病児保育つかってみた話の続き。
今更ながら、過去の記事「病児保育を使ってみた」
https://note.com/asami5912/n/n4f7c50f5579f
の続き。
あの日の大変だった記憶も薄れつつあるが、病児保育を使ってみて、思ったことを記していこうと思う。
1、預けるまでに時間がかかる
今回預けた保育室は、預ける前に指定の病院で診察してもらわなければならなかった。つまり、朝の1番病院が混む時間帯に診察してもらわなければならない。しかも「指定の」病院、というのが曲者である。いつも通っている病院ではない。はじめての病院なので、受付の仕方もわからない。受付開始の時間に電話してみると、すでにwebで順番待ちを受けつけている、と教えられた。慌てて順番を取ったが、もう私の前に20人並んでいることになっていた。順番待ちも「いつもの」病院とは進み方が違うため、先が見えない焦りを感じてしまった。結局、診察自体は一瞬で終わったため、正直、こんなあっという間に済む診察ならば、病児保育に行く人は優先的に診察してくれたら…と思ってしまった。それか、かかりつけ病院の診察で良い、という風にしてくれた方がこちらとしては何倍も心強い。
2、受入時間が短い。
今回の保育室は8時半〜17時半だった。私はたまたま昼からの仕事だったから預けられたが、普段の仕事だと到底間に合わない時間だ。仕事をなんとか調整して、遅刻して、なおかつ早退して…てなことができる仕事だったら、とっくに休みを取っている。それが出来ないから、病児保育を頼っているのに…!しかもお迎え時間は厳守。当然だが延長保育はないので、何がなんでもお迎えに行かねばならない。
3、知らない人に預ける
当たり前のことだが、初めての「病児保育室」には初めて会う保育士、看護師しかいない。とても良い方々だったが、慣れない雰囲気に娘はギャン泣き。体調が悪いのに、さらに泣かせてしまうなんて…。親としてはとても心が痛い。
正直、利用する前に一番危惧していた「人数オーバーで預かってくれないのでは?」という懸念は意外と当たらなかった。
ニーズはあるのに、利用者が少ない。それはやはりこの使いにくさに起因しているものではないかと思う。
例えば「病院」と「病児保育室」を併設し、診察から預け入れまでワンストップで済むようにする。
例えば「保育園」と「病児保育室」を併設し、保育時間に柔軟に対応できる体制にする。
このようなことを実施している病児保育室は既にある。ぜひ、私が住んでる市でも広がっていってほしい。
しかし、最終的には、病児保育がもつ「利用人数(=収益)が日によってバラツキがある」という問題をクリアしない限り、今後も病児保育が拡充することは考えにくいのかもしれない。
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