おかえり、ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA!!
ロッキンが、ひたちなかに帰ってきました!
あれから5年が経ち、
きっと、たくさんの人がいろんな思いを抱く、RIJF2024 in ひたちなか!
お休みになってしまった2021のキャップを御守りに、行ってきました。
ひたちなか。
着いて、まず思ったのが、あぁ。この土地には、たくさんのひとの愛がしみこんでいるなぁ。。。でした。
最初に説明しておくと、一個前の記事で書いているように、昨年、一昨年と職場での軋轢やらなにやらで、当方、一度心が壊れてしまっていたようで。今なお、時間かけて立て直している最中みたいなので、言葉、表現、内容が薄っぺらいなぁと思われるかもしれませんが。。。
ずっともう、自分のなかから、心や感情、言葉がなくなってしまったかのように感じていて。でもそんなはずはないんだ、と心の表層に、散り散りになってしまった欠片みたいなものを、拾い集めている作業みたいなものかもしれないので、
生ぬるくて、うすっぺらい、キレ味のうすーい感想になってしまうかもしれませんが… わたしなりに、このフェスに参加した身として恩義と感謝を、ここに伝えたい。と思いました。自分の気持ちは、また別に書きます。
少し遅れて到着した勝田駅。また会えたオブジェが、すでにうれしかった。
歴代の出演者リストのパネルみたいなのが足元にあって、名前を見つけてすかさず写真に撮る。(その時は知らなかったけど、開催された最初の年からの分もすべてあったらしい。撮ればよかった。)
シャトルバス乗り場は、駅を出てすぐのバスターミナル近くにあって、当日の人でも買えるように(地元の?)おじさんたちが、たんまりとお釣り用の小銭を用意した缶カンを準備してくれてて、なんだか初っぱなから、「わぁーありがとう!」となった。
もらったシャトルバスチケットがとても可愛いくて、引き換えに渡しちゃうのがもったいないくらいで、手元に残らないなら、と自撮り下手な自分だけど、写真におさめておきました。
会場に向かうまでのバスにも運よく座れ、お隣になった方のバッグのロゴから「あ、ご同輩!」だと気づき、ちょっと迷ったけど、今年の目標のひとつを、「エレカシ好きのお友達を作ること」に(もう残り三か月だけど笑)設定していたので、勇気を出して話しかけてみました。笑
その方もおひとりで参加されていたらしく、いつ頃からの出会いとか、行ったことのあるコンサートの話をして、最初は娘さんが好きになって「そんなにいいのなら」と聴き始めたということで、逆というか珍しいパターンにびっくりしたけど「それは素敵ですね」と心からの感想が出た。
「ソロも好きだけど、やっぱりね。エレカシが、見たくて」電車を乗り継ぎ3時間…「でも意外とあっという間で、全然大丈夫と思った」と微笑む顔が素敵でした。
そして誰が好きか?みたいなお話になって、「…誰?」としばし考える。「やっぱり、宮本さん?」「あ、はい。それはもちろんそうですけど…。え、でも、箱?っていうか、や。全、、、全、エレカシ。」という謎の解答をしてしまうも、その質問にテンパりすぎて、お相手の推しが誰だったのか聞いた気がするのにわすれてしまって、今もう一度改めて聞きたい。笑
シャトルバスからROCKのオブジェが見えて、ついに会場へ到着。お互いに「久々のエレカシ、フェスを楽しみましょう!」と御礼のご挨拶をして、別れる。
会場に降りたって、写真におさまりきらないくらいにどどーんとでっかい「ROCK IN JAPAN FES. 2024 (in Hitachinaka)」の看板!!本当に大きくて、横にしたけどフレームからはみ出てしまって一枚じゃ撮りきれなかった。笑
完全チケットレスになっていて、スマホで表示しながら横の機械に自分の顔を合わせるだけで、自動で認証OK!わー近未来感、好き。笑
荷物検査を通り抜けて、ゲートを超えて、なかへ。
入ってすぐに池?みたいなエリアがあって、あ、ここは公園なんだと気づく。(なんだか地元の公園に似ていた)かすかに音楽が聞こえて、誘われるように草むらの小道をステージへと向かう。途中に広めのトイレがあったので、そこで着替えることにした。
着替えて気付いたけど、とっても暑い!地面からの熱波を感じて、ちょっとだけ出た生の足のエリアを容赦なくジリジリとせめてくるもんだから、じっとできないフラミンゴみたいになっていた。
遊園地、観覧車。自動販売機。 雲が高くて、それでも9月なんだと知る。
でも付け加えると、わたしは、蘇我も好きです。
