卒論向けた独り言
卒論のテーマ。これはアバウトにいうと、「アイデンティティ」だ、と答えられる。自分は、一体何を根拠に「自分」だと思い、他の個体とはどう違うと信じているのか。はっきりした答えなんて期待してないし、答えは存在しないものだ。
だけど、答えのないことを考えるのは時間の無駄だ!と断じてしまうにはもったいないような気がしている。だって自分のことだから。
けど、自分を知るということの難しさを一番知っているのが、自分である。というのは、ちょっと文学かぶれな表現だが、事実なような気がしている。
じゃあ、自分が、「自分」について考えるとき、どうしたらいいのだろうか。それは、他者に自分を照らし合わせることで、可能性が高まるような気がする。どんな他者でもいいわけではなく、疑問に思ったり、興味を持ったりできる対象で、かつ親近感が持てるものがいいのだろう。
なぜなら、卒論は、他の文章とは違い、他人の文章をいっぱい読み込んで、いっぱい考えて、その上で、書いていくという特徴を持っているからだ。興味や疑問を強く感じなければ、面白くないし続かない。
じゃあ、わたしにとって、対象となるものはなんだろうか。去年執筆したゼミ論は、「日本人」であった。卒論は?
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