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#2 Day 1:スクートで成田から台北を経由してシンガポールへ。フライト旅行記(2024 シンガポール・マレーシア旅 Season2)

こんにちは、あさまるです。

2024年7月、シンガポールとマレーシア旅行を3日前に思い立って行くことにしました。旅の準備編は前回の記事をご覧ください

今回は旅の初日。スクートという航空会社で経由便を利用し、シンガポールまで1日かけて移動した旅日記となります。


今回のフライトは初の経由便

今回搭乗するフライトは、Scoot(スクート)の成田発・台北経由・シンガポール便。スクートはシンガポール航空系列のLCCになります。

成田空港~シンガポール間の便は1日2便出ていて、「成田からシンガポールまで直行する便」と「成田から途中台北を経由してシンガポールへ向かう便」があります。
シンガポールに行くならほとんどの人は直行便を選ぶと思いますが、今回は格安の航空券を直前に入手したこともあり、経由便となりました。

台北を経由しますが、成田~台北間で利用することもできるので、連休を台湾で過ごす人たちも多そうです。
ピーチ、ジェットスター、タイガーエアなど、成田~台北間のフライトは多数ありますが、スクートもその1つに入ってきます。シンガポールが目的地じゃなくて良い、台湾旅行でスクートを利用するのも良さそうですね。

電車で成田空港へ

朝8時半に自宅を出発。成田空港までは約2時間ちょっと。

今回は受託手荷物なし、機内持ち込み可能なスーツケースとリュックの2つだけで4泊5日旅なので、10kgの制限に引っかからないか気にしながらの荷造りしたのでした。

私に荷物はおおよそ11kg。カメラやノートパソコンやら水のペットボトルを含めての11kgなので、手持ちすればなんとかなるだろうと思いつつ出発。

自宅出発後、現地で使う財布を持ってくるのを忘れたことに気付いて家へ取りに帰ることにしました。いまは円安なこともあり、2022年のマレーシア旅で両替したマレーシアリンギットは貴重なこともあり、泣く泣く引き返すことに。

気付いたら予定よりも自宅出発が30分遅れてしまったので、成田空港到着は出発1時間30分前という、かなりぎりぎりの時間になりそう。

都心部に出てからは、成田エクスプレスで一気に成田空港へ。

私は電車でアクシデントが起きてもリカバリーが立てられるようにギリギリの空港着は避けていて、空港へは3時間~2時間30分前には入るようにしているのですが、、、今回はやや焦りました。

成田エクスプレスで成田空港へ移動している最中に、Scootのアプリからチェックインだけ済ませることにしました。
チェックインは完了しシートも確定されたものの、チェックインカウンターで手続きが必要とのメッセージが。
きっと紙の搭乗券の発行がきっと必要なのでしょう。駅に着いたらチェックインカウンターへ急がないとですね。

また、成田エクスプレスの車内で日本のニュースを確認していたら、出発日の当日未明に、為替介入を行って円高ドル安になっていることを知ったのでした。気づけば1ドル161円が158円になっていた。
現地での両替はどの手段が良いのか気になってきました。

そんなこんなで成田空港へ到着。さあここから思いつき旅のはじまりです。

成田空港駅(第1ターミナル)
朝10時の成田空港第1ターミナル

空港でチェックイン

成田空港到着は出発の90分前に到着。チェックインカウンターまで10分としてあと80分。長蛇の列だったらどうしよう、とやや焦る気持ちでチェックインカウンターへ。

めちゃくちゃ混んでいる…と思ったら、これは台湾のエバー航空、成田~台北便のチェックインの列でした。台湾人気の高さを実感。

エバー航空のチェックインは列ができました

私が乗るスクートのチェックインカウンターは、待ちなし。非常に空いていて、並んでいる人すらいない。

私が今回搭乗するTR899便は12:35発

一瞬「今日はそんなにお客さん乗っていないのかな?」とも勘ぐってしまいましたが、実際搭乗してみたら満席でした。
単純に私のチェックインが遅いだけでしたね。

スクートのチェックインカウンター

そして、ドキドキの手荷物重量チェック。預け入れのスーツケースのみ計測対象で、幸いにもリュックは測られませんでした。運が良かった。
とはいえ、これは今回だけだったと思いましょう。
いつもこの運用ルールじゃないと思うので油断はできないですね。

