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美味しく飲んで、意識せずいつの間にか健康に。カテゴリー・クリエイターへの挑戦 Vol.191
この日を遡ることちょっと前の2024年11月5日に、ヤマトホールディングスは2024年9月中間連結決算で111億円の純損失(前年同期は53億円の黒字)を計上したと報道があったばかりだ。
決算会見では、栗栖利蔵副社長は「新規のお客様については数量は確保出来ているが、多少安めに取っている部分もあり、収益が追い付かなかった。コストを思うとおりにコントロール出来なかった」と述べたという。
中間決算の赤字転落は2019年以来で、11月11日付けの東洋経済オンラインでは、苦戦の背景には主に二つの要因があると分析されている。
一つ目は、荷物の量を確保するために値下げを進めたこと。
宅配便の個数は9.4億個で前年同期比3.5%増となったが、強力な値下げ営業によるもので、結果宅配便事業は減収という訳で、正に本末転倒ってところか。
そしてロジスティクス事業も減収だと言う。
二つ目はコスト調整の失敗。ラストワンマイルの領域でコスト削減を進めたものの、一部の輸送コストの増加、今期に就航した貨物専用機の導入費用と赤字影響(71億円)も響いたとある。
「4期連続減益」
「負のスパイラル」
宅配便事業は値下げで減収、各営業所が営業頑張っちゃったからフルフィルメントは仕事が減って、ロジスティクス事業も減収。
そういうことだろうか。
相変わらずのアホさ加減だ。
尚、「Yahoo!ストア向け フルフィルメントサービス終了のお知らせ」に気になる記述が。
「フルフィルメントサービス・宅急便のご相談について。
弊社パートナー会社によるフルフィルメントサービスのご紹介をさせていただいております」
ん?
紹介?
これは、もしかして・・・。
ヤマト運輸のフルフィルメントサービスのWebサイトを覗いてみれば、どうも微妙に変わっている気がする。
あ、例のクソ安い料金体系が消されている。
FAQのページによると、
「利用料金について、は詳細の内容をお伺いしたうえで、個別で見積もりさせていただきます」
だそうだ。
潰されたなぁ、とうとう。ヤマトフルフィルメント。
ご愁傷様。
あ〜あ、2017年近辺の物流クライシスの再来の様に、急にハシゴを外されて露頭に迷う通販業者がいないことを願う。
さて問題は、収益改善に向かうであろうヤマトホールディングスの今後の動向。
また安直に価格改定、値上げの方向に舵を切ったりしないことを願わずにはいられない。
まー、なんつっても掌返しが大好きな会社である。それがよりによって業界最大手ときたらもうね、危ないったらないですよ。
くわばらくわばら。