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椅子と腰痛とわたし

35歳を過ぎたあたりから腰痛を感じることが増えた。
おそらく、そり腰である。

要因はいろいろあれど、ひとつは自宅にあるワーキングチェアが合わなかったことだと思っている。

机に向かってタイピングしていると、どんどん腰がそっていくのがわかる。腕に体重がかかっていき、パソコンに向かってつんのめっていってしまうのだ。

縁側でおばあちゃんが正座して、猫背のままお茶を飲んでいる姿を想像して欲しい。あれに憧れている。わたしは、猫背ができない。

このままじゃ腰が壊れると思い、新しい椅子を買ってみた。
これだ。

しばらく使っているけれど、今のところいい感じ。

腰がそってきたなと感じたときは、猫背に近いポーズをとってリセットするようにしている。

それに、30分くらい経つとおしりがしびれてくるので、位置を直すためにくくっと身体を動かす、それがいいリズムになっている。

ワーキングチェアは、みんなが使っているから買った。作業するときは、ああいう椅子が良いんだろうという思い込みがあったのだ。それなりのお値段もしたから、自分に合わないだろう未来を想像出来なかった。

けれども、わたしには合わなかった。
端的に言えば、腰痛の悪化である。

世の中の正解がわたしにとっての正解にならないこと、今までもたくさんあったはずなのに、またしてもやってしまった。自分で自分にバカだねとツッコミをいれてしまう。

今回のことを機に、自分に合っているかどうか
これでモノを選んでいくと決めた。

世間の正解に惑わされない。
流行りにのらない。
価格の高いものが、正しいわけではない。

同時に、モノは変わるし自分も変わる。
体調も年齢も気分も流行りも時代も

みんな変わる。

だから、そのときの自分と目の前のモノとのタイミングを逃さないようにすること。

うん?
これって人間関係にも言えるかもしれない

そんなことを思いながら、ネイビーくん(椅子の名前)に腰掛け、これを書いている。

ネイビーくん、終わりのある関係だろうけど、これからよろしくね。

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ナースあさみ
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