制限エリア内のセブン銀行ATMで現金を引き出す

念のため、制限エリア内のセブン銀行ATMで現金2万円を引き出すことにしました。急激な為替変動に対応できるように、様々な選択肢を持っておきたかったのが理由です。
普段はクレジットカードのキャッシングだったり、前回の旅行で残っている現金がいくらかあるのですが、なにが最善の選択か気付けるのも大事であろうと思ったからです。

ちなみに、制限エリア内で引き出せる現金は最大3万円までの制限がありました。

Scoot(スクート)に搭乗

今回搭乗する飛行機はシンガポール航空系列のLCCであるScoot(スクート)。前回5月のマレーシア旅でも帰路で利用した航空会社です。
私は結構個人的に好きな航空会社です。雰囲気もポップで、有料オプションが豊富だからです。
機体もシンガポール航空傘下ということもあってか、LCCの中では比較的経年浅めの機体が多いので、安心感はあります。

今回は12:35発のTR899便に搭乗するのですが、あいにく飛行機の到着が遅れていて、遅延を1分でも回復しようと頑張っている様子が見えました。

出発時間である12:35から搭乗が開始。Scootのスタッフさんも間隔詰めて並ぶように言われたり、複数名で航空券の確認を行ったりと、手際が非常に良かったです。

このフライトはシンガポール行きなのですが、台湾・台北桃園国際空港に一度立ち寄ります。成田~台北便、台北~シンガポール便単独でも利用ができます。

いよいよScoot TR899便に搭乗です。

Scoot TR899便。機材はボーイングの787-9。
今回は「Maju-lah」という機体にお世話になります

成田~台北のフライト

13:00に離陸。台北までは約4時間弱のフライトです。

機内はほぼ満席。台湾は日本人に人気の旅行先ということもあり、ご家族での利用や、20代女性のグループ旅のお客さんが多かったですね。

3連休で台北観光する方が非常に多いんでしょうねー。

寝たり起きたり本読んだりを繰り返し、約4時間。
台湾・桃園国際空港へ到着です。
同じ便に再度乗りますが、一旦荷物をすべて持って降機します。

台北・桃園国際空港で乗り継ぎ

飛行機から降機したあとは、台北で降りる乗客と、引き続きシンガポールまで行く乗客で分かれることになります。

シンガポールまで行く乗客は、私を含め一度スタッフさんによって呼び止められます。

成田~シンガポールまで行く乗客は、私を含めてなんと5人。
ボーリング787という、300人以上乗れる飛行機で、シンガポールまで乗り通す乗客は5名というのに驚きました。
言い換えると、ほぼすべての乗客は、旅の目的地が台北だったのです。

「5人しかいないんだ!」と思った一方で、わざわざ時間のかかる経由便を選ぶような乗客はいないということを理解したのでした。
一般的には直行便を選びますよね。

今回私が経由便を使った理由は単純で、航空券が安かったため。
成田空港~台北~シンガポール~クアラルンプールで片道25000円でした。
連休前でこの価格は安いと思い、今回衝動的に航空券を出発3日前に発券したのでした。

