なわけじゃないんだけど、人生の中でも数えるくらいしか身につけてない色。
どこかに書いたから割愛するけど、僕のパーソナルなカラーはブルー系とかネイビーだと思っているし、好きな色はピンク。
原色なら青がすきだし、戦隊モノの主役を担う“赤”を身につけることへの、遠慮のようなものがどこかにある。主役になりたい願望と、俺そんなに主役じゃないよね。って気持ちの葛藤。
主役級だけどサブに甘んじるそんな戦隊モノのブルーに通ずる青好きな選択。
けどさ、ファッション、アパレル、セレクトショップ。一応曲がりなりにも一国一城の主人としてICONSの看板、会社の看板、背負って生きてるこの7年間(会社はおかげさまで3/16で丸7年を迎えました)
俺も主役を演じていいんじゃないだろうか。
自ら主役と名乗れる立場を得たんじゃなかろうか。そんな小さな自負を含めて、小さなチャレンジと原点回帰。矛盾するこの感覚。それこそが赤い洋服への憧れであり、ある種の原点回帰的な感覚と帰還、帰結する感覚。(果たして俺は何を言ってるんだろうか)
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SHIRTS : Erniepalo
Tee : ULTERIOR
PANTS : BRU NA BOINNE
SHOES : post production
glasses : TALIAN
赤いパンツ。
インスタとかブログでは散々語ったけど、深いところまでは語らずにいて、どこかで吐き出したい気持ちが沸々と湧いてきた。
中学生の頃(大してオシャレじゃなかったけど)
たぶん流行っていた赤いパンツ。
(その頃はみんな赤パンって呼んでたはず)
リーバイスの後染めの赤だったと記憶してるけど、別に大層なものではないけど、街のお洒落さんを真似て(雑誌のスナップで誰かぎ着ていたはず)必死で背伸びして、カッコつけて、赤パン穿いてた。
けど着こなせてはいなかったような気もする。
自分なりにはカッコよくいれてたつもり
この感覚にこそ
今の自分を打破して、殻を破って
もう一回り成長するきっかけがあると思う。
って事で自分に正直に
みんなが描く『浅野さんってこんな感じ』からの脱却。みんなの期待に応えたい気持ちもあるけど、そろそろみんなの想像を超えたい。
展示会で一目惚れして。
けど、心の中では
『俺っぽくないかも』って思ったりもして。
BRUNA BOINNEの展示会で、スタッフさん、デザイナーさん、みんなに絶賛されて
『赤いパンツこんなに似合う人おれへん』って
社交辞令だろうし
セールストークなのかもしれないけど
自分でもそう思ったし(←おい!)
そう在りたいと思った。
あの頃の自分にとって(中学生のよしくん)
赤いパンツはお洒落をすることの代名詞だった。
だからこそ、洋服屋として23年の経験値を重ねた今だからこそ、そろそろ答え合わせをしたい。赤いパンツのかっこよさと、赤いパンツを穿きこなせるのかどうか。
まぁ、周りの評価は気にしない。
自分が好きかどうか
そこに尽きる。
だからね、今一番ホットなパンツ
めちゃくちゃお気に入り。赤いパンツと共に今季は過ごして行きます
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may the force be with you!!!
あさの