どんどん軽くなる
~先週の火曜・水曜と素敵な夏休みを過ごしましたの~
高校の同級生の佐和ちゃんは、菊池温泉にある旅館の若女将。
今年の夏は近場で過ごそうとなって、友人の由美子さんと泊まりに行く事に。
以前一緒に伺って、すっかり意気投合した由美子さんと佐和ちゃん。
二人で、何だか不思議な神様の話とかスピリチュアルっぽい話で、盛り上がってました。私はぽかーんとして、聞いてましたけどね(笑)
その時の話に出てきた「押戸石」。阿蘇の小国というところにある石群で、進撃の巨人のロケ地にもなったそうです。
私は初めて行ったのですが、二人は何度か訪れたことがあるそうです。
写真を見て頂いたら、分かると思うのですが、日差しを遮るものはない快晴。私はずっと日傘を手離せず。
お約束なので、はさみ石に挟まれてきました(笑)
うそつきは挟まれてしまうらしいのですが、何とか脱出できました。
佐和ちゃんの説明によると、冬至と夏至の時にこの間に日が沈む、とか。
だから、偶然の産物ではなく、意図して配置されたのでしょうかね。
私はスピリチュアルな事は、否定はしないけれど、それほど詳しくもないので、まあ、二人が行きたいのなら、付いて行ってもいいかな~くらいな気持でした。
写真には写っていませんが、佐和ちゃんは祭壇石の前でお神酒をささげてお祈りしてるし、由美子さんは裸足になって踊って、その後草の上で寝転んでる。その横で、日傘をしっかり握ってしゃがみこんでいる私の図。
その後、押土石の後ろに回り込んだ時には、いきなり「やっほーーーーーー」と大声で叫ぶ私。ビックリした由美子さんに「えー、だって高いところに行くと叫びたくならない?」って言ってました。
何が言いたいかというと、三者三様の姿がなんとなく可笑しかったし、人それぞれの楽しみ方があるんだなと、しみじみ思ったのでした。
気が付けば、2時間も滞在していた私たち。お腹も減って来たし、途中ソフトクリームなんか食べちゃったりして、宿に戻りました。
菊池温泉は、泉質がすごく良いんです。お湯は透明な単純アルカリ泉ですが、化粧水のようにツルツルした感じです。朝風呂もいただいて、ちょ―――気持ちよかったです。
夜に布団に横になりながら、由美子さんとおしゃべりしているときに、「私変わった?」って聞いてみました。
「うん、そうね~。すごく軽くなったみたい。初めて会った頃は、まだ色々傷が癒えてない感じだった」って。
由美子さんと会って、多分6年くらいなのかな。確かに、6年前の私は、まだまだ深い霧の中にいたと思う。自分では離婚の傷は癒えていたつもりだったけれども、今振り返ってみれば、引きずっていたかもしれないし、癒えていなかったかもしれない。
こうであるべき、こうあらねばならない、に縛られて、考え方も狭ければ、誰に頼まれた訳でもないのに、勝手に何か思い荷物を背負っていたように思う。
その6年の年月をかけて、少しずつ少しずつ重い荷物を捨ててきました。もちろん、捨てるための努力をしましたよ。変わる努力もせずに、捨てることはできません。
だから、今の私はとても身軽。
軽くなった私に、これから進みたい道がはっきり見えてきました。道はもともとあったのに、私が気づいていないだけだったという、灯台下暗し。
さあ、ゴールはあそこ!
その道のりを楽しみながら、さっさと進もう。ワクワクがとまらない。
※名物若女将の佐和ちゃんが切り盛りする城乃井旅館はこちらをご覧ください→☆☆☆