初めての子連れゴールデンウィーク そのとき何が起こったか??
平成から令和へ時代が移った今年のゴールデンウィークも過ぎ去り早1週間。すっかり日常を取り戻しつつありますが、皆様、いかがお過ごしでしたか?
TwitterやInstagramを見ていると、海外に行った、ブログを開設した、ひたすらゴロゴロしていた、通常通り仕事だった(本当にお疲れ様です…!!)など、それぞれの連休を過ごされていたようでしたね。
ただ、私にとっては、それはもう戦々恐々とした連休だったのです。それは、なぜか。
活発に動くようになった1歳6ヶ月男児
2017年9月に生まれた我が息子。去年(2018年)のお盆は「ようやくつかまり立ちができるようになったくらい」でしたし、この前の年末年始も「近所の公園まで抱っこで行って、公園内でトコトコ歩くくらい」だったんです。
それが今年の2月くらいから急激な成長を見せ、一気にどこまでも走り続けられるだけの体力と筋力と好奇心を身につけ始めました。
通っている保育園はありがたいことに大きな園庭があるのですが、これまでは「お兄ちゃんお姉ちゃんが遊んでいるのを眺める」遊び方だったのが、最近は「すべり台をエンドレスに滑る」「車のおもちゃに乗って、地面を蹴ってどこまでも進む」「お兄ちゃんに混ざって追いかけっこをする」など、明らかに体を動かす量が増えている…
ん?ちょっと待って?と、私は気付いた訳です。
10連休中どうやって体力を使わせるのか?問題
保育園のおかげで
外遊び→昼食→お昼寝→午後遊び→お迎え
のリズムがきちんとついている息子。
すなわち、午前中に何らかの外遊びが必要であり(休みの日も自ら靴を履き、外に出せと怒り出す)、それがないと昼食もろくに食べず、お昼寝も十分にできないというサイクルに。
ただし、10日間毎日近所の公園だと、親も子も飽きてくる。遊具もブランコとすべり台しかないし。だからと言って観光地はどこも激混みだろう。そして付随する3食の食事の支度や家事育児…
これはやばい。
このままノープランでゴールデンウィークを迎えてしまえば、体力を持て余しゴジラと化した息子と、そのおかげで散らかりまくった部屋、やってもやっても終わらない家事の、トリプルコンボを食らうことになる。
そう思った私は、
妹①(3歳子持ち、旦那さんは連休中仕事なので完全ワンオペ)と、
妹②(新婚、子ナシ、最近家を建てた)、
そして我が母親にその場でLINE。
3世代の親・子・孫と、それぞれの旦那まで巻き込んだ一大プロジェクトを立ち上げ、完全タッグを組んでゴールデンウィークに挑むことにした。(LINE振り返ったら、1ヶ月前から連休の話ししてた。笑)
目標は2つ。
①(なるべくお金をかけずに)息子を飽きさせないだけの外遊びのレパートリーを展開する
②午前中に十分に遊んでいただき、その後たっぷりとお昼寝していただく
さて、どうなるか。
ここから、我が家のゴールデンウィークリアルレポートをお届けします。まじで日記みたいになっているので、興味ある人だけどうぞ。参考まで(参考なるかわからんけど)
4月27日 連休スタート
世間は土曜日ですが、私も主人も仕事があり、息子も保育園に行っていました。
明日からはしばらくPCは触れない…(触っていると息子も触りたがるからね)
そう思うと、「あれもこれもやっておかなければ…!!」と思い、結局終わったのか終わらなかったのか、何だかよくわからない状態に。
4月28日 最初のお休み
この日は、近所で開催されていたフリーマーケットへ。フリマはお目当の2割で、残りの8割は広い原っぱのある公園。
(※写真はイメージです)
ジョギングコースとしても有名なところで、芝生もあって池もある。お花もたくさんあって、ひとつ何かを見つけては、ものすごいテンション上がる息子。
