朝令暮改は、もう遅い!
プロセスは柔軟に考えよう
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「朝令暮改というのは一種の進歩なんだ。
もし、いつまでもものを変えなかったら、
今でも世の中は神武天皇のときのとおりになっている」
(盛田昭夫)
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「朝に法令が出たと思えば、夕方にはすぐに改められる」。
この有様を表した『朝令暮改』は、
「上司や会社の言うことがコロコロ変わる」という
比較的ネガティブな意味合いで使われることが多いものです。
確かに、命令や指示がコロコロ変わってしまうと、
現場の混乱は否定できません。
安定感の欠如からモチベーションの維持が難しくなるケースも考えられます。
しかし一方で、
僕たちが肝に銘じておかなければいけないことは、
世の中は刻々と移り変わっているという紛れもない事実です。
もっと言えば、
その変化スピード、進化スピードは
驚異的な速度でどんどん速くなっています。
変化に対応できる人こそが、勝ち残る!
変化が急速な今の時代、
極端な話し、
朝と夕方の状況が同じであることの方が、
むしろ稀だと考えるべきです。
「指示がコロコロ変わる」のが、
「上司の能力がない」と捉えると反応はネガティブになってしまいますが、「常に上を見て、変化を恐れずに手を打っている」と思えば、
ポジティブに受け入れることが出来ます。
僕自身、営業職に挑戦する前、
社長秘書として新規事業プロジェクトに従事していた20年ほど前、
社長の指示が一変するという局面に何度も直面しました。
その際、社長の変化スピードに乗り遅れてはいけないと、
いつも自分を鼓舞していたことを思い出します。
これは自然現象を見る容易に分かりますが、
自然には変化しかなく、現状維持という概念はありません。
自然のなかに生きる僕たちも、変化を受け入れることで、流れに乗ることができると僕は考えています。
高度情報化社会における営業手法
高度情報化社会の現在、
お客様のニーズや嗜好、
マーケットの様子は日々刻々と変わっています。
自ずと、営業手法やプレゼンの流れ、
マーケティングの仕組みなどを、
常に疑い続けることは避けられない宿命だと僕は考えています。
ちなみに、僕が最高顧問を拝命している企業様では、
「朝礼朝改」を会社のカルチャーとして急成長を遂げています。
変化を恐れず、柔軟な姿勢で、
いつでもより良いものを探す思考を持つこと。
そして果敢に行動に移す行動力と突破力。
これこそ、現場でお客様と常に向き合うセールスパーソンにとって、
必須の資質です。
~人生はデザインするもの~
ライフデザインパートナーズ株式会社
代表取締役 浅川智仁