五感を科学的に使って語学を習得する方法
オススメ語学学習法
今回はVoicyさんのハッシュタグテーマ『オススメ語学学習法』についてお話したいと思います。
英語が全然喋れるようになっていない私ですが、5月から約2ヶ月間、息子とセブ島に語学留学に行ってきました。
もちろん、そこでは痛い目にあいました。
まず、学習法がなっていないので、学校に行ったのはいいものの、ちんぷんかんぷん。
自分には向かない学習法はこれだというのも、いろいろわかりました。
現地に行くことで、自分に合っているやり方がわかったんです。
必ずしも、英会話学校のやり方とか、先生のやり方が合っているわけではないんです。
あと、私は今、NLP神経言語プログラミングという学問を新たに習得しておりまして、その中に今回のテーマに役立つ学びがあったので、それを交えてお届けしたいと思います。
NLPの中に、「表象システム優先度テスト」というものがあります。
これは、私達人間が外側から情報を得たときに、何を優先的に入り口として情報を仕入れるかというものです。
人によって全然違うので、入口を生かした語学学習法が絶対に理にかなっているんですよ。
入口は4つあります。
視覚、聴覚、体感覚、そしてデジタル聴覚。
最後のデジタル聴覚って聞き慣れない言葉だと思いますが、最初に言った聴覚の部類で、特に言語に絞った聴覚のことを指します。
いわゆる論理的というか、しっかり言葉でキャッチして腑に落とさないと納得しないとか、エビデンスを目の前に提示して欲しいとか。
フィーリングではなく、しっかり論理的に思考したい人、それが強い傾向にある人がデジタル聴覚を使う方です。
これで言うと、語学学習法なので、聴覚の優先順位が高い方は耳から入れるといいんですよ。
英語のCDを聴いたり、英語の音楽を聴いたり。
だけど、聴覚を表象システムの優先度として低い人がこれをやると伸びが遅いんです。
私はなんとそのタイプです。
私の場合、聴覚は4つの表象システムの中で低めなんです。
だから、ひたすら音楽を聞いたり、CDを流して耳から学習したりしようとしても全然英語が入ってこないんですよね。
また、視覚が強い人は目で単語を覚えるやり方がいいです。
まず日本語で映画を観て、その後英語の字幕で観て、最後に字幕を消して観るというのを繰り返していくと自然に覚えていくやり方が人気かと思います。
そして、私が最も長けているのが体感覚です。
体感覚というのは、漢字で書いた通り身体の感覚なので、触覚とかですね。
例えばダンスをしながらとか、走りながらとか、身体で叩き込んでいく方法です。
これは人によって好きに作ってしまえばいいと思うのですが、ボディータッチをしながら単語を覚えていくのがいいと思います。
先ほど、聴覚優位の方はCDや音楽を聴くのがいいと述べましたが、体感覚重視の方は自分が歌うのがいいかもしれないです。
あと、このタイプの方は現場主義ですね。
実際に、英語を喋っている方とボディーランゲージを交えながら喋っていくこと。
私がこれだと思ったのは、2ヶ月間セブ島に行って、学校でパソコンを前に先生が喋る言葉を聞いていても、何を言っているかわかんらないし、目で見ても知らない単語だけなのでボキャブラリーを増やさないと話にならないという感じで、実践的ではなかったんですよ。
でも、今回は子供の教育移住も兼ねての視察でしたから、いろいろなコンドミニアムに自分でアポなしで突撃して、家を見せてくれ!コンドミニアムを探しているんだ!という感じで交渉に行きました。
幼稚園もいろいろな学校がありますから、家も幼稚園も慣れている人は電話でアポを取るのでしょうが、私は電話なんて無理。
相手が何を言っているのか聞き取れないので、電話越しの会話は自信がない。
というわけで、いつも突撃をしていました。
でも、意外とできたんですよ。
もちろん日本語を喋れる方なんていませんよ。
だけど、いきなりアポなしで行っても、中を見て、どんなシステムなのか、いくらなのか、契約条件は何かを聞くことができました。
多少何言っているかわからないときもありましたが、Google翻訳を使ってしのぎました。
でも、この現場主義で、英語を習得できたなと感じています。
そして、デジタル聴覚が強い方は、机に向き合って勉強するやり方がいいのではないでしょうか。
デジタル聴覚が強い先生に体感覚派の人が教わったら、多分すごくわかりづらいと思うんですよ。
先生は理路整然ときっちりかっちり教えてくださっているのに、体感覚の人には、フィーリングとかノリとかの方が合うので、頭がパンクしがちだと思うんですよね。
そして、聴覚派の人に、いくら視覚で訴えてもこれまた全然入っていかないと思うんです。
というわけで、どの入口の優先順位が高いのか、自分の特徴を知り、それに見合った英語学習をすることでスムーズに身につけられるのではないでしょうか。
もちろん英語に限らず、フランス語、中国語、韓国語など様々な語学で全く同じことが言えます。
私は9月に仕事関係でフランスに行くんですね。
うまくいけば、今後フランスでのお仕事の展開も見据えていけるので、フランス語を学んでくださいと現地の方々から言われています。
英語も全然できてないのに、フランス語なんて厳しいと感じています。
語学に関しては苦手意識が強いのですが、表象システムの存在を知ったので、自分なりの語学学習法を工夫してみたいと思っているところです。
