レモンジンジャーをスカっと飲んだ
鎌倉暮らし9年目に突入。
いつの間にかここが地元となり、鎌倉の空に馴染んでいく自分。
せっかくなので、鎌倉暮らしについて書いていこうと思います。
旅から戻って気づいたこと
1週間のツアーから帰ってきた。こんなご時世でこんな長い旅に出せてもらえたことは本当に感謝でしかなく、愛知でも大分でも、本当に濃ゆい、愛のある時間を過ごすことができた。
大分からの飛行機が羽田について、リムジンバスで大船駅までたどりつく。そこからまたローカルのバスに乗り換えて自宅近くで下車すると、いつものにおいがした。
旅先から鎌倉に戻っていいなぁ、と思ったのは、ここがまだ、旅の続きみたいに感じること。
広い空があって、海と山の香りが混じった風が吹いて。そしてこの土地には、豊かに暮らす大人たちの智恵が根づいている。
梶原口マメコト商店さんの小上がりにて
今日、ボーカルレッスンをした帰りにハナサクウチニキテの美穂ちゃんと、梶原のマメコト商店さんの小上がりに寄せてもらい、レモンジンジャーをスカっと飲んだ。
ビタミンが凝縮され、海をかけぬけていくように爽やかな味わい。生命力を呼び起こされる気がした。
少し疲れていた体に、丁寧に作られた素材や調味料を使って、丁寧に作られたお惣菜をいただく。
これだけで、生き返る。
否、これこそが極上のエネルギーだ。
豆は命、さとみさんのごはん術
血や体が弱っている時はこんな風に食事をするといいよ、とおかみの さとみさんが心から信じられる声でたくさん教えてくださった。
豆はアミノ酸をたくさん含んでいるから、糖ばっかりじゃダメなのよ。
人間の体はタンパク質でできているから、良質なタンパク質をお豆から摂ってね。
4月の頭に体調を崩したところから、多忙な1ヶ月を過ごしてまだ完全ではなかった私の体。正直、最近料理欲を失っていた。
でもさとみさんのお惣菜をいただき、レモンジンジャーをいただき、お話を聞いて、美穂ちゃんともお喋りして。そうしたら、豆を炊く気力が湧いてきたなぁ。
人のあたたかさが、しみてくる
たくさんの人たちに救い上げられるこの命。
またもう少し頑張ろうって、あとから染みてくる滋味が、魂にツーーンと響いた初夏の夕べ。
マメコト商店さんでは在来種のお豆さんたちも扱っているのです。まぁるくて、かわいくて、なんと愛おしいこと。