「腹黒のジレンマ」感想文~あこがれと嫉妬の"でぃ"レンマ~
はじめに
「ぼくには変な癖がある。」こう始まる1文だけ読んでも、ぶんちゃんの魅力がいっぱい詰まっている。まずひらがなの「ぼく」。私は、文章書くときも話すときも、すごい一人称に悩むし、それなりに使い分けようとしている。まず「あーやっぱぶんちゃんは『ぼく』だよな。」となんとなく納得した。僕でも俺でもわたしでもなく。
つづいて、「変な」。これもぶんちゃんらしい。私が「変な」とか使うと、読み手はネガティブにとらえそうだが、ぶんちゃんが使うとすごく興味をそそられる言葉。「絶対、おもろい