シンガポールまで行く5人のうち、日本人は私ともう1名20代男性の1名。
ほか3人は黒人の外国人の方で、おそらくアフリカから来たであろう方もいらっしゃいました。

私を含む5人はScootのスタッフに乗り継ぎ手荷物検査場まで案内され、再度手荷物検査を行った後、搭乗ゲートへ移動したのでした。

桃園国際空港の出発案内

空腹にたえかねて桃園国際空港の制限エリア内カフェで水とコーヒーとサンドを購入。約1200円。
家から台湾ドルも持ってきておけば良かったと少し後悔。

乗り継ぎの地でも現地通貨が残っていれば持って行くと良いなという学びを得ました。

購入後搭乗ゲートへ行ってみると、すでに搭乗が始まっていてびっくり。
ここでも急ぎ目で乗客を誘導していました。

そう、成田発が30分ほど遅れたのですが、その遅れが続いていたのでした。
気流が良くないと速くはならないよね、と納得。

台北~シンガポールのフライト

台北~シンガポール便もほぼ満席。台北からシンガポールへのフライトは約4時間ちょっとです。搭乗率は同じくほぼ満席。

機内はほとんど台北発の乗客になったこともあり、話される言語が一気に日本語から中国語に変わりました。同じ機内、同じ座席にいるのに全然違うことを実感。

4時間ちょっとのフライトで着いたら夜なので、寛いでいる人が多かったですね。成田~台北のフライトよりも全体的に静かでした。

搭乗直前に急ぎの仕事が発生、機内WiFiのありがたさを実感

実は台北桃園空港から飛行機に搭乗する直前に、お仕事で急用が入りメッセージのやりとりが必要になったので、最終搭乗者になるギリギリまで桃園空港のWiFiで粘っていたのですが、スタッフに早く搭乗しろと催促されてしまいました。(当然ですよね)

機内に入ってしまったら連絡できずに4時間過ごすことになる・・・ピンチだ・・・と思い込んでいたのですが、ふと座席前のモケットにある案内パンフレットを読んでいると、Scootには機内WiFiサービスがあることを知りました

桃園国際空港からシンガポールへ

Scootでは機内エンターテインメントが省略されている代わりに、機内にWiFiが飛んでいて、スマートフォンのWebブラウザから飲食物をオーダーしたり、衛星データ通信ができるサービスを提供しているのです。
本当に危機一髪で助かりました。

機内WiFiからデータ通信サービスを申し込んで利用できる

料金プランはいくつかあるのですが、私は80MB 15ドル(約2400円)のプランを購入。
24時間有効で、不意にデータ通信しないように一時停止することも可能です。

利用中の画面。残り容量の確認とデータ通信の一時停止・再開ができる

80MBでできることは多くありませんが、SlackやChatwork、Teamsといったコミュニケーションツール、Googleドキュメントやスプレッドシートなど、テキストベースのツール利用においてはなんの問題もありませんでした。通信スピードが遅さも機内という場所だからか気になりませんでした。

機内って電波入らないのでデジタルデトックスできる環境なのでそれが好みの方もいらっしゃるかと思いますが(私もです)、急ぎ連絡したい際はめちゃくちゃ重宝することを今回実感。
テキストメッセージから急ぎ対応してくれた同僚にも感謝です。

急ぎの対応は離陸後1時間30分ほどで終わり、読書をしてうとうとしていたらシンガポール・チャンギ国際空港までもう少し。
チャンギ国際空港到着は21時すぎでした。

おわりに

今回はスクートという航空会社のフライトを利用して、成田~台北~シンガポールまでの様子をお伝えしました。

スクートはLCCに分類される航空会社ですが、オプションのサービスが充実していることが特徴といえるかと思います。LCCで機内WiFiが使えるのは画期的でした。
手荷物も10kgまで行けるので、LCCの中でもサービスレベルはとても高く感じました。

別途料金がかかるとはいえ、自分の状況に応じてサービス内容を追加できるのはとても良い体験でした。

成田を13時に出て、シンガポールに着いたのは21時(日本時間で22時)すぎ。9時間ほど移動にかかった計算となります。
直行便だと7時間30分ほどで行けるので、1時間30分ほど余分にかかった計算となります。

しかし、成田~台北、台北~シンガポールでそれぞれ4時間・4時間で分けての利用もできますし、一度台北で小休憩できることもあり、想像よりも気分的に楽なフライトでした。

長時間フライトに不安がある方には、この経由便のフライトを利用するのも良い選択ではないかと思った次第でした。

次回は、シンガポール・チャンギ国際空港を出て1日めの宿と夜のシンガポールの様子を記事にしたいと思います。

チャンギ国際空港の出発フロア。
こんなフォトスポット的な手荷物検査場があって驚きでした

それではまた次の記事でお会いしましょう。


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