その公園内で息子をひたすら歩き回らせる。さあ歩け。そしてたっぷりお昼寝をするんだ。
お昼時になれば、フリマと一緒にオープンしている屋台で食料調達。ばくばく食べる息子。
その後さらにパパと追いかけっこ。いい感じだ。
そして予定通り、帰りの車の中で爆睡。夕方まで起きず。
作戦成功☆
4月29日 明日からに備えて
この日は朝から、パパと息子をボーネルンド(みたいな施設)へ送り出す。
ボーネルンド知らない方は、「ボーネルンド キドキド」でググってみてください。夢の世界が広がっています。
簡単に言うと、室内のアスレチック施設。(写真は約1年前のもの)
1日遊び放題のフリーパスだと親子1組で2000円くらいするので(本家ボーネルンドならもっとするかも)毎日のように利用するわけにはいかないけれど、ここぞと言う時には利用する。
この日は、ここぞと言う時だった。なぜなら、明日からゴールデンウィーク終了まで、妹②の新居と、実家を順番に巡るツアーを予定していたから。
荷物のパッキング2人分(私と息子、主人は最初から自分でやらせる予定w)に加えて、家を6日間空けるので、洗えるものは全て洗濯、冷蔵庫の中の食材を使い切る、家中の掃除、などなど、やっておきたいことがたくさんあった。
最初は渋っていた主人だったが、私が予定しているタスクを伝えると率先して子守担当を買って出てくれた。笑
こういうとき、育児に協力的な旦那さんで良かったと、心の底から思う。喧嘩もよくするけどね。
ちなみにお伝えしておくと息子は、これも日々の規則正しい生活のおかげで、平日だろうが休日だろうが朝7時ぴったりに目が覚めるという素晴らしい体内時計を備えている。
そして、寝起きも素晴らしく良い。「おーきーてー!」っぽいことを言いながら、主人か私のどちらかにプロレス技らしきものをかけてくる。
つまり、「明日は休日だから昼までたっぷり寝れるぞ…」が通用しない。たっぷり寝たいとか昨日の夜遅かったとか、そんなことはおかまいなしに朝7時には元気いっぱいに起こしてくれる。
まず主人か私のどちらかが餌食になる。選ばれなかった方は3分間だけ長く寝られるけれど、3分後には同様のプロレス技をかけられる。
そんな感じで我が家は、休日も毎朝7時には起床、9時には身支度万全で「外へ出させろ!」と訴えてくる。なんなんだ1歳児の体力。
この日も7時ぴったりに起こしていただき、9時前にはボーネルンド(もどき)へ出発。昼過ぎまでたっぷり遊んだ後帰宅。昼食を食べながら寝てしまった。
やれやれ、今日もミッション達成…と思っていたところ、起きてから再び外へ行きたいと要求!夕方も近くの公園ですべり台をエンドレスに滑っておりました。
なんなんだ1歳児の体力…。
ゴールデンウィーク終了まで、あと7日。
4月30日 救世主現る
この日から一家揃って、妹②の新居へ。例に漏れず朝から行動し、道中で妹①とその子供(3歳)をピックアップ。
妹①の旦那さんは連休中も仕事につき、妹は完全ワンオペ。私以上に参っている様子。
iPadではいつでもアンパンマンの動画を流せるようにスタンバイ。これで車内で退屈になっても大丈夫!
幸い渋滞にもつかまらず、予定通り妹②宅へ到着。昼食には妹②の旦那さんお手製のパスタをいただく。作ってもらったご飯って、すっごくすっごく美味しいよね♡
午後からは鉄道・リニア館へ行くことに。午前の移動中に2人のキッズはお昼寝をしたのと、鉄道館へ行く間も寝ていたため、元気いっぱい。
本物の電車にテンションが上がる上がる!!!!
実物の電車を見てテンション上がり、
電車のジオラマを見てテンション上がり、
プラレールで遊べるコーナーでテンション上がり、
あっちへこっちへ走り回る…。
本当なら親が後ろを追いかけ回ることになり、大人が疲弊するところだけど、今回のお出掛けは大人の数の方が多いのが超絶ポイント!
