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【組織崩壊】私が最低過ぎた話。

数ヶ月前,家庭教育というジャンルで創業チームを組みました。
3ヶ月間走ってきましたが,
互いの未熟さや力のなさによりチームを解消することになりました。

起業するにあたって人が離れていくこと,仲間だった人がいなくなること
あるあるなんじゃないかなと思います。
組織を作って形にしてきている人は一旦通る道なきもします。

今回は創業チームの組む上での考え方,組織崩壊が起きた過程,要因など内省を含めて書いていきたいと思います。

今回起きたことに対して,
相談に乗ってもらった皆さん,
その他事業を作っていく上でヒアリングさせていただいた皆さん,
1番は今まで一緒に走ってくれたチームメイトには特に感謝したいです。

この場をかりて皆さんありがとうございました。

では、ここ数ヶ月間で起きたことを話していきたいなと思います…!


1.組織崩壊

今回,なぜチーム解消に至ったかというと,コミュニケーションの問題です。

私は部活の部長、学生団体作ったり、高校生のときtoCで起業しようとしてたり、組織を作っていく経験は何度かしているものの全部失敗に終わっています。

チームを作っていく中で崩壊が起こる
『弱み』の原因は毎回コミュニケーションにあります。

何かと言って私は,ポジション的に上に立つことが多くて,組織崩壊のような
形になることは何度か経験しています。
なので,自分は人とコミュニケーションを取るのが苦手で下手という
自分の弱みを把握しています。
そのため,その弱みを抱えたまま,
どう弱みを潰せるかというところでいつも動いてきました。

今回,チームを組んだ理由もそこです。

自分が事業を進める上で周りの人に頼むのが下手だったり,
何度もこの問題にあたって失敗してきているので,
自分とビジョンが似ていて似たような価値観や性格の子であれば
自分が相手の気持ちを把握しやすいから
同じことは起こらないんじゃないかという仮説でチームを組みました。

思考としては,「弱みを潰す」ために組んだということです。
ただ,その考え方があだとなったという話をします。


まず,スキル面という点から話をしたいと思います。

1つ目がコミュニケーションの中でも「伝える」ことが下手という点です。
自分の弱みがカタチになってしまったという感触が自分でもありました。

組織で何かやっていくとなった時に,
チーム内でチームの誰かが発言しにくい状態だったり、PDCAを回していく中でプロジェクトとしての意思決定は個人ではなくチームででたものになってきます。

そうなったとき、毎MTGでプロジェクトをどう動かしたいくか、何を次までにやらなければいけないか明確に出せなければいけません。
そして,それに対して毎MTGで結果をだせてないとモチベーションは,でなくなってきます。
何をしていくのかチームで共通見解が一致していなければ,プロジェクトとして結果は出ません。

チームを組む以上,リクルートは自分以外の人が入ったことによって2倍の結果になっているかというところがポイントになります。

コミュニケーションがうまく取れていないと,意思決定が遅れます。
コミュニケーションがうまく取れていないと,共通見解になっているのか確認するのに時間がかかったり,その分そこにストレスとして負荷がかかります。

そして,プロジェクトとして前に進まず,停滞が起こります。
人は,MTGなどを毎週のように行なっていれば進めている感は感じるものの
結果としてついてこなかったり,やっている中でやりづらさを感じれば
人は離れていくものだと思います。私の場合,結果離れていきました。

なので,組織を作る上で「伝える」能力はきちんとできないと結果は
出していけないということです。
力不足を自分自身,感じさせられました。
しっかり向き合って精進していきたいと思います。


2つ目が,人間関係の話です。
コミュニケーションの中でも,相手の感情に対してのニーズに答えられていないという話になります。

仕事では端的に相手に業務を遂行するために伝えたいので結論ファーストが
もとめられます。そのほうが,「なぜ」「具体的に何をするのか」がわかりやすいし動きやすいからです。

今回の場合は人間関係の話です。仕事的な話ではありません。
チームが崩壊しかけている時,「感情」で相手に対して接してしまうものです。
相手からすれば「嫌なことをされた」気持ちになったから,辞めたい。
となっているわけで,
プロジェクトを進めるには,とかどうやったら前へ進めるか とかの話ではありません。
なのにもかかわらず,傷ついている感情をほったらかしに解決策の提案を急いでしまっていました。

リーダーとしてやっていくのであれば,人と接する中でのトラブルは多々あると思います。
言い出す側も状態的にきついなか言い出しているわけで,まずその状態にしてしまっていることに対して自分が力がなかったのを理由にして,どうするか一緒に考えようとスキルがないことに逃げるのではなく,
まずそういう感情にさせてしまっていることに向き合って
謝らなければならないと思います。
その上で,相手が求めていることを把握して提供することができないと
感情は空いてけぼりです。

結果が出ればいいで,自分の状態良くなれば良いよねっていう考え方でいるとこうなる気がしています。

プロジェクトを進めたいというのも私の願望でしかありません。
この時の彼女の状態としては,「やめることを相談したい」ではなく
「チームを解散させたい」という提案をされてるわけですから,

