部下のやる気スイッチが見つからない
”現役人事のコーチング”をやっています。アサマルです。
このnoteでは、マネジャーやチームリーダーの方向けに
部下との関係構築や組織活性化のヒントになる情報をお届けしています。
やる気スイッチが見つからない部下はいますか?
モチベーションを上げようと色々話してみるものの、
どうにも相手に響いていない。行動が変わらない。
あなたの組織にそんな部下はいるでしょうか?
そんな時、実は間違ったスイッチを押しているのかもしれません。
モチベーションの源泉ってどこにある?
部下のモチベーションを高めようと、上司から部下へ
こんな話をすることはないでしょうか?
上司:この案件を成功させたら、周りの人にも認められるし
きっと昇進にも近づくよ。応援してるよ。
部下:(う〜ん、それって自分にとっては
どうでもいい部分なんだよな・・・)
せっかく部下のためを思って、
いかに成功・承認・名誉につながるのかを伝えたのに、
部下にとっては納得感がない、やる気に繋がらない、
そんなすれ違いが起きているのかもしれません。
この「本人にとって」大事かどうか。
それはつまり価値観ということです。
モチベーションの源泉として、自分の価値観に合致していることが
一つ大きな要素として挙げられます。
部下の価値観を知ることで、どんな声かけが部下のエネルギーに
つながるのかを考える大きなヒントを得ることができます。
価値観をチェックしてみる
試しに簡単なワークで、ご自身の価値観からチェックしてみましょう。
次のキーワードの中で、「あなた自身が」より大事だと考えているものを
5つ選んでください。
次に、「ご自身にとって」重要度が高い順番に並べてください。
最後に、以下の問いに対して答えてみてください。
その5つを選んだ理由はなんでしょうか?
5つのキーワードから、それぞれどんなことを連想したでしょうか?
その順番に並べた理由はなんでしょうか?
この問いの答えが、あなた自身が大切にしている価値観です。
では、あなたの部下はどんな価値観を持っているでしょうか?
ある講師の方は、このワークを使った研修を1000人くらいにやってきて、
自分と全く同じキーワードを選び、全く同じ順番に並べた受講者は、
1人しかいなかったと話されていました。
では、あなたと部下が同じ価値観を持っている確率はどうでしょう?
恐らくそれはとても低いと思います。
良い悪いではなくただ「違う」
冒頭に出した上司と部下のすれ違いの例は、
上司と部下のどちらが良いとか悪いとかそういうことではありません。
2人はそれぞれ違う価値観を持っている、ただそれだけのことです。
違っていて当たり前なので、上司と部下の間で
すり合わせる必要もありません。
ただ部下の価値観を理解する、尊重するということが大切です。
価値観は、その人のモチベーションの源泉になっています。
部下と1on1を実施されている方は、このワークを使って、
部下本人に価値観について話してもらうのもいいと思います。
ご自身と部下の価値観がどう違うか、
部下自身が何を大事に考えているのかを知りたくなってきませんか?
そして、理解した「ツボ」を押す声かけができれば、
部下のモチベーションは、随分変わってくるのではないでしょうか。
自分と部下の価値観を知るワーク、ぜひ試してみてください。
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