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30代主婦、ウーバーイーツを始める。

30代、子持ち、共働き主婦である私がウーバーイーツ配達員としてデビューした時の話です。

2020年、本業(会社員)の方がコロナの影響もあり、出勤日が減りました。休みの日はしばらく保育園児の子供と一緒に休んでいましたが、家には在宅勤務の夫もいて、なかなか色々難しい。だったら働くか!と思い、一念発起。本業優先、子育て優先である以上、急なスケジュール変更に対応できないパートなどは難しく、選んだのがウーバーイーツでした。

ウーバーイーツを始めるには登録が必要。今はオンラインで手続きが終了するので簡単です。配達用のバックもAmazonで簡単に手に入ります。自転車もマンションのレンタル自転車があります。(電動ママチャリも所有していますが、車輪が小さいのでやめました。)

さあ、準備万端!あとは出発!

…と思うのですが、ここで地域に根ざした小太り主婦ならではの大きな壁が立ちはだかります。

それは


恥ずかしさ。


恥ずかしさにも2種類あって。

1、知人に対する恥ずかしさ
近所の知り合いに見つかると色々勘繰られそうで、恥ずかしい。

2、世間一般に対する恥ずかしさ
ウーバーって若い男の人が颯爽と!というイメージなので、小太りおばさんが一生懸命チャリをこいでいる絵を想像すると恥ずかしい。

もちろんどちらも甘えです。もし生活が厳しい場合は、そんな恥ずかしさなどお構い無しに働くしかありません。しかし幸か不幸か私は配達員として働くことに金銭的な必然性はありませんでした。そのため、配達員登録から実際に稼働する(=配達する)までには数週間かかりました。

ではこの「恥ずかしさ」をどのように克服したのか。

ズバリ「とにかくやってみる!」です。

実際稼働してみると、「2、世間一般に対する恥ずかしさ」はほとんど感じませんでした。当たり前ですが、ウーバーの配達員は「仕事」なので、飲食店の人も、配達先のお客さんもその前提で接します。配達さえちゃんとしてくれれば良いわけで、配達員の外見や境遇には興味がないのです。(極端に汚い、とかは別ですが)

つまり「世間はそんなに私のことを見ていない」。

皆それぞれ役割があって、その役割を達成してくれたら、基本的には他人様のことなんか、どうでも良いのです。一度交差点で「女の人がやるなんて〜」ということを通りすがりのおばさんに言われましたが、それはただの偏見ですからね。気にするレベルではありません。

ちなみに「1、知人に対する恥ずかしさ」は何度か配達を重ねて仕事に対する自信を持つことで、なくなったように思います。つまりこちらも「とにかくやってみる!」ことで克服できました。(それでも知人に会うと色々面倒なので、近所は帽子を目深に被り、なるべく早めに近所を脱出しています。笑)

結論。案ずるより産むが易し。どんな仕事でもきちんと誇りを持って働ければ恥ずかしいことなんてない。


「世間は自分のことを見ていない」と言いつつも、実際にウーバーイーツ配達員として稼働してみて、飲食店やお客さん、街の人々とのやりとりなど、色々楽しいと感じることも多かったので、それについては次の記事で紹介します。

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