111.幽霊歌〜ghost song〜（詩）
遥か上空に聳える城の中
赤いベッドで息絶えた姫
最後の景色は嘲笑う赤い薔薇たち
この記憶は誰のものだろう
今の私は私じゃないだろう
幽霊の根源は群衆心理
見えない誰かに踊らされ
見えない何かに脅されて
あなたの心に幽霊歌は流れてる？
それはレクイエムですか？
それとも讃美歌ですか？
後悔の音色は次元を越えて
いつか神にも届きますか？
思考が現実に変わる瞬間さ
灰色の海に 概念の人魚が
溺れるように 明日を泳いでる
そんな毎日でも 諦める事勿れ
あなたの心に幽霊歌は流れてる？
それはワルツですか？
それともロンドですか？
崩壊の音色は次元を越えて
いつか神にも届きますか？
その時の風を その時の匂いを
その時の悲しみを 余剰次元に詰め込み
心の翼を広げて 赤と黒に染め上げて
堕天使ごっこで 踊りましょう
誰にも真似できない キスを交わしながら
遥か上空に聳える城の中
黒いベッドで息絶えた私
最後の景色は嘲笑う黒い神たち
この記憶は誰のものだろう
今の私も私じゃないだろう
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