「センス」の磨く方法
■感性工学での研究
「感性(センス)は情報量に比例するということが、
最近の感性工学の研究でわかっている」
オラクルひと・しくみ研究所代表
小阪裕司さんの言葉です。
人の「感性」と「行動」を軸にした
ビジネスマネジメント理論と実践手法を研究し、
「ワクワク系(感性価値)マーケティング実践会」を
主宰している小阪さん。
この言葉に初めて触れた時、
大いなる希望を覚えたことが忘れられません。
たとえ今が凡人であったとしても、
良質の情報を大量に吸収する習慣さえ作れば、
将来は一流のセンスを手にできる。
これが科学的に検証されている!!!
もう、希望でしかないですよね!!!
■センスは情報量に比例する
確かに僕自身、
自らのキャリアステップを振り返ってみると、
経験的に腑に落ちる場面がたくさんあります。
セールス、
営業に関して言えば、特にそう。
腹の底から言い切れます。
ズバリ告白しますが、
僕は最初から、
営業センスがあった人間ではありません。
ただし、これだけは自信を持って言えます。
誰よりも長い時間、
学びと実践を、試行錯誤を繰り返し、
自分自身の引き出しを増やしていきました。
その圧倒的なナレッジ、知見が、
いわゆる『センス』として育ったわけです。
対人関係スキル、
講師としてのパブリックスピーキングも、
まぎれもなくその代表的な一例。
ところで、
対人関係において抜群のセンスを持っている方、
その一つの特徴を言えば、
「話すべきタイミング」と「口を挟んではいけないタイミング」、
それを的確に読み取ることができる人というのが僕の定義。
これができないと、
“空気が読めない人”となり、
良質な人間関係を構築することは困難を極めます。
■情報化社会だからこそ、情報で差が出る
日ごろ、
どんなセンス(感性)を養うために、
良質な情報に触れているか。
どんな人と触れ、
どんな言葉に出会い、
どんな会話をしてきたのか。
その質と量の差が、
センスを圧倒的に分けてしまう。
もう一度、
「勇気の言葉」をお伝えします。
「センス(感性)は、情報量に比例する」。
今持っている環境の中でできる限り、
一流の情報に触れる機会を持ちましょう。
価値ある情報に触れる機会、
そこへの努力に勤めましょう。
そして、
その情報を意識的にストックすることが大事です。
すると気が付いたときに、
よく言われる「センスある人」という、
そんな評価を手にしている自分がいるはずです。
~人生はデザインするもの~
ライフデザインパートナーズ株式会社
代表取締役 浅川智仁