ざわざわの正体
出産したら、赤ちゃんはミルクの匂いで、あったかくて、かわいくて、いつでも大好き!ずっと抱っこしていたい、キラキラしたほんわかなイメージ…
をなんとなく私は持っていました。
現実↓
子どもは1~2時間おきに起きる、抱っこしてないと寝ない。
何か知らないけど母乳は神、みたいな変な信仰?だけは刷り込まれていて、出ているのかどうかもわからないのに授乳しなきゃならず。おっぱいは傷だらけ。痛いからやめたい。
でも、私があきらめたら、母乳しか飲まないこの子は死ぬのではとか本気で思っていました。
追い詰められて、折れる心もないほどにボロボロでした。
誰か、出産したらこうなるんだよ、って教えてくれたっけなぁ。
出産したら、なんでも許せるマリア様みたいなお母さんに必然的になれるってどっかで思っていた。
現実は全然違いました。
眠れないし、疑心暗鬼になるし、嫌なことばかり思い出す妄想、将来への不安…自分で何かを決めることができない、常に迷う。迷っている自分にイライラ。子育てに集中できない。子どもにもイライラする。そんな自分が許せない。自己嫌悪。
常に心がざわざわ、モヤモヤで頭がいっぱいになっていました。
眠らない息子
おっぱいから離れない息子…
横抱きできない息子
目が合わない息子
そして私の頭の中。
ずっと嫌なことばかり思い出す。心配なことばかり浮かぶ。
あの時私が悪かったから、あんなことが起きたのかな、とか。
ちょっと目を離したすきに子どもが死んじゃったらどうしよう、とか。
なんかおかしい。
絶対おかしい。
真美先生に会いに行ってよかった。
真美先生は迷いに迷っている私の道をすぱっと切り開いてくれました。
メールして躊躇していたら、じゃあこの日の何時に待ってます。って決まってしまった。
行くまでは本当にドキドキして、何か知らない世界が待っているような感覚でした。ここから先へ進んだら怖いことが待ってたらどうしよう、私おかしいって言われたらどうしよう、って。
でも行ってよかった。
これがなかったら今の私はないです。
息子には、バーストラウマがあるということがわかりました。
でもそれ以上に、私自身にもバーストラウマがあるということがわかりました。
私が母のお腹の中にいる時からの思い込みのクセが、まさか自分の出産、産後の子育てに影響しているとは。
👀から鱗。早く知りたかった。
ざわざわは、全部、赤ちゃんの時の記憶が刺激されて起きているということがわかりました。
すごくほっとしたのを覚えています。
思えばそのころに比べたら、
「自分が今何をどう感じているか」ということがちゃんとわかるようになった。
それまでは、自分の思いを言葉にするのが苦手でした。焦点を当てたくなかったのだと思います。向き合うのがつらいから。
でもそうやって幼いころから無視してきた感情たちがたまりにたまって
どっかーーーんと噴き出たのが、産後だったのです。
私の場合は、父が亡くなったころから徐々に表れていたと思いますが。
真美先生に会ったことで、弱音を吐きだせるようになりました。
ここが、セラピストを目指すきっかけになった第一歩です。