プラスの部屋ってどんなところ?2(待合室で壁打ち編)
プラスの部屋ってどんなところ?第2話です。
初回(第1話:扉をノックするまで編)はこちら。
扉を開けるとそこは待合室だった
プラスの部屋の扉をノックする=ギバーさんにDMをする。
やっとDMの送信ボタンを押すところまできた。
とんでもなく当たり障りのないメッセージをポチッと送った。
日程調整が始まるとともに、ギバーさんからの問いかけもすぐに始まる。
プラスの部屋はギバーさんと1on1で話す当日のzoomの3時間だけではなく、扉を開けたその瞬間にもう始まっていた。病院に行って待合室で診察前に問診票を書いている感じだ。当日だけではなく、この待合室でギバーさんに問いかけられて壁打ちをすることも含めて「ギバー學のプラスの部屋」なのだ。
待合室をうまく活用できなかった私
ギバーさんからモヤモヤしていることを教えてくださいと問いかけられた。
やっぱり!!すぐに答えられないよ!!と焦る。(前回の記事に書いたとおり、私はモヤモヤを言語化できていなかった。絶対質問されるのに。)
ここで、「きちんとまとめてから回答しなければならない」という完璧主義を発動してしまい、今DMを見返すとなんと返事をするまでに2,3週間かかっている(!)
もっと最初からギバーさんを頼って、まとまらないままでも言葉を投げ続けたらよかった。ギバーさんはどんな言葉を投げても絶対に否定しない。壁打ちをする中でギバーさんがしっかり整理してくれる。
これからプラスの部屋に行く方は、待合室での壁打ちはとにかく思い浮かんだことをギバーさんに返してほしい。やりとりをすればするほど、ギバーさんはどんどん深掘りしてくれるし、プラスの部屋の1on1のzoomでの話が充実すると思う。
ちなみに、私のモヤモヤは簡単にまとめると「今の仕事をずっと続けるのか?」だった。仕事を辞めて今の収入を手放す覚悟もなく、自分が今の仕事を手放してまで本気でやりたいこともない。自分で気づいていない「やりたい」が今までやってきたことの中にあるんじゃないか、と。
表面的な言葉しか出てこない
その後何回かギバーさんとDMでやりとりをしたけど、正直なところ表向きのきれいな言葉しか出てきていないような感じがしていた。
自分の気持ちだと思っていたものが自分の本心ではないのかもしれない?と混乱しながらも、とにかく頭に浮かんだ言葉をつかまえていった。
その合間にキャリアについて考えるきっかけとなる本も読んだ。今思うと自分の中の本心が見つけられないことに焦っていた。何か自分の気持ちや考えの捉え方を変えることはできないかとインプットに走った。読んでもそこに答えはないのはわかっているのだけど、読んだら何か変わるかもしれないと期待していた。
ギバーさんも自分を構成している本だと紹介されているこの本。短期間で2,3回読んだ。この本に関する問いかけもギバーさんからもらった。
本屋で見かけて購入した本。キャリアについてアンテナが立っていたので気になった。
結局他にもキャリアに関する本を読んでみたけど、結局期待していたように自分の気持ちをすっきり捉えられるようにはならなかった。頭の中で絡み合ったコードを解いていくのはとんでもなく大変な作業でそんな簡単にできるものじゃない。でも、本を読んだことで「働く」の考え方は少しアップデートしたような気がした。
ミッションステートメントを思い出す
問いかけの答えを考えていたらふと思い出した。
2年前、2022年に自分軸手帳部というオンラインコミュニティで7つの習慣の実践サークルに参加したときにミッションステートメントを作った。
7つの習慣の第2の習慣である「終わりを思い描くことから始める」を身につけるために考えた「ミッションステートメント」。そのときはやっとできた!という気持ちだったし、見つけ出した私の原則「自分が役に立てるよう人の手助けをする」は間違いなく、私の根本にある思いだった。
2年経って、ミッションステートメントを見返してみる。やっぱり根本は「人の役に立ちたい」という気持ち。でも、思い返すとミッションステートメントを作ってから行動に移ることはできていない。なのに、原則が間違っているようにも感じなかった。自分ではこれ以上進めないと諦めて、過去にミッションステートメントを考えたことがありますとギバーさんに送ってみた。それがプラスの部屋の1on1の3日前のことだった。
待合室での最後の問いかけ
ミッションステートメントを提示したら、すぐにギバーさんから問いかけが返ってきた。
私の中の少し深いところを覗き込む問いかけ。
問いかけを読んでもあまり言葉が浮かんでこなくて、あっという間に前日になり、この問いかけに答えないと明日を迎えられない!と焦った私は前日の夜に言葉を絞り出してアウトプットをした。
完全には答え切らなかったけど、そのとき頭に浮かんだ言葉をどんどん書いた。まとめてからわかりやすく伝えないといけないという私の思い込みがアウトプットを邪魔していたけど、筋が通ってなくてもいいし、断片的でもいいというギバーさんの言葉でやっと少しずつ私の奥にあった言葉が出てきはじめた。
そのとき私は気づいていなかったけれど、後日見返すとその日にギバーさんに送ったDMにはギバーさんと1on1で話したことが散りばめられた文章になっていた。
自分のモヤモヤの中にあるワクワクのカケラがやっと出てきた瞬間だった。
明日はついに1on1のzoomの日だ!