Episode2 移住、そして活動開始。
私は現在、愛知県の奥の奥、設楽町に住んでいます。移住の目的は、起業し、ここに定住することです。今は、そのための基盤を作っています。今回は、その活動の最初の頃のエピソード、考えたことをつづります。
私が、移住した詳しい経緯、その時のエピソードは、Episode1に書いてあるので、気になる方は下記からご覧いただけます。
前回、Episode1でめでたく"地域おこし協力隊"の採用もされ、設楽町に移住することができました。そして、これからの活動を始めようとする私たちは、活動をスピーディーに進めていくために、指針を決める必要がありました。
1. 活動指針の決定
活動指針については、結構、悩みました。
現在の方針になるまで、かなり右往左往していました。
でも、変化していくのは、当然のことだと思います。
まだやったことがないことだからです。
私は今まで、一般的な日本の教育を受けて育ってきました。
今、思い返すと、その中では、常に大きな目標が決まっていたり、大きな指針が示されていました。
そして、その大きな指針の中で、それれぞれが自分の身の丈に合った目標をつくり、それを目指し進むというものでした。
そのため、自分たちの活動、事業を進めていくときには、いきなり北も南もわからない、森の中に来てしまったように感じました。
しかし、そのまま森の中に立ち尽くし続けるのは、時間がもったいない。
なので、自分たちである程度の指針を作り、それを頼りに進むことにしました。
指針を作って、その通りに進む。それで違うものが見えてきてしまった、方向がずれていると感じたら、少し方向を変えてみる。
やみくもに進むより、間違っててもいいから指針や考えを持って進むことで、行くべき方向が分かってくる。
北も南も分からない時は、そうやって進んでいくものなのだろうなと思いました。
現在の活動指針
○たくさんの笑顔がうまれる場をつくること
○活動を通して設楽町の魅力を町内外に発信すること
4月、活動を始めました。
まずは、町内、周辺地域の方に設楽町の山林を使ったオリエンテーリングを知ってもらいたいと思い、町内を含む周辺地域向けにイベントを開きました。
しかし、人がこない、人がこない。。
たくさんの方に設楽町でオリエンテーリングを体験してもらはないと、
○活動を通して設楽町の魅力を町内外に発信すること
が達成できません。
2. 困難にぶつかる
周辺地域向けのオリエンテーリングのイベントを行っても、参加される方はあまりいませんでした。
そもそも、移住した周辺地域は、高齢化率 約50~60 %で、"スポーツ" と言って "参加したい!!" という人が少ない地域でした。
また、地域の人に聞くところによると、山が近いと、逆にあまり入らないそうです。ディズニーランドの近くに住んでいる人が、あまりディズニーランドに行かないのと同じ感じです。
ですが、やはり一番の要因は、初めて体験することに対する抵抗感だったと思います。
どんなサービスでも新しいターゲットにアプローチし、体験していただくことは、さまざまな工夫をしないといけないため、労力がかかります。
また、私たちが提供しているオリエンテーリングは、たくさんの記号があったり、使う道具が聞いたこともないような名前だったり、初めての人からすると少し取っつきにくいのかもしれません。
私も大学の時に、オリエンテーション部だと勘違いしたり、お菓子につられなかったら、オリエンテーリングはやっていなかったかもしれません笑。
そんな中で、私たちはどのように乗り越えていこうとしているのか。
次回のキーワードは”てこの原理”です。
お読みいただきありがとうございました!!
いつも応援ありがとうございます!!
次回もお楽しみに。
自然豊かな奥三河、設楽町で起業し、生きていくことに挑戦中しています。 OkumikawaOutdoor 代表