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【お悩み相談】首のしこりについて(原因と対処法)

首のしこりについて

前回は寝相について本質的に語ってみました。

寝相が良いか悪いか、インスタグラムでアンケートを取ってみたところ、大半が良い、もしくは割と良い。

悪い人のパーセンテージが少なかったんですよ。

皆さん、心と身体が制限を受けまくっていますね。

本来の寝相の悪さを取り戻せるように、どんどん開放していってもらいたいものです。

さて、今回も以前いただいたご質問にお答えしたいと思います。

『頑固な「首コリ」は〝口ぽかジャリジャリ〟で撃退!』という放送に、質問をいただきました。

「いつも有料級の放送をありがとうございます。

感謝しています。

そして、インスタで知りましたが、北九州でしたか?

私も3年前いました。

質問です。

頭と首の間にしこりを感じて整形外科に行きました。

しこりはストレートネックからとも言われましたが、まだずっとしこりが気になり、循環器内科に行ったら、循環器内科では脂肪腫と言われました。

これはかなり気になり、食生活も気をつけることはありますでしょうか?」

ということです。

4月の後半にいただいたご質問なので、お答えするのが遅くなってしまい申し訳ございません。

今も首のしこりが気になっていらっしゃるのでしょうか?

皆さんはどうですか?

できたことがある、もしくは今できている方はいらっしゃいますか?

あまり身近で聞く話ではないですが意外にいると思いますので、今日のトピックにさせてもらいたいと思います。

まず、質問者さんは整形外科に行き、そこではストレートネックが原因と言われたとのことですが、あまりピンとこなくないですよね。

ストレートネックで首にしこりができるのか?と。

できている場所にもよりますが、原因の1つとしては、首周りのリンパ節の腫れや詰まりです。

顎周り、首や耳の付け根辺り、鎖骨にはリンパ節がたくさんあるんですね。

その辺りの循環が悪いと、リンパ節が滞って部分的に膨らむことがあります。

それに触るとしこりのように感じるんです。

風邪をひいたときに、扁桃腺という耳の下あたりが腫れるじゃないですか。

それがパンパンに腫れていると、しこりのように感じますよね。

このリンパ節が腫れているからできるしこりの場合は、放っておけば治ります。

でも、ずっとあるということはずっと詰まっているということなので、その場合は首を開通させないといけないですよね。

首の凝り、肩の凝り。

筋肉は全部繋がっているので、首の循環をよくするためには、顎周りとか頭骸骨の骨組みや首そのもの、鎖骨、脇。

首周りのリンパ節をしっかり流すには、脇の下のリンパ節も緩んでいないといけません。

私の乳トレバストアップメソッドの中にも取り入れている脇の下ほぐしを加えて行うと、改善しやすいかと思います。

だから、整形外科で、しこりはストレートネックから来ていると言われたのは、今お話したような経緯を考えて言われたんじゃなかろうかと思います。

ストレートネックだと首が詰まりやすいですもんね。

凝りやすいからね。

ストレートネックは、元からなっている場合はほとんど少なくて、生きていく上で亀のように頭を前に突き出した姿勢を続けていたことで、首の湾曲の度合いが薄れてストレートになっていく、そんな状態です。

だから、後から自分で作っています。

なので、これは背骨の柔軟性を取り戻すのが大事です。

質問者さんのように首にしこりができやすい方は、首周辺の凝りを取るのはもちろん、マッサージや鍼灸の針などのアプローチがとてもいいですが、それだとイタチごっこになってしまいます。

自分の骨格のメンテナンスが常に必要ですよね。

ヨガやピラティス、ストレッチとかをやって、ナチュラルに良い姿勢を保てる身体を作っていくと、首の凝りができにくくなるのではないでしょうか?

続いて、循環器内科では脂肪腫と言われたそうですが、脂肪の腫瘍ということで、脂肪が多いのかもしれない、食生活が関係しているのかもしれないとご心配になられる方が多いと思います。

でも、脂肪腫というのは全身にできる可能性があり、首に関わらずいろいろな箇所にできますが、原因は不明とされています。

一般的には、肥満や糖尿病がある方にできやすい傾向があると言われていますが、脂肪というのは老若男女、太っていようが痩せていようが絶対にあるので、誰にでもできる可能性はあります。

実際、私の知り合いの中にも、すごくスリムな男性なのに大きい脂肪腫ができていた方がいました。

一般的に、ほとんどが良性の腫瘍なので放っておいても大丈夫なのですが、稀に悪性腫瘍化する場合もあるので、安易に考えることはしない方がいいという説もあります。

そして、脂肪腫ができる場所は皮膚のすぐ下なので、触れて気づきやすいですよね。

とても太っていた人が痩せたときに、今まで生まれていたものに気づきやすくなることもあります。

あと、脂肪腫は1度できると消えることがないと言われているので、脂肪腫と診断されたけど生活に支障がない、見た目にも特に気にならないのであれば放っておいたらいいし、気になるという場合は切除手術をしたら良いかと思います。

皮下のものを取り除くのでそんなに難しい手術ではないです。

整形外科ではストレートネックからできたリンパ節の腫れという診断で、循環器内科では脂肪腫という皮下にできるものとの診断なので浅さが違うはずなのですが、それを同じように診断されたのはどうなのかなと思います。

ですが、文面からすると、どちらの病院からも特に気にすることはないと言われたんだと思います。

なので、コメントをいただいた放送でお話した、首こり撃退の口ぽかジャリジャリを頻繁にやっていただければと思います、

放送のリンクを貼っておきますので、まだお聴きでない方はぜひお聴きください。

▼『頑固な「首コリ」は〝口ぽかジャリジャリ〟で撃退!』はこちら

今は、パソコンやスマホが原因で、首が凝っていない人はほとんどいないですよね。

だから、口ぽかジャリジャリは非常に役に立つと思います。

それ以外にも、私の著書『筋膜緩め』で、首こり撃退方法を載せておりますし、リンパ節の詰まりの場合は脇の下もほぐした方がいいので、私の著書『病気が嫌なら脇の下を揉みなさい』がいいと思います。

どちらの本も、首や脇、そしてバストアップにも繋がるマッサージ方法をいくつか載せておりますので、乳トレと併せて参考にしていただけたらと思います。

さて、今回は首のしこりについて私なりの見解を解説させていただきましたが、首の前にしこりができている場合はバセドー病など免疫疾患の可能性もありますし、稀に悪性腫瘍の場合もあります。

良性でもサイズが大きくなるとか、多発する場合もあるので、いずれの場合にしても納得がいく答えが出るまで、セカンドオピニオン、サードオピニオンをされてください。

安易に、大丈夫だろうと自己診断するのは禁物です。

これをお聴きの皆さんの首や肩が楽になって、すっきり快適にお過ごしいただけたら嬉しいです。

▼音声で聴きたい方はこちら

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朝井麗華
「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!