【#発達系女子】発達障害持ちの「女性」が「仕事で食える人」になれないのなら
※投げ銭記事にしてましたが全文無料化させました※
だって自分男じゃないし
というわけでその「記事」がこのnoteに相当します。
たとえば「じゃあ経済的に困っていて、ひらくPCバッグが買えなかったら?」パターンである朝乃の一例など。
ちなみに。
僕は別に「発達障害者であっても男ならイージー」と言いたいわけじゃなく、質の違う苦しさがあるんだろうねじゃあ「『フェミ』ニズム」に突っ込んでくるんじゃねぇよ!!のスタンスでおりますので念の為。
そして、著者を相当ひどい呼び方で呼んでしまったライフハック本のKindleはこちらです……(すみません)
本の中身は文章があまり堅くなくて具体的で、わかりやすいと思います。
どうしても「食えない」のなら障害年金を!!
僕はどんなに頑張っても、障害者手帳をもらった上で就労支援を受けてても、無理なものは無理でした。
支援を受けているはずなのに、むしろ病状が悪化してしまいました。
そこで障害年金の申請に踏み切ったわけです。
自力で申請書類を揃えるのは、精神的な意味でも経済的な意味でも本当に大変。
まず申請する時点で診断書などのお金がかかる。
煩雑なので、自分の元気がゴッソリ削がれることは覚悟しなければなりません。
地元には専門の社労士なんてものはおりませんので、市役所の年金担当さんとか、精神科のケースワーカーさんとか、元々就労の計画相談を担当してくれてた方まで片っ端から頼りました。
頼った上で、書類そのものは全部自分で書き、もろもろのかかったお金も全部自分で払いました。
つまり障害年金は、本当に切羽詰まった時に頼ろうとしてももう遅いものなのです。
自分はまだ大丈夫、我慢できる、と言って我慢する前に頼りましょう。
就職している方でも申請は可能です。
ネット検索すれば、書類の具体的な書き方が載っていることがあります。
朝乃は主にこの、「病歴・就労状況等申立書」の具体的な書き方の例を調べていました。
当時はこの障害年金の審査の仕組みが変わり、ますます「発達障害」のみでは申請が通りにくい状態になりましたので二次障害の「うつ病」「ひきこもり状態」についても詳しく書き記しました。
そこまで頑張っても不支給、というパターンもありえます。
そういう時はまた大変な思いをするでしょうが不服申立てをしましょう。
申請することで余計病気になった障害年金、その後
いやぁ、僕はこの年金申請でもっと病状が悪化しました。
元に戻るまで(とはいえ「グッタリ」そのものはある)確か半年以上かかったと思います。
しかしながらふた月に一度お金が入るのはありがたいもので、おかげで今こうしてnoteの記事も書けるのです。
最近もまた障害年金の更新をしに行きましたけれど、主治医が「嘘つき」レベルではないにしろ(というか年金申請・更新は嘘ついたらダメ)ちゃんと、「まだ障害があって辛いのでお金がないとダメです」の詳細を書いてくれる人じゃないと本当に大変です。
最初の精神科の主治医はもう、診断書を雑な手書きで2〜3行ぐらいしか書いてくれなかった人なので。
……たまたまだとはいえ、変えておいて大正解でした。
「ひらくPCバッグ」が買えないので「宝島社の雑誌」を狙う日々
雑誌だけでなくムック本でも、たまに整理整頓に役立つ品が売られていたりするものです。
こちら、スケッチブック好きさんにはたまらないポーチですが機能性もすごかった。
じゃばらがいっぱいだけど、ポーチなのでファスナー閉じてしまえば中身がバラけない。
サイズがたまたま手持ちのバッグに入るものだったので、バッグインバッグとして活躍中です。
(ただし、そもそものもらいものカバンが使いづらい問題は残る)
それと、買ったはいいけど、ひきこもってるせいか想定してたより出番ないなぁ……というもの。
とはいえこれは本当に秀逸なのでとっときたい、と思ったのがこちら。
インケース!すごい!
「MonoMaxを女性が買っちゃいけない」という決まりはありません!
機能性に優れた付録がついた号は、ぜひ売り切れないうちに買いましょう。
宝島社の雑誌の付録で人気の高かったものは復刻されることもあるので、手に入らなかった時も諦めず待ちましょう!