(初めて行ったJAPAN JAMからずっと)
今年も最高に熱くて、最高に楽しいフェスだった。
芝生の丘に走って、靴を脱いで寝転んだこと。
夕暮れ時の風が気持ちよくて、音楽が流れてる柔らかな空気のなか
手のひらを空にかざしてみると、(一年前の京都ぶりに)「あ、守られてるなぁ」と感じた。ここは、安全な場所だ。と。
きっと、すべてのスタッフさんたちが、みんなにとっていいフェスにしようと、一生懸命考えて工夫して整えてくれてるんだ。テント下でご飯を食べていたら、隣に座った男の方二人が、今回のお水のリフィル無料の案が大成功だったことや、Hillside Stageのアーティストの方の音楽が、どう聴衆に届くか?等を話していた。
音楽を大好きなひとたちが、みんなが安心して楽しめるフェスという場を、守ろうとしてくれたからある、今日という日。
見上げた空に少しずつ形の変わる雲と、ピンク色のグラデーション。すれ違う人が、口ずさむ歌。穏やかで平和で、陽気で楽しくて、優しくて、そして
移動も楽。(この「楽」というのも、とてもよく考えられていた)
ひたちなか。について感じた
土地にたくさんの愛がしみこんでいる。という感覚。
あの町の人たちは、ひたちなかでおこなわれる「ロッキン」のことをすごく大切に思って、今も好きでいてくれるのだなぁと。
そして、あの場所で、今まで流れてきた音楽と、参加してきた人たちと、一緒に育ってきた木々や花たちも。
諸事情で、今回はフェスを楽しむ!ということが、後半(というか、最後の最後の方くらい)まで出来ていなくて、だけど、あ、せっかくここまで来たんだから。ちゃんと、見届けてから帰ろう。とその度、何回も思い直して、会場へ向かっていた。
その代わりに、周りにいたひとが、気付かせてくれたことがたくさんある。
帰りの時間を気にしていたけど、「おもてなしがすごい!」とばんばんくるシャトルバスに、感嘆の声で叫ぶひとがいた。地元の本気(のサポート体制)を見た気がした。
木陰で食べるフェス飯にも、音楽が届いて、包まれて、誰もひとりにしないような、そんなあたたかさがあって。
実家に帰ってきたときのような、なぜだかわからないが、いるだけで心が安らぐような、そんな不思議な心地よさがあった。
土地に愛が染み込んでいると、皮膚とかじゃなく、歩いているだけでわかる居心地のよさ。がある。
隅々まで手入れが行き届いていて、育ててきた、育った安心感があって。
いちばん後ろから、だから伝わる景色があった。
最後のエルレで思わず、柵の前からスペースへ踏み出して、手を上げて踊る若者がいた。
家族連れが、肩車したり、お子さんを抱きかかえなながら、観る。
時に手を繋いで、踊ったりぐるぐる回って、一緒に歌を歌ったり。
SUPER BEAVERさんの時は、左ななめ前にいたカップルが目を合わせて、にこって笑って、彼女さんが彼さんの頭をヨシヨシしてあげていた。
MCに、タオルで目を拭う並んだ女の子たち。
個人的にだけど、最後にあがった花火を見ながら、
「そうか。やっぱり、ロッキンひたちなか開催のアナウンスは、こんな打ち上げ花火のなかで。みんなの笑顔と驚きと喜びの顔を、見たかったんじゃないのかなぁ」なんて、思って。そんな、最高な瞬間の花火を、みさせてあげたかったなぁ。。。なんて、ちょっぴりしみじみと、思ってしまいました。
(お仕事ですし、うれしすぎて、だまっておけないのも、とっても気持ちもわかるんですけどね。)
「最高の笑顔を、最高の形で」なんて、願って準備してきたそんな素敵な、壮大な「ロマン」みたいなものが、守られても、いいんじゃないのかなー!とか。ちょっとだけ、というか。わたしは、そう思ってしまいました!!
せっかくの大成功。せっかくの祝福、愛の溢れる祝祭空間になったので、余計なひとことは、ここでおしまいです!
初めて参戦した時に思わず笑った、シャトルバスの運転手さんのトークも。(きっと毎年「今年もロッキンの季節が来たぞ!」と気合い入れてくれてたんだなと思った)
会場を去るときに、見送ってくれるスタッフさんと交わすお礼もハイタッチも、今年も変わらず、そこにあって。
帰り道に降り出した雨。雷光るステージも。
森の向こうから聞こえるDJの曲に、いつしか一緒に揺れて、歌う人たち。
最後の夜空を彩る、花火。
やっぱり、ROCK IN JAPAN FESは、ひたちなかが似合うなぁ。
そんなすべてが特別な、繋がり。愛を感じた。
ここにいるみんなが、音楽を愛している。
そんな幸せを感じられる、最高に素晴らしい空間、時間、場所、ひとたちでした。
5年ぶりに開催をしてくれて、どうもありがとう!!!