大人5人(私、主人、妹①、妹②、妹②旦那)に対し、子供は2人。
これが大人1人子供1人だったら、ベビーカーを含めた大量の荷物を持ちながら子供を追い掛け回すという、何ともカオスな状態に。順番待ちなんか到底できるもんじゃない。
大人が2人いたとしても、子供担当と荷物・順番待ち担当に分かれることになり、やっぱりゆっくり会場を見て回ったり、家族で楽しむ、なんてことはなかなか難しい。
その点、大人がこれだけ揃っていると、子供担当2人、荷物担当、順番待ち担当、ゆっくり展示を見て回る担当?と、子連れながらも十分に楽しむことができる☆
この目的を達成するために、妹たちを巻き込んだのだよ…!!
まぁ全く関係ない妹②の旦那さんを巻き込んでしまう点では若干心苦しさがあったけれど、笑顔で「将来の予行練習になります!」と言ってくれたよ。この旅行中もかなり遊んでくれてた。良い人を見つけたね☆笑笑
ちなみに平成が終わる余韻に浸る間もなく、子供達は20時には就寝。大人も22時には就寝(というか寝落ち)
↑連休中唯一できたツイート↑
5月1日 GW一番のハイテンション!
世間のニュースは、平成が終わったことと、令和が始まったこと。即位の儀式を中継していたり、平成に感謝する映像が流れていたりしたけれど、1歳児と3歳児にはそんなもの関係ない。
相変わらず7時に起き出し、大声で「おーきーてー!」 この件をみんなに言ってなかったから、朝からかなりびっくりさせてしまった。
今日は10時に出発予定。子供のいない妹②夫婦にとっては、10時出発でもかなり早い方らしいけど、子供達にとってはむしろ遅い。
朝ごはんを食べ、歯磨き・着替えなどの身支度をし、妹の新居の広いリビングで一通り走り回っても、時計はまだ8時半。でも、のんびりしていたい大人たちは誰もまだ準備できていない…。
またしてもこれが大人2人だったら、遊び相手をしながら交互に身支度をするという、これまたカオスな展開なのだけど、大人が5人もいる今なら何だってできる!
とりあえず主人の身支度を最速で終わらせるよう促し、主人にはイケニエになってもらう(言い方…w)
イケニエとなった主人に子供2人と公園に行ってもらい、その間に家事や身支度を済ませるのだ!!!! だって仕方ないよね、朝食の片付けとか、洗濯とか、妹夫婦だけに任せるわけにはいかんやん?
こんなこともあろうかと、休み前の仕事帰りにダッシュで100均に駆け込み、シャボン玉セットを購入。近くのスリーコインズではアヒルのシャボン玉製造メカを購入しておいた。
この時にこれが大活躍し、何とか10時まで時間をつなぐことに成功した☆(主人が)
そして無事10時に出発!行き先は名古屋港水族館。
流石のゴールデンウィーク、かなり混雑はしていたけど、ここでも大人が多い有利性を生かして、イルカショーの場所を確保する人、ショーの時間まで子供と一緒に館内を見て回る人、と手分けできる☆ 途中で3歳児が「トイレ!」とか言い出しても全然大丈夫☆ 大人が多いって素晴らしい。
途中、妹夫婦はちゃっかり2人だけでデートしてたけど。まぁめっちゃ手伝ってくれてるから良いとする。
名古屋港水族館は「すっごく良いよ!」というクチコミを聞いてはいたけど、具体的に何が良いのかはよくわかっていなかった。
行ってみてわかったのは、イルカやシャチの水中での姿を見ることができて、しかもギャラリーのすぐ近くまで寄ってきてくれるということ!
これは子どものみならず、大人も大興奮だった!
