見出し画像

格好悪くたっていいじゃないか

私は、褒められるのが好きです。他人に認めて貰うのが好きです。凄いって言って貰えるのが大好きです。

だから同じ位置に立って、私じゃなく別の子は褒められるとコンチクショー!ってなります。美人な女の子にはそりゃもう心の中で嫉妬します。美人で生まれたら、人生の100倍は徳をするんだろうなとか思っちゃいます。羨ましいぜ美人。君のその顔、ちょっとばっかし貸して欲しい。

さらに私はそんなに頭がいい方じゃありません。人の10倍努力しないと、勉強もできないし覚えられません。天才の頭脳が欲しかった。崖から落ちて、IQ上がったりしないかな、そんな馬鹿なことを考える単純な人間。なのにこんなプライドばっかり高くなっちゃったんです。

私を褒めて〜、私を凄いって言って〜。ホメテホメテ。

あちゃーって感じですよね。本当なんでこんなことになっちゃったんでしょう。別に自己評価が高いわけじゃないんです。でも褒められたい、認められたい。そんな思いが消えない、全然消えない。文章にすると改めて面倒臭い女ですね。

ドイツに来て、ドイツ語がなかなか覚えられなくて、お仕事はあるものの貯金を削りつつ生活する日々。全然かっこよくない。

ならドイツ語覚えて、もっといい仕事を探しなよ。

そうもう1人の自分が言います。でも、全然覚えられない。頑張らなきゃいけないのに、サボってしまう。他のドイツや海外で頑張っている人の記事を読んで、私もこうなりたい、いいな〜羨ましいな〜いいな〜。

そうやって口ばかりの日々。

「海外で1人で生活できるだけで凄いよ」

優しい言葉をくれた友人。でも思うんです。しっかり地に足をつけて前を向いている貴方の方がよっぽどかっこいい。

「やりたいようにやったらいいよ、挑戦してみたらいいよ」

後押ししてくれた、大好きな親友。でもこれって本当に挑戦なの? 逃げてるだけじゃないの? そうもう1人の自分が言います。

本当に全然だめだ、格好悪いすごく駄目だ。でも褒めて欲しい、誰かにもっと認められたい。そう思う日々でドイツで会った友人が言いました。

「君はいつも何かに強いられてるね」

君はいつも正しくあろうとする。こうあるべきだと考えてる。でも出来ないこともあるんだよ、そう補足してくれました。

それでふと気がついたんです。そっか、私うまく出来てないんじゃん。駄目なんじゃん。

その日家に帰ってから、もう一度自分について考えました。ドイツ語が出来ないわ、お給料は少ないわ、かと言ってなかなか勉強は続かないわ。

うん、そうか私上手く出来てないんじゃないか。格好悪いんじゃないか。でもそれって別にダメなことじゃないんだ。

これを人は正当化と呼ぶかもしれません。出来ないことを、格好つけているだけじゃないか、そう言う人もいると思います。

それも正しいと思います。

でも、こんなダラダラと長い文章を読んでくれて私と同じように悩んでいる人が居たら、伝えたいんです。

格好悪くてもそれは駄目なことじゃありません。

格好良くなりたくて、努力しようとして。その努力が出来なかったり途中で諦めたり。何一つ出来てないのに、格好良くなった自分を、夢物語を頭で空想したり。

それでもいいじゃないか。それが私なんじゃないか。

私は、そうやって最近ようやく格好悪い自分と向き合いました。格好悪いぞ、私。でもそれが私。なら明日は多少、ほんの少しでも格好良くなれればいい。

もしこの記事を、ここまで読んでくれたら神様みたいに優しい人が居たら伝えます。

自分に強いないで。

こんな感じの記事をまた書いていきたいと思います。需要があったらやっぱり私は嬉しいです。







心やさしきサポーター様がいらっしゃったら、食費と生活費に循環されます。ご飯大好き。