【夢見る大学生へ】悪意なき、ドリームキラーに騙されるな。
こんにちは。
いつの日か見た絶望の景色が頭の奥底から消えずに起業を夢みた大学生です。
でも、今は研究者になりたいと思ってます。
突然ですが、自分は高校生から起業を目指していて、
これは運命(さだめ)だとまで思った「起業」という道に
自分がはじめてその夢を諦めようと思った話をします。
今回、記事を書こうと思ったのは、自分自身へのエール8割と
傷心状態で何かしないと全て諦めそうと夢を手放してしまいそうな君へ送りたい
という気持ち2割です。
それは、私が守ってきた焚きついてた火が消えた日の出来事。
ゲリラ豪雨で急に燃え尽きたような傷心と空っぽになった心は
堪え難いものだったし、矛先を向ける場所さえなかった。
その心を元に戻すのは簡単なことではなかったから。
この記事は、自分が絶対に守り抜きたい夢ややりたいことがあるのに、
今まで信じてきた人を信じれなくなる自分が嫌だと、
自己嫌悪になっている人に読んでほしいです。
それによって、夢を諦めそう、悪い意味でやりたいことを塗り替えられたり、
自分でも知らずのうちに本当にやりたい気持ちを押し殺されていそう。
そんなふうに少しでも感じる人に、「まだ間に合う」と伝えたい。
そして、あきらめないで欲しい。
悪意のないドリームキラーに騙されないでほしい。
本当にやりたいことは自分にしかわからないから。自分を信じて。
私の尊敬する文筆家、戸田真琴さんの言葉をかりて、
「あなたの孤独は美しい」と伝えたい。
そうしたら、また私も踏ん張れる気がするから。
1.学生コミュニティ
学生生活で1番後悔したことは自分が辞めようと思った時に
自分の決定を信じず、他者に言われた言葉を信じて身を引けなかったことです。
大学1年の冬から2年間、学生ビジネスコミュニティに所属していました。
所属して1年ちょっとたった頃、そこにいても
自分がやりたいことに対して結果を出せていないと気づいた時、
コミュニティを辞めようと思っていました。
ただコミュニティの人達のことにとても信頼を置いていて、仲間と思ってくれている人たちと離れたくなかったし、この人達と夢を形にしていきたいという思いが
強くありました。
結果として、悩みを相談するにつれてこの人達と夢を叶えたいと思い辞める決断をやめてしまいました。
これが満期で辞めることになって後々私を苦しめました。
2.自分の夢が大きいほど病む現実
今のご時世、学生コミュニティ、ビジネスコミュニティなど
夢を叶えるために高め合おうというような意識高いコミュニティって
よくあると思います。
ただ、夢を実現するために高め合おうと謳うコミュニティほど
「信頼」を売りにしています。
ビジネス的に見ると、夢を実現するために切磋琢磨して
「個人のスキル高める」ところに価値を置いているわけではなく、
「ここに来れば志高い仲間と繋がっていられる」ことに価値を置いています。
なので、夢が叶えられる力がつく(スキル面)より、
志ある信頼できる仲間がいる安心感や居心地でリピートさせていると思ってます。
実際に、悪気がなくても運営している立場の人は、夢を応援したいという気落ちで
接していると思うのですが、
あくまでも結果を出させることができるのは運営の実績以上のものは出させられないのが現実です。
運営しているのがイベントを作ったり、あるいはフリーランスでお金を作る
ことを教えているとか、コミュニティによって業態は様々ではあると思うのですが
自分がそれ以上の結果を得ることは目的ならそこでは実現できないし、
今信頼している人がいくら叶えられると言っても、その人が自分が得たい結果以上のことの結果を出せていないのであれば実現できません。
起業したいのに、フリーランスで委託で請け負ってる実績がある人が
運営のうち、起業してないフリーランスが大多数を占めるなら、
いくら、フリーランスでスキルつけてから起業すると言葉ならべたところで、
「ほとんどがフリーランスのまま」が現実だし、
イベントを開かせて売ってテストプレイして経営の勉強しようというコミュニティなら、コミュニティを運営する人がイベント開催実績しかないなら経営はできるようにならないのが現実です。
自分が辿りつけるのは「イベントを開催、運営ができる」ができることだし、
それ以上にはなれません。
よく、「起業しちゃうと失敗したら借金しちゃうからこうやってイベントでテストして失敗しないために学ぶ」とか言われたりするんですけど
