テレワーク、いいとか悪いとかじゃなくなんとなく哀しいって話
わたし個人的にはテレワークは気に入っている。
朝起きてちゃっと準備して、パソコン立ち上げたらもう仕事!
化粧だって軽めでもばれないし、電車乗らなくて良いし、服も格段に気にしなくてよくなった。おかげで朝家事スタイルが出来上がっているし、寂しがりやの犬の気持ちも安定しているようだし、カモンテレワーク、IT進化バンザイ♪
でも1つの企業の社長としては…やっぱりなんとなく哀しいって、こないだ気がついちゃった。
よく言われる、オンとオフとかプライベートと仕事とか、そういう切り分けをするようなメンタルで会社と付き合ってきたわけではなくて、わたしにとって会社はマイライフの中にガッツリ組み込まれたひとりの子どもみたいなもの。30歳から実に17年間一緒に育ってきた。
そんな中、
コロナ禍の波が押し寄せて、職業柄WEBに慣れ親しんだスタッフばかりで何の混乱もなくスムーズ移行ができて、するんとテレワークが浸透。
その後緊急事態宣言が解除されて徐々に50%出社とかしてみたものの、会社に通うという意識は完全に「今日は会社に行く日」みたいな感じになった。
会社に行っても人が少ししかいない。
整えたオフィスの中で、衝立の段ボールを立てながら仕事をしているから、いる人の気配もちょっと感じにくい。
来客もないからオフィスの見栄えもちょっと良い加減になってきてる気がする。
みんなが見えないーーなんだこれは。
17年間共に生きてきた子、人間にすると高校生か・・・なんだかいきなり「オレ明日っから一人暮らしするから、家決めてきたから」って宣言されて出ていってしまったみたいな。それで「仕送りはよろしく」って勝手に決められたみたいな。
もう大きくなったんだししっかりやれるとは思ってるけれど、料理も教えてないし、家事だっていい加減だし、学業はだいじょうぶなの、ちょっと待ちなさい、母さんの話も聞いて!!
子に対しての責任は親にあり、出ていった子供が失敗をすれば親が責任をとるのよ!
頭では理解している。
テレワークでやっていくことだってできることもわかる。
でもそう考えていることとは別の次元の部分で、少し哀しいなって気分になるのはなんなんでしょうね。
変化は歓迎だし変化の中でやっていくって決心もできていたのに。
人との間を大切にしたいっていう軸をぶらさずにみんなの気配も感じる方法はいくらでもあるでしょう。
でもガランとしたオフィスを見つめながら、
ああまたここでみんなで集まってピザを食べたいな、そんなことを思っちゃうんだよね。
テレワーク、いいとか悪いとかじゃなくなんとなく哀しいって話。
哀しくならないテレワークの仕組み、早く考えなくちゃね。
下の写真はこないだの七夕の願いごとたち。
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