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Episode1 移住したきっかけ

 愛知県の奥の奥、奥三河に2019年4月に移住して、10か月がたちました。ここで一度、今までで活動してきた中で考えたこと、感じたことなどをまとめてみようと思います。まずは、移住したきっかけから。

 移住する前の私たちは、ごく一般的な夫婦で、アパートに住み、普通の生活を送っていました。私は、飲食店でパートをしている主婦で、夫は、都市開発に携わる会社員でした。
そんな生活の中で、徐々に自らの事業に挑戦してみたいと思い始め、思い立ったが吉日で、2人で方法を考えました。

 私たちは、昔より北欧発祥のアウトドアスポーツ "オリエンテーリング" をやっており、とても好きでした。そのため、オリエンテーリングはとても身近なものだったので、「オリエンテーリングでやっていこう。」と2人で考えました。

「オリエンテーリングをやっていくには、自然がたくさんあるところだ。」と思い、全国各地でいい場所がないか探しました。
そして、偶然にも当時住んでいたところの近くに、宝の町を見つけました。

また、”田舎 移住” で検索していた時に、”地域おこし協力隊” という制度について知り、またそれを宝の町でも行っていることを知りました。

”地域おこし協力隊” とは、
人口減少や高齢化等が進行している地方において、地域外の人材を受け入れ、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度です。

そして、
「私たちが行おうとしているオリエンテーリングだったら、町の自然の魅力発信にもつながるのでは」と考えました。

しかし、そのとき、募集人数は”一人”
また、活動形態は”ミッション型”でした。

町に電話で ”移住”、”地域おこし協力隊” についてお問い合わせしたところ ”一度、来てみたらどう?”と担当の方がお誘いくださいました。

 そして、意を決して、訪れたのが2018年12月
とても温かく迎えてくださり、いろいろなお話を聞いてくださいました。

そこで、受け入れ担当の方が
「今はミッション型ですが、今、提案型も検討しているところなんです。」と教えてくださいました。
なんと、私たちにとって、とても耳寄り情報。

さらに、さらに「活動内容を提案し、その案が採用されれば、2人で採用する可能性もあります。」とのお言葉をいただき、
次は、なんと、”2019年明けに、町長、副町長などのそうそうたるメンバーの前でプレゼンテーション” をすることになりました。

プレゼンテーション当日、
受け入れ担当の方々に見守られ、緊張しながらも町長たちの前で活動案の発表を行いました。
結果は、後日発表とのことでした。

帰路につくため、車に乗ろうとした時、

担当の方が走ってきました。



「採用ですっ!!」


なんと、当日に合否発表がありました。

そして、皆さまに温かく支えていただき、めでたく
2019年4月 地域おこし協力隊の制度を活用し、夫婦で移住することが決定しました。


一度しかない人生、私達は自らがやりたいことをするために、環境を変え移住しました。

今の人生に飛び込む前は、色々なハードルを感じていましたが、思い返すと一番のハードルだったのは自分の気持ちでした。

人は今の状況を生命的危機に感じていない場合、その状態を保つために環境を変えることに対し、リスクを感じるようになっています。

しかし、今回、そのハードルを乗り越えて行動した結果、自分が進みたい方向に舵を切ることができました。
なので、私は心理的ハードルに負けず、これからの人生、常に挑戦をしていくことを決めました。


読んでくださった方、いつも応援してくださる方、本当に感謝しております。
ありがとうございます。

自然豊かな奥三河、設楽町で起業し、生きていくことに挑戦中しています。 OkumikawaOutdoor 代表