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ミュージカル HIU版 クリスマスキャロル ドキュメント 第十三話「雲集」

稽古期間を通じて得たものは演者としての心構えだけでは無かった。
キービジュアルをMasayuki Ikki が制作。

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あすみんの実際のママが天使達の衣装を手掛ける事になったり、意外な伏兵みーやんが音響関係を仕切ってくれることとなった。
さらには、マッキーが知り合いの照明屋さんに渡りを付けるなど、思ってもいなかった人と人との出会いによるシナジーが発揮されていったのは、実に妙味が有った。

あすみんママが、終盤の稽古場に天使達の衣装を持ち込んだ際の動画がこれだ。
皆のノリが一段と上がったのが見て取れる筈だ。


そして1月16日。我々は更に強力な助っ人を得た。
本番迄あと二週間程と言うタイミングに、マッキーの働き掛けにより、ダンサーであり、『DANCERSオンラインサロン(1)』も主宰しているダンス指導者でもあるいけたくさん(Ikeda Takuya)が稽古場に現れたのだ。

SMAPのステージで踊った事も有ると言ういけたくさんが、我々に振り付けをしてくれる事となった。しかも、本番の舞台では自らもダンサーとして参加をもしてくれると言う。

思ってもいなかった幸運な出来事だった。
それ迄は無手勝流のミュージカルパートだったのが、いけたくさんの参加で一気にグレードが上がった。王子もそうだが、やはりプロの手が加わると全く違う。

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初対面であったいけたくさんだが、元々HIU版 クリスマスキャロルのスレッドを読んでいたのだと言う。
しかも、このプロジェクトに参加する事にした理由の一つは、前々から俺の熱量をスレッド上で感じていたからだと言う。

・・・ハズい。ハズ過ぎる。
だが、何とかやり遂げようと思っていたのだけは確かなので、いけたくさんにはその意を汲み取っていただけたのだろう。

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ムチャクチャ難しい訳では無いが、それ程簡単とも言えない振り付けにも、前のめり状態の皆は怯む事無く取り組んだ。


俺の青年スクルージに関して言えば、孤立した存在であるが故にキャラ立ちを優先し、一部を除いて振り付けは特に無し。フリーで踊らせていただくこととなった。
また、当初はスクルージにはダンサーを親衛隊の様に引き連れさせることをいけたくさんは考えていたが、稽古が進む中で、俺一人でシーンは成立すると判断した為、反故となった。


(続く)


(1)DANCERSオンラインサロン(通称DOS)はHIUと同じく、Facebook上の非公開のグループです。
サロンについてのnoteの記事をご参照ください。
https://note.com/d_dos/n/n9ed64a4c0450?fbclid=IwAR1LUqBG9phViLnopzylXcub3nz6a-UK88zfKED5LZdEIaDNB8ziMq9tcZc

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