このミニボトルも財布も、すべてMonoMaxの付録です。
とってもお気に入り。
個人的にはこういう「男臭い(か、ユニセックスっぽい)デザイン」のものであっても、使いやすいのであれば好きです。
スマホが買えないならネットを切ればいいじゃない
また、携帯はネット契約をせず電話専用にしてあるガラホです。障害者割引を利用し、大手キャリアでありながら月1500円ほどの通信料で済んでいます。
というのも、趣味関係じゃないものの連絡手段は全部電話なんです。
ならばネット依存・ゲーム依存の危険性があり壊れやすいスマホをキッパリやめた方が、出かけている間も精神的にスッキリするのです。
家でWi-Fi環境が整っているのなら、iPadのWi-Fi 32GBモデルで十分です。
Apple Pencilも買うと、イラストを描いて暇つぶしするのが楽しいです。
その他ゲームがやりたいのは確かなんですが、容量が少ないとなれば自分でセーブできますし。
また、長い文章が書きたい、となると物理キーボードがついているノートPCがやはり便利ですからChromebookも買いました。
必要最低限のスペックでなんてことないモデル(ASUS C223NA)ですので、4万円出してもおつりが来ます。
この価格帯ですと、今ではHP Chromebook 14aという選択肢もあります。
古くても動くのは確かですが、よっぽどの理由がない限り積極的に新しいものを狙った方がいいと思います。
他OSと違って割り切った使い方。
しかしながらクラウドベースなのもあってひとつひとつの作業にイライラせずに済むのはいいことです。
仕事でPCを失くしたならまた買えばいいし!!(ただしアカウント管理には本当に気をつけること。あれこそChromebookの魂です)
ハイリスクだが「女らしい人生」をほぼやめる
「嫁」も「母」も「祖母」も、「お酌をしてサラダを取り分ける係」も「繊細なハートの気遣い上手」も、みんな捨てる。
何故ならその役目を背負うのが、人生をやめたくなるほど苦痛だから。
これはそうならざるを得なかったとしか言いようがありません。
僕は同性を好きになるのもあってたまたま、未来への諦めがついたというだけ。
女性らしさを自分で選ぶのは大好きですが、人から押し付けられるというのがとてつもなく無理だからこうなったのです。
普通の人=定型発達らしさ、もそうですね。
どうしても心身が壊れます。
集団生活が苦手で、他人に危害を加える可能性もある朝乃。
となると最終的には「ひとり住まいで生活保護」まっしぐらでしょうから、これはこれで楽ではありません。
ずっと「娘」ですし、心が女かとか、振る舞いが女らしいかということにかかわらず「女性の体」からは逃れられません。
じゃあ「そんなに女の人生が嫌だっていうのなら、逃れるために男になるという手もあるじゃないか」と言われそうですが、そんな理由では性同一性障害の診断は下りません。
ガイドラインでそう決められています。
僕は多分、男性の人生を選んでも発達障害の苦しみは消えませんからね。
「戻る」ではなく「選ぶ」では結局大きな後悔を残すであろうというのは明確です。
だからもう、それなりに生きていくしかないのです。
たとえ「ボールペン1本」であっても、人生は変わる
しかしながらライフハック、そして「自分のよりよい人生」はボールペン1本から始めることができます。
コウペンちゃんに惚れ込む前からずっと好きなキャラクターが「Suicaのペンギン」なのですが、グッズとして売られているボールペンの質にも色々あります。
当時、本当にたまたま水戸で「SuicaのペンギンのSARASAクリップ」が売られていたのですぐに買いました。
SARASAクリップ……障害者施設の内職でしょっちゅう見かけてて、気になってたのもあって。
それで実際使ってみたらインクの滑りがよく、乾きやすいのでとても気に入りました。
ちょっとしたことでいちいちイライラせずに済むの大事。
なんてったって大好きな「Suicaのペンギン」ですし!
どんな時もそばにいてくれるペンギンキャラというのはいくらいても困らない(笑)。
就活だろうが冬だろうが時折芯を交換して、こっそり相棒として持って出かけます。
お金がないと嘆く前に、今手に持ってる文房具を変えてみる……なんていう手もあるのです。