彼女のニーズとしては,自分の感じている気持ちをわかってほしい,一緒にはできないという気持ちをわかってほしい。になります。
問題を解決してプロジェクトを進められるのが彼女にとって正解ではなく,
一緒にやるのがきついからこの感情に折り合いをつけたい,しんどい状態から解放されたいがニーズです。
ですので,このような気持ちを察して受容した対応をすべきでした。

おそらく,自分の感情を把握されていないという場面がチームを組んでいる際にも多々あったのかなと思います。
リーダーをするのであれば,一緒に組んでいる子が何を要求しているのかは状態を把握できないと人の人生を背負う覚悟なしに成功するプロジェクトはないんじゃないかと思うので,その点めちゃめちゃ反省しました。

ちなみにこういう問題は,全てリーダーに責任があります。
チームでやっている以上相手方にも問題はあるという正論もわかるものの
リーダーに力や人間的な在り方として間違っていると感じさせてしまっている
時点でリーダー側に問題が全てあると思っています。

メンバーはリーダーのビジョンや人としての部分を見てついてくるわけですから
結果ついてこなかったっていう時点で完全にリーダー失格です。
本当に大反省しました。

今回の場合,互いに「伝えるのが苦手」という問題がありました。
自分が思っていることを正確に伝えられていなかったり,
なんとなくコミュニケーションを取れている感じになっていた結果,
きちんと自分の話をできていないストレスや停滞感などが溜まりに溜まった結果,崩壊に至ったという感じです。

これに至った時,自分自身リーダー失格だなと思いましたし,
弱みは付き纏うなと思いました。限界を見たという気持ちになりました。

ただ,感じたことをきちんと自分に伝えてくれたチームを組んでくれたパートナーには感謝していますし,尊敬しています

「辞めたい」と思った時に何も言わず辞める人もいれば,感情をぶつけただけぶつけてやめる人を何度か経験している私にとっては,きちんと別々でやってきたいと思っている旨を伝えてきてくれた彼女には感謝しています。
話し合いの機会まで与えてくれた彼女を一緒のチームメンバーとしてやってこられたのは誇りです。

おかげで,お互いに自分自身の未熟さを知ることができました。
私は限界をみることができました。
本当にこのことには感謝しかないです。いいメンバーを持てたなと思います。


2,創業チームの考え方



最初に,弱みを補う思考でチームを組んでしまったことがあだとなったと話ました。
そのことを最後に書いて終えたいと思います。

チームビルディングにおいて,プロジェクトが前に進むための現時点での弱みを潰すのにリクルートはありなのですが今回の場合は,ただ自分の弱みに対してリクルートしてしまっているので,

正直これによって極端にいえばPDCA二倍の速さで回転するようになったとかないです。むしろ時間かかってます。
なので,リクルートとしてまず理にかなっていないです。
チームにしたことでサイクルも遅くなり,意思決定も時間かかってます。

弱みを補う人は誰かでチームを組むという話もよくあると思うんですが
半分あっているようであっていないと今回学びました。

リクルートの目的は,自分の弱みを補った先の結果を出せることにあるので
自分1人以上に,組む相手が入ることでプロジェクトが前に進むかでしか考えてはいけないからです。

弱みを補う人を探すのではなく,自分が1番パフォーマンス発揮できる強みを伸ばす座組みを組むべきです。

今回の場合は,自分が人と話すのが苦手だから,起こり得るだろう組織崩壊や
プロジェクトで前に進んでいかないとなった時に他の経営者や知り合いに頼れないという自分の問題をカバーするためにリクルートしたものでした。

そもそも組織崩壊は組織にしなければ起こらないですし,頼れないという問題のために入れたとして,自分1人よりサイクルがいれたことによって遅くなるのであれば,1人で回してた方がプロジェクトって進むよねって結論になる限りは人は巻き込んじゃいけないのが正しいと思いました。
(自分の問題は自分で解決しろよって話ですね。)

事業がまず形にならないのはあるとして,相手方の人生の一部分に加担しているわけなので,大前提最初にどのくらいリスクを取れるのか,チーム内での局所的な出来事にぶち当たった時,乗り越えられる体力はあるのかは確認しなければいけないなと思いました。
創業期ってなかなか結果出しづらいし,ここは必須で聞くべきだったなと反省です。人は大好きだから簡単に壊したくないですしね。

できないのがわかっていれば,相手方に辛い経験をさせなくて済んだし,自分のビジョンを作ることに時間を割いてもらっているわけだから,その時間相手のビジョンに対して動く時間,やりたいことをやる時間を奪ってしまっているわけです。
その上,結果出ないし,ビジョン一緒に作りたいけどコミュニケーション取れないから作れない状態続くしってなればストレスしかないですよね。

本当に自分は最低だなと思いました。

とはいえ,自分自身良い経験にはなったと思います。この経験をいかしてお互い前を向いて走っていきたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました…!

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