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日記13

11月11日(金)

歌の先生・おぬきのりこさんの企画シリーズライブを赤坂のら犬へ聴きに行く。

今回はジャズの歌詞を先生ががっつり翻訳して朗読してから、歌を聴くというもの🙌✨贅沢😌💕💕

英語でもロシア語でもフランス語でも、私なんかからしたら日本語訳することだけで精一杯になりそうなものだけど

(何かまとまった文章を完全に翻訳するということ、そういえばやったことがない!)

翻訳家は、その国の言語や文化の専門家であるだけでなく『本人に文体がある』ことが大切だという。

それに、ある言語の単語が持つエネルギーをどうやったら失わずに日本語に変換できるか、ということを考え抜いた翻訳家の話も読んだことがある。

一つの単語を日本語になおすのに何ヶ月(!)か悩むとか…

あとドイツ語なんかは、どうしても日本語に訳するのが難しい意味合いがあるので(哲学用語とかそんなかんじだよね…🥺)、

日本語でなるべく意味が伝わるように、一つの単語をあえて二分、三分して“ひらく”ような感じにするとか。

作品の世界観は忠実に、でもどんな言葉が似合うかはこちらのコーディネート次第というところが、クラシック音楽をやるときと少し似ているなと思った。

話が逸れてしまったけど、おぬき先生の翻訳は可愛らしく上品な女の子が語っている雰囲気があって、それを聴いてから音楽の世界に浸るととても落ち着いた気持ちになりました😌 


11月15日(火)

オンラインイベント『編集さんいらっしゃい!』のインタビュアーをした。

今回は、私もかねてから大ファンである出版社、

書誌侃侃房(福岡にあるよ!)の藤枝大さん

に直接お話を聴くことができた😍❣️

ムック本『ねむらない樹』を中心に、今年読んだ中で最高に良かった一冊
なんとチベット現代文学の『路傍の陽光(ラシャムジャ)』
装丁がドストライクな『左川ちか全集』

など、リスナーがたくさんいることを忘れて喋ってしまった🤣💦

藤枝さんが国内外の作品を問わず、おさ本を探して出版するにあたっていつも心にあるのは

「すごい言葉が見たい」

とのこと。

まずは自分が読みたいから、翻訳、出版、PR方法含め可能な限りの最高を目指す。

自分が良いと思うものを自信を持って作ると、いつか必ず求めている人の元へ届く。

藤枝さんの仕事であると同時に、自己表現方法なのだなと思った。

インタビュアーはいつも準備がたくさんいるし、アドリブ対応力が求められるので緊張感を伴うが、好きな緊張感なのでもっとうまく人の話や魅力を引き出せるようになりたい。

書誌侃侃房さんのムック本『ねむらない樹』そしてそれに合わせたニットとアクセサリー(どこにあるか見えにくい笑)



うちにある書誌侃侃房本の一部

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