他の魚も近くで見ることができたり、たくさんのペンギンも水中から見れたりと、評判が良いだけのことはあった☆
この時のイルカ&シャチショーの動画は息子のお気に入りで、今も「ざぶーん!」と言いながら毎日見てます。
名古屋港水族館、オススメです^ ^
5月2日 流石にそろそろ疲労がヤバい
当初の予定では、今日も朝から動物園へ行く…はずが、連日歩き回っていることもあり、流石に全員バテバテ…(大人のみ。子供はなぜか超元気)
なお今日も7時に「おーきーてー!」を発した息子の声を聞いて、別室で寝ている妹旦那はボソッと「怪獣がお目覚めだ…」とつぶやいたそうです。
ごめんね、そして本当にありがとう。涙が出るほど感謝してるよ。
とりあえず今日は、動物園へ行った後、妹②夫婦とはバイバイして実家へ移動する予定だった。けど、どう考えても動物園なんかいける体力は残っていない(大人が。子供は超元気)
考えてみればそりゃそうだ。我が家に限って言えば、連休開始日から公園だのボーネルンド(もどき)だの、散々動き回った。
新婚でまだ子供がいない妹夫婦も、2日間とはいえ、子供の予測できない動きにかなり振り回されていた。
妹②曰く「ホントに急に走り出すし、そっちは危ない!とか考えずに突進していくし。かと思えば、こっちが飽きるくらい1つの水槽の前でじーっと見てるし…なんか、気を抜ける暇が全くなかった」とのこと。
そうなんだよー!体力的に動き回ってしんどいっていうのもあるけど、一瞬たりとも気が抜けないっていうのがしんどいんだよ!キラキラした魚の水槽の前で「キレイだなー」ってぼーっとしたいけど、ぼーっとしてたら子供どっか行っちゃうんだよ!
「もう午前中は家でゆっくりして、午後から実家に帰ろう…今日はもうどこも行かなくて良いでしょ…もう許して…」という意見で満場一致したけれど、そうなると起こる問題は「誰か1人はイケニエにならないといけない」
大人たちがこれだけ疲弊しているのに、子供2人は充電満タン、元気いっぱいなのだ。
「今日はちょっと休ませて…」なんて、1歳と3歳には通じない。家の中を走り回り、ソファからジャンプし、壁にぶつかって泣く。
「ソファからジャンプしたらダメでしょ!」と叱って、3歳児は何となく叱られていることが理解できているけれど、1歳児我が息子はまだ理解できない。叱っている側からニコーーーーーーと笑って次のジャンプ台を見つけにいく。
これは、誰かがイケニエになって子供たちを外に連れ出さないといけない。
白羽の矢が立ったのは、私のダンナだった。
またしてもシャボン玉を持って、子供2人連れて公園へ。途中から妹旦那も公園へ行ってくれた。(「出陣」と言っていた…笑)
残されたメンバーで部屋も片付けや荷造りをしつつ、しばし休憩…。
妹②夫婦と別れて、我が家3人と、妹①と妹①の子供3歳は私たちの実家へ移動。ここでも渋滞はほとんどなく。それが本当に幸いだった。
実家では、じぃじばぁばが孫の到着を待ちわびていた。
楽しく遊ぶ子供たちを横目に見ながら、次々と倒れ込む大人3人(私、主人、妹①)…
ゴールデンウィーク終了まで、あと4日。もはやゴールデンって何だ?
5月3日 新たなる挑戦
この日は実家に移動してきての初日。ただ、昨日までの強力な味方がいない。
妹②夫婦はもちろんだが、頼れる私のダンナも、朝早くに出て行ってしまった。
そう、ダンナは今日から仕事で不在なのだ。
というわけで今日からの布陣は、大人4人(私、妹①、じぃじ、ばぁば)に対し子供2人。ただし、じぃじばぁばも連休中は仕事や予定があるため、妹②夫婦のようなつきっきりのサポートは頼めない。
幸いにも、今日はじぃじばぁば共に予定がない日だったため、早速全員でアスレチックのある公園へ。ここは入場料無料、駐車場代は終日500円。天国。
(※写真はイメージです)
これだけの遊具があれば、満足いくまで遊んでくださることだろう。そして、お昼寝もたっぷりしてくれることだろう。もちろん、例のシャボン玉も持参。
ばぁばがお弁当を作ってくれていたので、それを食べて、その後も少し遊ぶ。そろそろ眠そうだなーというタイミングで帰路に着く。
案の定帰りの車の中で2人とも爆睡。帰ってからも全く起きず。バンザイ☆
ただ、ここでひとつ思いがけない誤算が。
まだ「勝手に遊んでおいでー」ができない1歳児は、結局「大人と一緒にアスレチックに行く」必要がある。1歳だけど、自分も他のお兄ちゃんお姉ちゃんと同じようにアスレチックで遊びたい。でもまだできない。誰か手伝って!
