海に会いに行きたくなる映画
この記事はUMITRON Advent Calendar 2022 19日目の記事です。
今年もこのアドベントカレンダーの時期になりました。ウミトロン株式会社でビジネスディベロップメントのマネージャーをしている浅野です。昨年は精一杯ふざけてめっちゃ真面目な仕事の記事を書いたのですが、今年は仕事とは全く関係ない、自分が好きな映画の記事を書きたいと思います。
はじめに
脳内の共感力
数年前に友人と共感力(ここではsympathyではなくempathyの意)の違いについてディスカッションをしたことがあるのですが、その友人によるとどうやら脳内の特定の部位の密度によって、共感する力に違いがあるそうです。具体的には他人の気持ちを理解する能力に種類があるらしいのですが、人間には感情的に相手の気持ちを読み取るタイプと、認知的に他人の想いを理解する人、この2つの違いがあるとのこと。
その時の話の元になったは、科学誌「Science Direct 」に掲載されたあるレポートなのですが、「共感」というのはが多成分構成であることが妥当であること、そして感情的共感と認知的共感が脳形態学的に異なる表現であることを示唆するとともに、「共感」が異なる神経相関および構造相関によって表現されること証拠が発見されたとのことですが…うーん私の頭では理解に及びそうにないので、この話はここら辺で(笑)
映画は心の成長の源
なんでそもそも友人とこんな話をしたかというと、どうやら私は映画ですぐ泣きすぎらしいんですよね。私は映画を見ると、自分が類似経験をしたことのいかんに関わらずすぐに感情移入をしてしまい、さらにそこから自分がもしこうだったら、とかこんなこともあるよな、とか色々と考えにふけってしまって感情過多になっちゃいます。時に想像力が豊かすぎて自分でも自逆的に突っ込んでしまいそうになるのですが、それも含めて映画を見るというのは自分の心の成長につながるので割と雑食的に色々と観ています(ホラー以外は。。。)。
そんな私が、本日はウミトロンのメンバーらしく個人的おすすめの海に関わる映画を紹介してみたいと思います。
海に関わる映画
この記事では「海に会いに行きたくなる映画」を独断と偏見でご紹介します。海の映画と言ったら、タイタニックとかJAWSとか有名どころは有名ですよね。他にも色々ありますが、今回は浅野自身が海に会いに行きたいって思う映画を3つピックアップしてみました。
『海の上のピアニスト』(1999)
『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督と映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネがタッグを組んだ『海の上のピアニスト』。大西洋を巡る豪華客船の中で、生後間もない赤ん坊が見つかった。彼の名は1900=ナインティーン・ハンドレッド(ティム・ロス)。その子供は、船内のダンスホールでピアノを聞いて育ち、自身も弾く中で驚くべき才能を発揮するようになる…。そんなある日、彼は船内で出会った美しい女性に心を奪われてしまう。彼女が船を去った後、断ち切れない彼女への想いから、人生で初めて船を下りることを決心するが…。
大学生の頃、レンタルして初めて観た時は音楽が綺麗だなーと思ったくらいだった気がするが、2年前に4Kデジタル修復版として劇場公開された時に観に行って、ものすごく好きになった。多分心が豊かになったんだろうな。
もし自分の知る世界は船の上とピアノしかなかったら?外の世界で暮らしたことの無い1900にとってはストレスでしかなく、何よりも自分の全てである海とピアノから離れるという選択は出来なかったのだろう。
初めてこの映画を観た時は、結末が「え、なんで?」ともやもやした記憶があるが、今はもう少し想像力が働くので考えさせられる。
人は誰しも自分の世界の中で生きてきていて、その世界の大きさの大小は人によって様々。それが変わってしまったらどうだろう?例えば、病院の中で幼少期から過ごしていた人が初めて社会に出たら?突然光や音がない世界に放り込まれたら?生きる世界が変わってしまった時に、自分はどのように生きる上での選択をしていくのだろうか。
『グラン・ブルー』(1988)
「レオン」「サブウェイ」のリュック・ベッソン監督の出世作。この映画もリアルタイムでみたのではなく、2010年、デジタル処理によって修復された「グラン・ブルー完全版 デジタル・レストア・バージョン」としてリバイバル公開されたときに観た。フランス映画はちょっとだけ苦手意識があるけど、この映画はとても好き。
驚異的な潜水能力を持つ実在のフランス人ダイバー、ジャック・マイヨールとイタリア人ダイバーエンゾ・モリナーリをモデルにした、フリーダイビングにかける男たちと1人の女性の物語…。
素潜りで記録の限界に挑むフリーダイビングの壮絶さと狂気めいた人の感情、幻想的なイルカの群れ、素晴らしい音楽と映像美に、生と死、愛、孤独、生きる意味とかを考えさせられる。正直、話は長いし、物語自体は賛否両論あるのかなと思うものの、ふと、ゆっくりと海を感じたい時にみたくなる映画。
『モアナと伝説の海』(2016)
多分紹介する3つの映画のうち、一番知られていて、共感してもらえるのではないかと思うのが、この映画。ディズニーの映画は往々にしてそうだが、これを見ると、傷ついたり悩んだりした時にも、自分の心の声に従って頑張っていこうと思える。
未知の大海原を舞台に、美しい海と、その海に選ばれ愛された少女モアナと英雄マウイの冒険を描くディズニー・アニメーション。盗まれた女神の「心」を取り戻し、世界に平和をもたらすという、少女モアナに課された大きな使命…悩み傷つきながらも世界を救う冒険に挑む中、“伝説の英雄マウイ”と出会い、共に様々な苦難を乗り越え自分の進むべき道を切り拓いて行くモアナの姿の成長をお馴染みの圧巻の歌と映像で描かれている。まるで生きているかのような海の表現は最新CG技術のたまもの。アニメなのに、実際の海と同じように美しさがあり、ただただ、「海のそばに住みたい(リアルな願望(笑))」と思わせてくれる。
最初と最後に流れる主題歌「どこまでも〜How Far I’ll Go〜」は明るく力強い歌で、聴いた後どこへでも行けそうな気がするほど、心が晴れて前向きな気持ちになれるディズニーの中でも好きな曲の一つ。
さいごに
いかがでしたでしょうか?大衆受けする映画ばかりではありませんが(紹介しておいて、すみません(笑))、もし良かったらご覧ください。冬の寒い時期に「早く海に行きたいな」そんな風に思っていただければと思います。
おまけ
ウミトロンでは一緒に働く仲間を募集しています!
水産養殖xテクノロジーという非常にユニークな事業領域で、共に持続可能な水産養殖を地球に実装していきませんか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?