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オリジナル版を知らない民が、2021年版ウエスト・サイド・ストーリーを観てきた話

観てきましたウエスト・サイド・ストーリー
 
歌もダンスも素晴らしかった!
古臭さや、時代が違うことによる違和感もなし。
3時間近くあるはずだけど
全然そんな感じしなくて、あっというまでした〜
オープニングのジェッツを始めとする
ストリートのダンスシーンの見応えがすごい。
カメラワーク最高でとても美しかったです✨
 
 
私は、実はミュージカルも
映画のオリジナル版も観たことがないのです。
青春群像劇?みたいなアツい系の話
(と、必ず出てくる殴り合い流血シーン)が
苦手なせいか興味を惹かれなかったのが理由で
ストーリーも全然知らない状態。
なんなら(←でた)ロミオとジュリエットを
ベースにしてることすらも知らなかったんで
観ながら、これ、ほぼロミジュリじゃね?と
おもってたという笑
 
 
今回観に行こうとおもったのは
プエルトリコ色が強く出てると知ったから。
決闘を始めとする、殴り合い流血シーンは
ほぼ全て、字幕だけ読める程度に目を細めて
しのぎました。笑
 
 
昔、レオナルド・ディカプリオが主演した
「ロミオ&ジュリエット」を観たときには
あまりの「愛がすべて」ぶりに白けたものですが
それで耐性がついていたのか笑、今回はそれほど
「愛がすべて」さは感じなかったです。
むしろ、社会の分断にスポットが当たってる印象。
2人の恋は、そこにたまたま巻き込まれたくらいの
位置づけに感じました。
 
 
主人公の2人が「1つになりたい」と歌うシーンは
とても示唆に富んでいたなと。
私は、愛とか好きとかいう感情は
「自分にないもの(切り離した/必要なもの)を
 取り込みたい」という欲求だと捉えているので
「愛してる」よりも「1つになりたい」のほうが
より動物的・本能的で自然な気がしたから。
製作者にその意図があったかはわかりませんが…
 
 
武装して決闘なんかしたら
幸せな結末なんか訪れるわけないことなんて
考えたら誰にでもわかること。
それでも、抑圧された怒りや悲しみが行き場を失い
「爆ぜる」形をとる以外におさまらなくなることは
充分にあり得る話。
戦争もそうやって起こっていくのだとおもうし
現にいまも、世界中で起こってる。絶え間なく。
そう思うと、やるせない気持ちにもなりました。
 
 
 
観終わった直後、後ろにいた2人組が
「あのゲイ役の女のコ要る?
 (本人の発言のママ。エニバディスのこと)
 チラチラ出るわりに何も使えねーじゃん」
とか言ってて、え、あの意義スルー?お前ら大丈夫?
と思うなどしたけど、まぁ人によって
差別へのアンテナはそれぞれなのかな…と。
私だって、周りに、差別とかだけでなく
移民のこと、音楽のこと、プエルトリコのこと等
さまざまな背景を教えてくれる人たちがいるから
楽しめただけかもしれないし。
 
ラッキーだな私、と
いま置かれている環境、関われる人たちに
改めて感謝の気持ちもわきました。
ほんとにいつもありがとうございます✨✨✨
 
 
あ〜〜〜長くなった。
とりあえず満足したよ〜というお話でした!
どんなふうに創られたのか興味がわいたので
パンフレット買ったら、分厚いんだこれが…
ゆっくり読んでる途中です。。笑
 
 
 
#ウエストサイドストーリー  #westsidestory #映画 #ミュージカル映画 #分断 #差別 #移民 #プエルトリコ

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