今までなら大人が大勢いたけれど、流石にじぃじにアスレチックさせる訳にはいかない。妹①は自分の子のことで精一杯。
…私が行くしかないのか…(そりゃそーだ)
アスレチックって結構体力使うんですね。もう疲労困憊。息子と一緒に昼寝したし、夜もいつの間にか寝てた。
毎日こんなに動いても次の日にはスッキリ回復してる子供って、ますます意味がわからない。
5月4日 GW一番のカオス
さぁ、ゴールデンウィークも残すところあと3日。いよいよゴールが見えてきた!
ところが今日は、ゴールデンウィーク一番のピンチな日。
じぃじ、ばぁば共に予定があるそうで、過去最大に大人の手が不足している日なのだ。
両親共に朝から不在となったため、もう今日は親子ペア4人で何とか乗り切るしかない。気合を入れて臨む。
今日は午前中に、私の祖母が入院している病院へお見舞いに行く予定を立てていた。ちょっと認知症があるけれど、孫やひ孫の顔はわかるみたいで、行くと喜んでくれる。
病院までは、今拠点にしている実家から大人の足で10分もかからない。
私と妹は「ベビーカーを使わず、歩いて行って帰ってくる」決断をした。ベビーカーはある意味ラクだけれど、子供の体力は全く使わないので、その後に影響する。体力を使わせるなら、歩かせたほうがいい。
大人の荷物はなるべく少なく、でも必需品は持って、スニーカーを装備。
大人の足で10分、と言っても、道中には多くのトラップがある。最も危険なトラップは、やっぱり公園。
機嫌良く歩いていた3歳と1歳だが、公園のすべり台が見えた瞬間「遊ぶ!」と言ってその場から動かなくなってしまった。
こちらとしても、遊ばせたい気持ちは山々だけれど、体力の使用配分ができないチビーズを今このタイミングで公園に誘導したら、すべての体力を使い切るまで公園から出てこなくなる。「この後まだ病院まで歩くから、体力残しとかないと」ができない。目の前のすべり台に夢中なのだ。
大人の都合だと言ってしまえばそれまでだけど、「帰りに公園寄るから、今はお見舞いに行こう」の説得も虚しく、「公園で遊ぶの〜!」と泣き出してしまった。
※イメージ画像です。でもホントにこんな感じ…
こうなったらもう、選択肢はふたつ。無理やり担ぎ上げてお見舞いに行くか、一旦公園に行くか。
どちらを選ぶかは、その時の状況や大人サイドの考え方で変わってくるところだろう。
ただ、今の状況で「担ぎ上げてお見舞い」を選択したら、残りの約8分を、泣き暴れる3歳児を担ぎ続けながら歩くことになる。病院に到着したところでまだ泣き続けているか、超絶不機嫌なままだろう。やむなく「一旦公園に行く」を選択。
ただし、ここで3歳児と約束をした。「これからひいばぁばのところに行くから、すべり台何回滑るか決めよう。決めた数滑ったら、公園はおしまいね」
3歳は「4かいすべる」と言った。ここでラッキーだったのは、4回すべり台を滑ったら、ちゃんと機嫌良く公園とバイバイできたこと!
4回と約束したものの、子供の約束なんてすぐに覆る。「やだー!そんなこと言ってないー!!!!」と言われてしまえば、そこから第2ラウンドの始まりだ。
事実、私たちも一度は「お見舞いに行く」ことを諦めかけた。もうこのまま公園で遊んで帰ろうかな…と思ったりもしたが、4回で納得できたという想定外の素直さを見せたため、折れかかった心を何とかつなぎとめて、病院へ向かって再び歩き出した。
公園を過ぎても、道中のトラップはまだまだある。
コンクリートの隙間から花が生えていれば足を止めてじっと観察。
すれ違うおばあちゃんに「かわいいね〜」と言ってもらったら、来た道を引き返しておばあちゃんを追いかける。
そして何より、車好きなうちの息子は、気になる車を見つけると「ぶーぶー!!」と言ってそっちに向かって走ろうとする。車道を走行中の車に向かって。こっちも全力で阻止するが、ホントにやめてくれ。頼むから本当にやめてくれ。
そうこうしながら何とか病院に到着。この時点で、家を出てから既に1時間以上が経過していた。徒歩10分じゃなかったっけ。
ところが、ひぃばぁばの病室に行くまでに、更なるトラップがあった。
1階の正面玄関から入り、エレベーターに乗ろうとしたとき。
びったーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!