実際、起業するのに必要な力は起業しないとわからないと思います。
これは、自分が個人事業で業務委託を初めてやってみて経理やら会計処理やら
税金関係とか、クライアントをとること、拡大の難しさとか
やってみないと知らないことだらけだったからです。
いつかこの話も記事にしますが、私はお金と時間とモチベがないと難しかったです。やってみて根気がいるなと思いました。
3.悪意なきドリームキラー
そうやって、なんとなくここでは自分の実現するのに必要なこと得られないものとわかりながらも「仲間だから信頼する」のです。
コミュニティ内の言葉は間に受けるし、イベントを作り続けても
経営はできるようにならないのにその力が活きると不思議と思ってしまうものです。
実は、コミュニティにいる人を大事にするコミュニティほど
たちが悪くて、求めている結果が出ないとわかっているのにもかかわらず
「信じたい」という気持ちが上回りやめれないで最後までやってしまうことが多いと思います。自分がそれでした。
運営している側も悪意はなく、コミュニティが好きだから運営をしているし
実際に結果を出せるようになると信じているから運営をやっていると思うからです。
そうなれば、自分が少なからずそのコミュニティにいる人が好きだったり、信頼している人だったりするとやめにくいです。
そして、ここにいても夢は叶わないのに、できるようになると、
自分にどこか嘘をつくような気持ちでコミュニティに参加し、
行っても意味ないと感じながら、不信感を抱いていきます。
「信じたいのに信じれない」
そんな自己嫌悪を抱えながら。コミュニティ満期がきてやっとやめる決断をした。
気付いたら大学も就職活動間近。
悪意なきドリームキラーに私は夢を奪われた。
チャレンジして失敗できる時間を奪われてたことに気づきます。
意思決定をできなかったのは自分のせいだけど
悪意のない優しさが自分の夢に対しては諦めるのには充分すぎる材料だった。
4.とどめの言葉
私が、傷心状態になるのにとどめの言葉がありました。
「あさかはここを出たら、夢を叶えられないと思うよ」
「コミュニティの文化に合わないって気持ちもわかるけど自分を折れないの?」
彼らにとっては、ここにいたら夢を叶えられるのにという気落ちと仲間なのに。
みたいな気持ちもあったのかなと思います。
私自身が未熟で自分が結果を出せないのは、自分が望んでる結果を
自分の信じているコミュティが結果を出させる力がないと
自分の中で認めれていませんでした。
この人たちを信じたいという気落ちが強くて、
「文化に合わないから居心地が悪い」という言葉でしか表せれませんでした。
お互いに悪意がなく嘘もないのもわかっていて、出た言葉なので悪意はないんだなとわかりながらも、それが本心なんだなとも感じました。
ここを出たら、「夢を叶えられないと思われてる」
自分にとって「折ることはないの?」という言葉は、
「このコミュティのために夢を諦めろ」というように私は聞こえてしまいました。
そういう意図はなかったんだろうけど。
結果が出ないのに居続けてしまった後悔と、
結果が出せないからやめようか悩んでると相談してから1年たって、でも初めて「この人たちなら信じてみたい。」と思えて続けたのに、
そんな人から言われた悪意のない言葉は、「自分の夢を諦めてしまおうか」と
思うのには十分すぎるものでした。
5.「幸せ」の意味
今まで「幸せ」とは、仲間と一緒に自分の夢を追いかけ叶えられること。
だと思ってました。
高校生の時、起業されてる方から「起業すると死にたくなるよ」
と話を聞いたことがあるんですが、
「死にたいと思うような出来事がたくさんありすぎて不条理を無くしたいから起業したいんだよ」と心でぼやきながら、
やった後と前で結局死にたい気持ち同じやん。
なら、むしろやった方がハッピーじゃない?という気持ちで。
何言われても「起業」という夢を諦められる理由が今までにできたことがありませんでした。
だから、自分だ夢を叶えられればしあわせだし、みんなも幸せにできるし。
その為にする苦労やリスクなんて。
そんな中途半端な気持ちで話聞きに来てないのに。って思ってたタイプでした。
ただ、学生ビジネスコミュニティに入ってから、もう1つの価値基準みたいなのが増えました。
今まで意識高いことを高校生から触れてきたせいか、イベントや学生団体立ち上げたり、自主的に夢のために動くことはしてきたけど、
