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【オーディションは落ちても損することはない】とにかく受けてみることの大切さ

はい、こんにちは。演劇・エンタメ分野をビジネス視点で語るAsakawaです。

↑前回の記事でも書いた通り「磨かれた、将来有望な己を届けるべき人に届ける」この意識がとても重要だと私のnoteでは訴えているのですが、

この演劇・エンタメの世界でそれを代表する行動が、
オーディションを受ける

だと思います。
事務所所属・新人発掘オーディション、出演オーディションとまさに優秀な人材を今、求めている、探している人に自分をダイレクトに届けるまたとないチャンスです。

これはもう言われなくてもいずれそれを受ける機会が自然と訪れるだろうとは覚悟していると思いますが、10回受けて1回受かれば良い方だとかとにかく合格する確率は低いとは言われており、なかなか結果が出ないとしんどくなっていきます。

それでもう嫌になって精神的に落ち込むことはあっても、冷静になって考えてみれば何も損していることはない上に、行動を起こしたことによって後に思わぬ知らせが来た私の例をご紹介しましょう。

私は三回、所属オーディションを受けたことがありますがどれも落ちてしまいました。が、確か2年後にその中の一社からこんなメールが来ました・・・。

このメールは過去に弊社の所属オーディションを受けた方に送っております。
弊社では常に有望な新人を求めております。しかし毎年オーデイションを開催するもなかなか思うように良い人材が来ない現実にも直面しております。
そこで今回、過去の受験者をもう一度、洗い出しその中から選ばれた方を対象にオーディションを開催することが決まりました・・・、

当時、受け取ったメールはもう無いのですが大体こんな感じの文章が書かれていたと記憶しております。お分かりのように過去のオーディションで落としてしまった人を対象にもう一度チャンスを与えるという内容でした。

なるほど、こんなこともあるんだと思いましたね。所属オーディションに受かるかは正直、運の要素も強いです。前にもどこかの記事で書いたことがありますが、

去年、来年に受けていたら合格できていたかもしれない、とそのくらいこっちからしてみればしょーもなく見える理由で落とされることもあります(去年は女性しか採用しなかったから今年は男性を採用などそんな当時の事情に左右されます)

現に一度は落としたけど最近、なかなか良い人が来ない・・・となれば過去の受験者に目を向けるあたりタイミングが違っていればこの人でも良かったと示唆している証拠です。

このようにオーディションに落ちたからと言って、それで道が閉ざされたわけではない、こんなことが起こる可能性もある例です。

ちなみに当時の私は、もうおっせーわと無視しました 笑 この時からもう有名な事務所に所属できても、誰もが憧れる劇場のステージに立っても俳優・声優としてブレイクできるわけではないと現実を痛感したので💦

ここまでいかなくても、あなたの写真付きのプロフィールを事務所や制作会社に送ったのは立派に自分を届ける行動です。そこから面接にまでいったのなら少なからず記憶に残っている場合もあります。

何千人規模が受けた大きなオーディションでは難しいでしょうが、小さなものもありますしね。

何が言いたいかというとオーディションを受けたのをきっかけに、ある人物と知り合えてまた別の仕事に繋がることもあるのです。

これは知り合いの俳優さんが言っていたことです。
「落ちても監督や演出家と繋がれる可能性もあるから、それがきっかけで別の案件の話が来ることもあるし、オーディションは受けるだけでも意味があると思いますよ」

今回の作品には合わないけど、いつか機会があれば使ってみたいなんて思うこともあるらしいですね。あなたが本当に芸能界でやっていける可能性があるなら、なんか気になるくらいは思ってくれるはずですので、やはり受けるだけでも何もしないよりはマシかと。

中には対象年齢15歳から22歳以下など若い人ではないと受けられないオーディションもあると書きました。そんな限られた、歳を過ぎてしまえは受けられないものもある以上はオーディションは若いうちから積極的に受けるべきだと思いますね。先ずは実力を磨いてから・・・と言って貴重な若い期間の数年をただ訓練、勉強するだけの時間にするのはやめましょう。

100回の練習より1回の本番の方が得るものはあるとはどこの仕事でも言われています。

経験などなくても若いだけで武器になります。逆にしっかり専門学校や養成所で勉強してきました!と言っても年齢を理由に門前払いされてしまうのがこの世界です。若いうちから本番、現場を経験できるのならそれに越したことはないでしょう。


私が最近、知った声優さんで良い演技するな〜と感じた方がおります。
それが、江口拓也さん

彼の経歴を見てみるとなんと専門学校に通いつつ、81プロデュースのオーデションに受けて見事受かり、両方に通ったと記されております。

2007年、第1回81オーディション合格[9]。日本工学院専門学校に通いながら、81プロデュースの養成所に通う[10]

Wikipediaより

普通の感覚の持ち主であれば専門学校に一度通うと決めたのなら、そこでの勉強に専念してオーディションのことは卒業が近づくまで頭にはないはずです。

それを打ち破って、もう事務所に所属できるチャンスに飛び込んだのはなかなかのやる気で凄いと思いました。これぞ己を磨くと同時に、それを届けるを最大限、実行した良い例です。


オーディションは受かればプラスですが落ちても経歴に傷はつかないし、責められるわけでもないマイナスになることはありません。会場までの交通費や受験料は無駄になることはあっても、親の援助はなしに高校生でも払える範囲で、それもオーディションの雰囲気を経験する一種の勉強代だと思えば悪くはないんじゃないでしょうか?

臆せず自分が良いと思ったものはどんどん受けてみましょう。

では今回は以上です。ありがとうございました。


高いお金を払ってプロの俳優・声優を育成するとうたっている学校や養成所に入っても大事なことなのに教えてくれないことを日々、発信しております。正しい認識を持ってこの分野を目指してもらうためにご覧になった記事がためになったと思われた方はよろしければサポートをお願いします。