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ゲイだって誰かを好きになりたい、でもすごく辛い事が多くて嫌になる
誰かを好きになる事はとても素敵な事だし、その「好き」っていう気持ちはいつまでも大事にしてほしい感情の1つです。
ただ「好き」という気持ちが時には悲しく、辛い想いをさせてしまうこともあります。
ゲイの場合は特にそう感じます。
子どもの頃から好きになるのはもちろん男性。自分にとってはそれが普通の事でも周りからしたら普通ではない事。
自分の心の中にある純粋な「あの人が大好き」っていう気持ちは抑えて生きていかなければいけない。その想いを相手に告げる事も出来ない。子どもの頃ならまだ何とかごまかせるかもしれない。
でも大人になって色々な経験をする。よりリアルにみんなが好きな人と一緒にいるその姿を見る事になる。そのなかでやっぱり誰かを好きになるっていう事の大切さに気付く時が必ず来る。
そんな時にどうしてもゲイであるという事が大きくのしかかってくる。
自分が好きになった相手が同じゲイだとしても、好きって素直に言えない。
相手が自分の事を好きかどうかも分からないし、今までの人生の中で人を好きになったらいけないという呪いのようなものがあってそれが足かせになっているから。
自分の気持ちに嘘をついて生きていくのは本当に辛くて悲しいものです。
純粋に好きという気持ちをどこかに封印して、日々何かに集中してその気持ちを無かった事にする。無かった事にしないと自分が辛くなってしまう。
私も好きな人がいた時は日々をそんな感じで過ごしてきたような気がします。
好きな人の事ばかり考えていると楽しい・嬉しい気持ちになるのと同時に、それは悪い事・いけない事だと咎めてしまう気持ちが出てきます。
ゲイだからというのもありますが、男だからっていうのもあるのかなって。
男なんだから弱い姿を見せるなとか見せたくないとか、そういう気持ちもあるんですよね。。男女・ゲイ関係なく人間であるのには変わりないですし、誰の心も繊細で儚く脆いものなのですから。
自分の心の中だけに隠しておく人もいると思うけど、どこかでその純粋な気持ちを書いて伝える事も大事だと思います。書いたことによってその恋や自分の気持ちが大きく変わることが無かったとしても、誰かがその想いに共感してくれるだろうと思います。そしてその純粋な気持ちで書いた言葉は誰かの心の支えになると私は想っています。
他人の恋愛や好きだけど言えないって気持ちなんてどうでもいいよ、という人もいそうですが。
・・・実は昔の私がそうでした。。他人の好きな人の話なんて正直どうでも良いと思っていました。
でも年を重ねると変わるものですね。
今はみんなの「あの人が好き」っていう気持ちを全力で応援したい。
想いを伝えられなかったりその事で悩んでいると聞けば、悲しくなったり泣きたくなったりする。今この記事を書いている時でも、目が潤んでしまいます。。
私はその想いを抱えている本人ではないのでどのぐらいその想いが強いかは知ることが出来ませんが、それでも私自身の事のように考えて想いを巡らせています。
ゲイじゃなかったら自分が好きになった人に「大好き」って素直に簡単に伝えられたのかな?
世界が男女という概念にとらわれることなく「好きなものは好きだからいいじゃん」って寛容だったら、こんなに人を好きになった時に悩まなくても良いのかな?
そもそも誰かを好きにならなければ悩むことや悲しむことも無かったのかな?
そんな事ばかりが頭を過ってしまいます。。
「好き」という気持ちは本来明るく良いイメージでなければいけないのに、私にとっては悲しくて辛い想いをしてしまう、そんなイメージがあります。
あまりゲイだからという言葉は使いたくないのですが、ゲイだからこそ余計にそう思うしそう感じてしまうのです。
本人の気持ちを大事にしたいのでどなたの記事なのかここでは言いませんが、その方の記事を読んでとても心を痛めたのでこの記事を書こうと思い書きました。
勝手にその人の心情を想い、勝手な解釈や想いを述べている事は謝らなければいけないです。
だけど、どうしても私の溢れ出てくるこの想いをどうにかして言葉にしたくてこうして書いています。
たとえどんなことがあっても、人を好きになる気持ちだけは一生死ぬまで無くさないで欲しいと願っています。
私も誰かを好きになる、その純粋な気持ちはいつまでも無くさないようにしようと思います。
長々と想いを語ってきましたが、最後まで読んでいただいて本当にありがとうございました。。