あと、これは人とのコミュニケーションにも非常に役立つ話で、相手の得意な感覚ではなく、自分の得意な感覚で答えてしまうと、ミスコミュニケーションになってしまうんですよ。
だから、この人はこの感覚が鋭いんだなということをあらかじめ知っていれば、自分は得意じゃなくても、相手に合わせて反応してあげると、スムーズにコミュニケーションが取れるようになります。
だから、今まで人とのコミュニケーションがいまいちだと感じたときは、完全にこの感覚が違ったんでしょうね。
体感覚派の私が、デジタル聴覚がバリバリの人と喋っていたら、頭が硬い人だなと感じやすいですよね。
でも、このことを知っていれば、しっかり論理的に説明してあげることで理解してくれる人だと分かるので、喋り方も変わってきますし、資料とかも交えれば意外にすんなりいきそうです。
逆に、視覚派の人にデジタル聴覚的に理解させようとするとポカンとしてしまいます。
そんな失敗を、みなさんも経験したことがあるんじゃないでしょうか。
気になるのは、自分がどのタイプかということですよね。
表象システム・優先度テストと検索をすると、いくつかサイトが出てきましたので、参考までにリンクを貼っておきます。
私が習得したところのものとは結構違うので、絶対に該当しているとは言いがたいのですが、気になる方はご自身で検索して、信頼できそうなサイトがありましたら、そちらで試されてみたらいいんのではないでしょうか。
そして、私が習得した学校のは、プレミアムチャンネルでご紹介したいと思いますので、気になる方は今月のプレミアム放送をのぞいてみてもらえたら嬉しいです。
優先度は、一生同じではないんですよ。
そのときの環境とか、よく使う感覚によって変わります。
日替わりという意味ではないのですが、そのときに置かれている環境やお仕事などで変わっていきます。
私は体感覚が圧倒的に優れていて、続いて、視覚とデジタル聴覚が同列。
そして聴覚が一番低かったです。
これはすごく納得がいって、私は耳が弱いんですよ。
少しざわついているカフェでお話をしていると、相手の声が本当に聞こえないんですね。
だけど、聞き直すのが悪いから、8割聞こえないまま過ごしてしまう。
でも、4人とかいると、私以外の人は声が聞こえているみたいなんですよ。
だから、耳が遠いなといつも思っているんですよね。
あまりにも聞こえが悪いので、何度か耳鼻科に行きましたよ。
聴覚テストもしてもらいましたし。
とはいえ、病的に聞こえていないわけではないんですよね。
やっぱり感覚として弱いんでしょうね。
辛いものが嫌いな人は、辛味に対して敏感なわけじゃないですか。
そんな感じです。
機能としては問題がないけれど、鋭敏か鈍感かみたいな。
ちなみに私は嗅覚も弱いんです。
元々アロマセラピストを名乗っていましたが、臭いものにも反応しないんですよね。
ほとんどが体感覚に持っていかれているんでしょうね。
さて、皆様の入口も気になりますね。
あと、子供にも使えますよね。
うちの息子は多分聴覚に長けていると思います。
ちょっとガミガミ言うと、耳を押さえて「お耳が痛い」と言うんです。
ちょっと変わっていませんか?
怒られてメソメソしたり、反発したりというのが子供の反応だと思うのですが、うちの息子は耳を両手で塞いで「耳が痛い」と言います。
かわいいですが、五感の反応なんでしょうね。
このように、聴覚優位の息子には音でわかりやすく説明をしたり、そういう学習法を取り入れたりするのがいいんだろうなと感じています。
あと習い事を選ぶときも、先生が聴覚優位で教えてくださるスクールがいいかもしれないですね。
では次に、各感覚の特徴をお伝えしたいと思います。
まずは視覚。
ビジュアル重視ですね。
絵を見て記憶する、音で気が散ることが少ない、口頭で長く説明されると退屈し思い出すことが苦手、プログラムがどう見えるかに興味がある。
視覚優位の人に口で長く説明するのは駄目なんですね。
そういう人には視覚で訴えないといけません。
紙芝居とかがいいんでしょうね。
続いて、聴覚。
オーディトリーのタイプの方の特徴は、音で気が散る典型的なタイプ、言われたことを簡単に復唱することができる、聞いて覚える、音楽好きで電話で話すことが好き、声のトーンや使う言葉の種類を重要視する。
視覚の方と逆ですね。
言われたことを覚えるということは、やはり耳から記憶するんですね。
音楽好き、電話好き、話好き。
私は聴覚が弱いと言ったじゃないですか。
全然音楽を聴かないんですよ。
施術中はリラクゼーションミュージックをかけておりますが、家では常に無音で過ごしていて、曲をかけると逆に落ち着かないというか、時にはイライラしてしまうんですね。
そして電話も苦手。
話すことは好き。
でも、脈絡のない話を延々とするのは苦手かな。
パーティーとかでたわいもない雑談とかはできますが、全然好きじゃないんですよね。
続いては、体感覚。
キネステティク。
こちらは、有機音を交えゆっくり話すことが多い、身体が触れ合うことに反応しやすい、何かを覚えるときは実際にやってみるか段階的説明を必要とする。
自分にしっくり感じる、または直感的に良いと感じたプログラムに興味がある。
これはまさに私という感じです。
有機音というのは、バーンとかギラギラとかぐちゃぐちゃとか、そういう音を表す言葉のことです。
自分ではわかりませんが、Voicyをお聴きのみなさんは私の特徴をよくわかってくださっていると思いますが、私は有機音が多いのではないでしょうか?