一般的な高校生みたいなことをしてきてないことに気づきました。
恋愛もしたこともなければ、どっかに友達と遊びに行くのも自分の将来やりたいことで頭いっぱいだったし、いわゆる青春を通ってきていない。
遊ぶよりも夢のために動く方が楽しかったし、それができる確固たる原体験になてる出来事があったからだと思います。強みだと思ってました。
でも、コミュニティに入ってから、合宿で同じ車に大人数で乗り込んでワイワイして遠出できたり、そういう時間を共有できることも「幸せ」とよぶんだなと
当たり前のことに大学生になってはじめて気づきました。
それを知ってしまったから、自分の取り柄だった夢だけ追うことだ幸せと感じていたエネルギッシュさを保てる自信はなくなりました。
このコミュニティのおかげで新しい幸せに触れられたから。
そういう幸せを作れば私でも幸せになれる。退屈で死にたいって気持ちも
自分も幸せを感じれると知ってしまったから。やめてしまう。
自分がどうなりたいのかよくわからなくなりました。
辞める決断をする最後にコミュニティの人と話した話は
「全部やってきたことが無駄ってことないよ、無駄って思ってるかもしれないけど、学べたこととか気づけたこともあったでしょ?」
その答えは、自分にとって夢を実現するために動くこと以外に
「幸せ」を感じることがあることが大きな学びの成果でした。
でも、「気づけてよかったじゃん」と言われたときに
遠回しに自分でそういう幸せを今までずっと知らなかったんだという
喪失のようなものを味わいました。
「気づけてよかったね」
「ここを出たら、夢を叶えられないと思うよ」
という信頼している人からの言葉は、
「今まで幸せじゃなかったってことに気づけてよかったね」
「夢は叶えられないと思うよ」
という自分の中でマイナスな言葉に変換され
「もう全て諦めて幸せになろうか」と今まで大切にしてきたものを
自分の覚悟が削ぎとられたような喪失感、裏切られたような感覚、心がぽかっと開いたような感覚。大きな喪失を味わいました。
6.それでも私は。
それなのに、コミュニティの人たちは自分の夢とここでの価値観は違ったんだよ。
お互い頑張ろうね。と言わんばかりの悪気がない接せられ方に限界が来て
やめてからそれでも、夢は諦められなくて、諦め方が分からなくて
諦めないようにとりあえず、自分が学びたいと思う経営者の人を見つけようと思い
喪失した心の状態のまま動き続けました。
ただ、やっぱり「学生の時間」というのは大きくて。
個人事業という形で委託業務をやろうとしても、実家の元では
この状態では寝たきり状態になるし、元々過保護なタイプではあるから
4年生という状態では就活してほしい気持ちが強くプレッシャーから逃げなければ
諦めなくちゃいけなくなる。
どちらにしろ、「実家を出る」が必須条件でした。
そうなるとお金もないし、アルバイトも最高持って3ヶ月。だいたい1ヶ月もしないで辞めちゃう人だったので、夜職で働く以外に道もなく、いろいろかけ持ちながら「起業家シェアハウス」に飛び込みます。
いろいろ動いてみて思ったのが、フリーランスで委託受けるにも実家で就活の親からのプレッシャーない状態なら実家にいてできたのかな。とかもっと早く始めれてればお金かけずに実家で仕事できたから生活費気にせず事業作るのに集中できたのにとか。
早く始めればよかった後悔ばかりで、学生ビジネスコミュニティを辞めようと思った時に辞めれなかった後悔でいっぱいでした。
人を信じることが苦手なのにそれでも信じてついて行った人が
自分のドリームキラーになるなんて心が疲弊するだけでやっぱり、
やめてから2年開けそうな今でも完全には心が戻ってきません。
でも、それでも諦めたくなくてなんとか諦めないための努力をし続けています。
自分に起きたことを書くことで気持ちを昇華したいのと、
それでも、「この気持ちは誰にもわからないんだろうな」と
感じながらも、「私の孤独は美しい」と唱えながらギリギリ前を向いて
生きています。
そうでもしなきゃ頑張れないから、そうでもしなきゃってなる前に
同じような状況の人に影響与えられたりいいなと思ったり、
それでもあなたは美しいよ。ということを伝えられたらと思って書きました。
勇気を持って自分の決断を信じて欲しいです。
誰のためにというより自分のために書いたのが大きいですが。
この史実を持って前に進みたいと思います。