みんなみんな繋がっている。
こんにちは!
WEB投稿を中心に小説を書いております、緒川ゆいと申します。
連続投稿チャレンジも5回目。ああ、5回目! グッズ抽選資格が得られる、5回目! 続けることが鬼のように苦手な私にとってはほんとよくやったなおい! と言いたくなる数字。。! 頑張った、私!
とひたりつつ。本題に移らせていただければと思います。
選ばせていただいたテーマは「私のイチオシ」。
私にとってのここ最近のイチオシといえば、これだと思います。
プラネタリウムコニカミノルタで上映中のプログラム、
SONGS for the PLANETARIUM
──星空と巡るプレイリスト──
「プラネタリウムコニカミノルタ」は東京、横浜、名古屋にて展開されているプラネタリウムです。
従来の科学館などで上映されている、星座や天体についての学習色が強いものとは違い、音響、アロマなど、視覚以外の部分からのアプローチも楽しめるプログラムを多数上映してくれています。
昔からずっと通い続けていたコニカミノルタ。
そのコニカミノルタに昨日、行ってきました。
本当は行く予定ではなかったのです。月末でやらないといけないことも多かったので……。
しかし、夫に説得されて行きました。
と言うのも、少し、私が落ち込んでいたせいです。
実は一昨日、歩いていて、軽い接触事故を起こしてしまいました。
横断歩道を渡り切ったところででした。右に曲がったらもう我が家、という場所で、自転車に乗った女性と衝突してしまったのです。
あまりにも突然のことで驚いてしりもちをついてしまったのですが、申し訳なかったのは相手の女性をものすごく恐縮させてしまったこと。
「大丈夫? あなた、大丈夫?」
何度も何度も訊かれて、「いや、ほんと、大丈夫です。私がちゃんと見えてなかったので。ごめんなさい」とこちらからも謝りました。
事実、私が悪かったのですから。
私の目は眩しさにとても弱いです。矯正器具を使っても視力がほぼ上がりません。視野も狭いです。ゆえに、昼間に出かけるのは少し、怖いです。昼間は日光の影響で、眩しすぎますし、車通りも人通りも多いですから……。なので、出かけなければならないときはサングラスをしっかりかけて出かけるようにしています。
ただそれでも……横断歩道は本当に怖くて。
音が鳴るタイプの横断歩道なら問題はないのですが、音の鳴らないタイプだと赤なのか、青なのか、私の視力だとかなりじっくり見ないとわからない。
周囲の車の状況や、横断歩道に立っている方の動きなどを参考にわたることも多くて……。そんな状態だったので、一昨日の衝突事故のときも、注意が信号に向いてしまっていました。
多分、私がしっかり見えていれば避けられた事故だったと思うのです。
そう思ったら……申し訳なくてたまらなかった。
だから、何度も謝りました。何度も。
幸い、相手の方にけがはなく、私も膝とお尻が軽く青くなった程度で済んだので、大したことはなかったのですが、このとき、普段思わないようにしようとしていることがふっとね、頭を過ってしまって。
「私が外を歩くと、迷惑になってしまうのかも」と。
事故にあうのが初めてではなかったせいもあり、正直、かなり凹みました。
夫には黙っていようとも思ったけれど、顔色ですぐばれ、白状させられました。
ことの顛末を聞き、夫は難しい顔をしていましたが、凹む私を慰めつつ、プラネタリウムに誘ってくれたのです。
「明日、どこか体が痛いとかなかったら、星を見に行こう。凹んだときは、星を見るに限る」なんて言いながら。
落ち込んだとき星を見る、は私と夫の共通の気分転換法でしたので、私にも異存はありませんでした。
時間ごとに上映プログラムの内容が違うコニカミノルタにて、夫が選んだのが「SONGS for the PLANETARIUM」。
実はこのプログラムを観るのは二度目でした。
一度観たものだし、そんなに染みないのでは……と思っていたのですが、なんでだろう、めちゃくちゃ!染みました。。
「SONGS for the PLANETARIUM」は、神谷浩史さん(アニメ夏目友人帳の主人公、夏目などでおなじみの優しいお声の声優さんです)がラジオのパーソナリティとして、リスナーからのお便りを読む形式で進んでいきます。
お便りの内容は、星にまつわる思い出を各々語ったもので、友情、夢、家族の愛などさまざま。その思い出たちがもう……涙なしでは聴けなかった……! しかもお手紙の内容に則した選曲が心の琴線にこれでもかと触れてくる……(泣)
一度目に観たときよりもはるかに号泣してしまいました。。
人生において、人それぞれ悩みや苦しみがありますよね。相手の立場に立って物事を考えようと思ったところで、自分は自分でしかないから、本当の意味でその人が抱える荷物を理解はできない。
だからどうしたって自分が基準になる。
でも、星空を見ていて、思ったのです。確かに人のことはわからないけれど、それでも誰の上にも星空は広がっており、見え方は違えど、その誰かの星空と私の星空は繋がっているんだよなあ、と。
手紙の内容はそれぞれでも……みんな心に痛みや葛藤や、誰かへの愛を抱いていることは、同じなんだな、と。
プラネタリウムから帰る道すがら、夫は私にこう言いました。
「お前は、自分が外歩くと迷惑かかる、なんてそんな風に思う必要はないし、思っちゃいけない。絶対に駄目だ。
自分が外歩くのが迷惑、とかそんなふうに思わないでいい世の中に、もっともっとしていかなきゃいけないんだから」
なんかもう、通りすがりの人に振り返られるくらい泣けました。
とはいえ、やっぱりね、自分のせいで嫌な思いをさせてしまったという気持ちがあるので、夫の言葉に素直に頷けずにはいます。
それでも……夫のように思ってくれる人も、この繋がった星空の下にはきっとまだまだいてくれるんだろうなと思えてきて。
自分だってふらふらしているんだから言えたものではないけれど、それでもね、言いたくなりました。
あなたは、迷惑なんかじゃない。
顔上げて、歩こうよ。
私も頑張るからさ。
それでも辛かったら星を見にいこうよ。
繋がりがきっときっと見えるから。
なんて。
ああ、なんかいろいろ語ってしまった。
お恥ずかしい。
けれど、このことは書いておきたかった。
だから、書けて、本当に嬉しい。
最高の星空で私の心を癒してくれたプラネタリウムコニカミノルタに、素敵な機会を与えてくださった運営様に、そして、最後までお読みいただいた方に、心から感謝いたします。
本当にありがとうございました!
また、いつかお会いしましょうね!
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