セールス部門半期個人売上2位を受賞した時のスピーチ
■ 自信を口にするチカラ
「1番バッターというのは、
そのチームの顔でなければならないと思っていますし、
1番がナメられるわけにはいかないという気持ちはあります」
これは、元メジャーリーガーのイチローさんの言葉です。
シビれませんか?
僕は初めて聞いたとき、衝撃的にシビれました。
「僕が敵の監督だったら、自分のようなバッターは嫌です」
現役当時、イチローさんは頻繁にこの種の発言をしていました。
客観的に自分の能力を分析し、
かつ正当に評価するその姿勢に、
僕はスターたる所以を感じずにはいられません。
僕もこれに習い、
生産的でない謙遜な姿勢は一切止めて、
自分の能力を正当に発信することを意識するようにしています。
仮に、周囲からビッグマウスだと思われようとも、
むしろそれによって自分にプレッシャーを与え、
結果を出さなければいけない状況に持っていくように努めていく。
これがプロフェッショナルだと学んでわけです。
■ 自信がないという方、必見のノウハウ!
「自信が無い」という方には、この方法はとても有効です。
非常に逆説的ですが、
自信をつける最大の秘訣とは、
イチローさんのように、
自分の長所を堂々と口に出すことを習慣化することで育まれます。
ペンシルベニア大学心理学チームの研究でも、
「自信を口にする選手は、
そうでない選手に比べて明らかに良い競技成績を残す」
ということが証明されたようです。
■ 半期売上全国2位をとった表彰式での挨拶
僕もこれに倣い、
営業の現役時代は特に、
あえて自信のある自分を演じ、振舞っていました。
トップセールスを目指していた28歳、
半期個人売上全国2位を獲得した時のことです。
表彰式があったのですが、
あえてそこでは、自分を鼓舞する言葉で演出しました。
「ハッキリ言って全く嬉しくありません。
来年はダントツの数字でトップセールスを獲ります」。
正直に言いますが、
露骨に煙たがる、嫌な顔をしていた先輩方の表情が、
いくつもありました。
ただし、その言葉の威力とその後の効果は、
それからの僕のキャリアが証明していると誇りをもって言えます。
周囲から秀でる結果を出すということは、
同時に周囲から目立ってしまうことを意味します。
人に嫌われることを恐れず、
自分の能力を正当に表現する強さを持っていくことが、
成功の階段を駆け上がる大切な秘訣です。
~人生はデザインするもの~
ライフデザインパートナーズ株式会社
代表取締役 浅川智仁