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留学生の住宅事情④ーSubletとSublease

前回から間があいてしまいました、すみません💦

留学生の住宅事情で、subleaseとsubletについてのお話の続きです。

留学中に、インターンのために一定期間、他都市に行ったり、夏休みで一時帰国したりなどで、その時住んでいる家を数か月間、空けることもあると思う。

そんな時、そのまま自分の部屋を残していてもいいけど、家賃を払い続けているのに空けたままなのはもったいない。少しでも学費の足しもほしいし。

そんな時、sublet(sublease)、ようするに自分の部屋を「又貸し」することができます。
希望する期間だけ、有料で部屋を貸し出す。貸し出す相手も、自分で条件を決められます。

たとえば、「1B1B(1ベッドルーム1バスルーム=日本の1LDKのような部屋)の部屋を7月半ば~8月末まで、大学院生・または若手社会人の女性に限る。部屋はきれいに使うこと」と募集条件を決める。もし誰かとハウスシェアしていれば、「3人でシェアしている家のうちの1部屋。バスルームとキッチン、リビングルームは共同。他のシェアメイト2人は静かで清潔好き」などと、借り手と一緒に暮らすことになるシェアメイトの情報も盛り込む。

このシステムだと、短期(1週間~数か月)で家を借りたい、という時に、基本的には家賃だけの負担で部屋を借りられる。ベッドシーツや台所用品など、生活に必要な必需品や家具あれこれはすでにそろっており、ホテルとは違いキッチンや洗濯機もあるので、入居したその日から落ち着いた生活が始められるのが利点。

しかも、ほとんどの場合は一か月の家賃+光熱費やwifi費などだけで借りられるので、ホテルよりも安く済む場合もある。SUの学生も、学期中に他州や外国での長期研修が予定されてる人は、このsublease、subletだけで済ませている人もいた。

貸主によって、借りる際には「推薦状が必要」など、より厳しい条件がある場合もあります。当然ですが入居中もきれいに使ったり、退去の際には入居時の状態に戻すなどの注意が必要です。

また、自分の部屋を貸し出す場合も、空き部屋を遊ばせておくのではなく誰かに貸すことで少し家賃収入を得ることができる。留学生活の中でも家賃は大きなウエイトを占めるので、もし少しでも補填できるのであれば嬉しい。

もちろん、subletもsubleaseも家主も了承の上です。家主によってはsubleaseを禁止しているところもあるので、必ず事前に確認しましょう。


留学中に私が住んでいた部屋。家主の趣味でもともとおしゃれな内装で、とても気に入っていた

私は短期で借りられる部屋を探していた時、subletを探していた部屋の持ち主から「私が出発までに食べきれない大量の冷凍食品も食べてほしい」と、言われたこともある。これは実際に部屋の主と会って、直接会話したからできたことだが、なんだか近所に親戚のお姉さんが住んでいるような感じでいいな、と思った。

sublease, subletの情報は、Syracuseでは主に学生が参加しているFacebookのグループや、またはWhatsAppのグループなどでよく見かけた。こういったSNSのグループだと、情報を入手するのも同じ大学生・大学院生またはSyracuseに目的がある若手社会人が多いので、借り手の人物像がある程度は想像がつくので安心だ。

sublease、subletの情報が多く出るのは、やはり夏休み直前。夏休みに数カ月間、他州や外国に行く予定のある人たちなどが、皆一斉に投稿し始める。

私はこの仕組み、合理的でとてもよいなと思う。家を空けるけど遊ばせておきたくない人、本格的に住むわけじゃないけど短期でその土地の暮らしを体験してみたい人。需要があって、お互いのニーズがマッチしているなら利用しない手はない。

みなさまはどう思いますか?

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