1歳息子が激しく転倒。床で顔面を強打した。この世の終わりかのように泣きまくる息子。抱きながら顔を上げさせると…
あぁ…鼻血……唇も切れてる…
騒ぎを感じ取った事務員さんが出て来てくれ、鼻血を垂らしている子供の姿にびっくりしたのか、「すぐナースを呼びます!ドクターも!」と。
ありがたいけど…この程度なら多分大丈夫だと思うんです…あぁ事務員さん行っちゃった…
とんだご迷惑を…すみません…
当直のドクターとナースさんが、大量のティッシュと脱脂綿を持って来てくれて、泣く息子を全員であやす。
すみません…本当にすみません…と言っていると、急にスイッチが切り替わったかのように泣き止み、再び歩き出した息子。外来のスタッフさん皆さんにお礼を伝え、ようやく病室へ到着…。あぁ…長い道のりだったよ…。
病室ではひぃばぁばとハイタッチを繰り返し、みんなで笑顔で過ごす。私と妹①の2人だけ、必死で疲労感を隠す。病室でもたまに出る鼻血。血のついたティッシュをベッドサイドのゴミ箱に捨てて帰ったら、見つけた看護師さんたちは大騒ぎになるだろう、と思い、(ひぃばぁばから説明するのは難しい…)大量の鼻血ティッシュは持ち帰り。
さぁ、お見舞いが終わったら、今来た道をまた帰ろう。(やっぱりベビーカー持って来た方が良かったかな…)
なんとか来た道を歩いて帰り、再びあの公園へ。すべり台に向かって走り出す。
もう満足するまで遊んでおくれーーーもう遊んでいい時間だよーーー!!!!
子供たちを疲れさせるための公園タイムだが、すでに大人2人が疲れきっていた。
遊び疲れた子供をそれぞれ抱っこして、家に帰る。疲れに追い打ちをかける様に、次なるミッションが待っていた。
そう、それは「お昼ご飯」。
というか、ここまででまだ午前中。笑
昨日までは妹②や母など、「ご飯を作ってくれる人」がいたから、大変だ大変だと言いながらも、私たちは「子供のことだけ」やってればよかったし、まぁそのために家族全員を巻き込んでタッグを組んだ様なものだ。
しかし、今日は誰もいない。もう栄養とか無視してデリバリーとかで良いんじゃね?とも思う。
だが、ここは地方の郊外、実家。
スーパーに売っているお惣菜はポテトサラダくらい。コンビニは家に帰るより遠い。宅配ピザもいつ届くかわからないし、ウーバーイーツなんて、ここの人みんな存在すら知らないんじゃない?
ぬーーーん…… 大人しく家でなんか作るとするか…。
超テキトーな焼きそばを作って、食べさせ、食べさせている側からウトウトしだす息子…。お昼寝と同時に、私も落ちた。
というかそもそも、ミッション②「午前中に十分に遊んでいただき、その後たっぷりとお昼寝していただく」に関しては、「息子が寝ている間にゆっくり休日を満喫できるように」という裏目的があったのだけど、息子を遊ばせるには私も体力を使うので、私も一緒に昼寝してしまうというトラップに気付いた。
ゴールデンウィークも終わろうとしている今このタイミングで気付いた。
夕方、昼寝から復活したチビーズは、2人して部屋で追いかけっこして遊んでいる。ホントこの人たちの体力は異常。
ゴールデンウィーク終了まで、あと2日。
5月5日 記憶にない
この日は、両親ともにちょっとだけ予定があるとか言って、午前中だけいなかった(連休になんでそんなに予定があるんだ?)