あと、身体が触れ合うことに反応しやすい。
これも嫌いとかではないのですが、少しでも身体の一部が触れるのを敏感に感じていて、すごく嫌なんですよ。
ハグとかも本当は苦手です。
これから海外に行く機会が多くなるので、慣れていかなきゃないけないと思っています。
これは慣れだと思いますが、先生や目上の方に背中をポンポンされたりとか、肩に手を回されたりとか、そういうときに背中が硬直してしまうんですよね。
セクハラとかは関係なく。
人と触れ合うこと自体に敏感ということです。
確かに、段階的説明を途中で聞くのは嫌で、とにかくやってみる。
しっくりくるとか、身体が嫌がっている、感覚が抵抗しているとか、感覚でいろいろ決めますね。
最後はデジタル聴覚。
こちらは、独り言に時間を費やすことが長い、段階・手順を一連の流れで覚える、プログラムが合理的かどうかに興味がある、時々他の表象システムの特徴を示すことができる。
これは、私が習っているNLPの先生が、元々はこれが強いタイプではなかったんだけれども、学校のシステムやカリキュラムを構築していくにあたって、今はこれになったと言っていました。
生徒に教える資料を作るときには全部文字化するし、元々はアメリカの学問なので日本語の教材がなく、全部自分で翻訳したらしいんです。
先生は外資系で働かれていたことや、長いこと留学をされていた経験から英語が堪能なのですが、言語をシステマチックに日本語に直していくというところで、デジタル機能が発達したんでしょうね。
何となくのイメージですが、男性はこのタイプの人が多いイメージがあります。
この現代社会って、目に見えることしか信じない人がまだまだ多いので、デジタル聴覚が優位になっている人が多いのかもしれませんね。
ビジュアルかな?
昔はブログや新聞などで長文が用いられていましたが、今は多くの方が長文を読めなくなってきていると耳にします。
さらに、YouTubeとかでも長い尺の動画で理解することが可能だったのが、最近はショート動画でビジュアル重視のものでしか理解ができなくなっているとも言いますよね。
だから、デジタル聴覚+視覚が強い人が増えているのではないかと思います。
あと、コロナで体感覚派の人は減ったでしょうね。
前までは日々触れ合う機会があったけれど、コロナで人と触れ合うことが激減したじゃないですか。
ほぼゼロになりましたよね。
なので、体感覚を今一度取り戻すために、家族やパートナーとしっかり抱きしめ合うとかいいかもしれません。
私は息子とギューっとすることを意識していますが、身体の広い面積で触れ合えば触れ合うほど得られる情報が増えます。
私は今、触れるだけで相手の身体の循環を変えていく施術もしていますが、服の上からやるよりも直に触れる方が、情報量が増えます。
あと、これを公の場で言うのは微妙なのですが、了承を得た方のみ、ゴム手袋をつけて衛生状態をちゃんと保って、口の中から身体を整えるアプローチをさせてもらっています。
やはり中に入ると情報量が増えるんです。
身体の感覚から、本当にいろいろな情報をもらえるんですよね。
こういうことを常にやっているから、私は体感覚が欠けていっているのかもしれませんが、それに反するように世の中は体感覚を使える人が減ってきているような気もします。
体感覚が強くなったから他が弱くなるとかではありません。
五感を研ぎ澄ましていくことで、第六感、サードアイ、おでこのチャクラが開いてきて直感的になっていきます。
直感的というのは、ひらめきとか、アーティスティックとか、クリエイティブ性が磨かれるとか、すごくいいことだらけです。
五感を磨いていくという意味では、今日の視覚・聴覚・体感覚・デジタル聴覚、今回は含まれていなかった嗅覚も、使えば開かれていくので、今日の話が参考になったら嬉しいです。
少し話が逸れたかもしれませんが、今回の話はいかがでしたか?
語学学習は単語を知らないとどうにもなりませんよね。
だから、全然喋れないという人は、とにかく単語をたくさん覚えてください。
その覚え方には、今日の表象システムを使っていただいて、優先度の高い感覚で覚えていきましょう。
私も英語学習を頑張ります。
「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!