今日はお昼ご飯の心配はいらない。でも、午前中はまた誰もいない。
なんか3歳と1歳の2人で、家の中で楽しく遊んでるし、もう今日は公園とか行かなくていいか…。流石にちょっとゴロゴロさせてくれ…。
とか思いながら、リビングで少しばかりゴロゴロしていると。
「のりたべてる!!」と、妹の声。
え?のりたべてる?
海苔食べてる…
そう、ご飯が出てくる(言い方w)実家の唯一のデメリットは、
「家の中が子供仕様になっていないこと」
普段小さい子供がいない家だと、手の届くところにハサミやボールペンなどの文房具を置いていても、リビングのテーブルの上に陶器のコップを置きっぱなしにしていても、特に何でもない。
これが、小さい子供が家にいると、
引き出しは片っ端から開け、
テーブルにはよじ登り、
モノはなぎ倒すか落とす。
この海苔も、リビングのテーブルの上に放置されていたもの。しかもそれなりに高級なやつ。じぃじのご飯のお供。
息子は、テーブルによじ登り、自ら蓋を開け、海苔をぱくついていた…。ちなみにこの写真の後ろに写っているローテーブルにも、新聞とか何かのハガキとかが大量に乗っていたけど、来たその日のうちに息子が全部床に落としたよね。
まぁ、そんなこんなだったけど、ここから先の記憶がない。多分またシャボン玉とかしたと思うけど、本気で覚えていない。もういいや。笑
5月6日 終わりの始まり
いよいよゴールデンウィーク最終日!
正直あんまり(てか全然)休めてないないけど、それよりもう早く明日になって、とりあえず息子を保育園に送り込みたい。
今日は旦那に迎えに来てもらい、自宅まで帰る。もはや息子の外遊びとかどーでもいい(良くない)
早く家の布団に寝転がりたい。
昼過ぎには家に帰り、夕方に息子と旦那を近所の公園に送り出す。「なんで俺が…」とか言っていたけど、仕事とはいえ、3日間も1人の時間を満喫したんだから!という理屈で強制的に送り出す。
我が家のゴールデンウィーク、これにて完結。
大変で、はちゃめちゃで、面白い
こうやって改めて書いていると、ホントに自分よくやったと思う。笑
と同時に、かなり恵まれている方だったな、とも思う。
1:両親、兄弟、旦那の協力がある2:実家が程よい距離にある3:子供がまだ1人
これだけ揃ったのって、本当に他の人から見たら貴重なのかもしれない。
特に3に関しては、連休中何度も「子供が2人でワンオペってことは、これを全部1人でやるってことだろ…死ぬ…子供3人ってことは…考えられん…」と思いながら、白目向いていた。
そんな私でさえ、はちゃめちゃゴールデンウィークだったんだから、世のお母さんには「本当の1人ゴールデンウィーク」があってもバチは当たらないんじゃなかろうか。
1日くらい、お菓子食べながらゴロゴロしたって、映画のハシゴしたって、ホテルのビュッフェ行ったって、絶対に許されると思う。てか私が行きたい。
ただまぁ、先輩ママから言われた「小学校高学年くらいになったら『家族よりも友達と遊ぶ方が面白い』とか言い出すから、なんだかんだ一緒に遊べるのって10歳くらいまでよ」という言葉をいつも胸に刻んでいる。
私はどっちかというと、子供産んでも自分のこと優先にしたいタイプだから、何かにつけこの言葉を思い出して、「まぁまだ自分にも体力あるし、アスレチックぐらいやってやるか」と思うようにしている。
10歳までなら、あと8年半しかない。
世の中のお母さん、みんなで頑張ろう。
…という、何か「いかにも」良き母!みたいな感じで終わろうかと思うけど、私はちゃっかり「子供なし!本当の意味でのゴールデンウイーク」の予定を立ててるからね!みんなも立てようぜ!!
おしまい☆
いつもありがとうございます!いただいたサポートは、さらに知見を深めるため(本を読む、人と会うなど)、もしくは家事・育児のアウトソーシングに使わせていただきます!