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2024年を振り返る - 作品づくり -

物事を順序通りに記していくことが苦手なので、
今日は「作品づくり」について
去年のたくさんの経験と、そこから今感じていることを書いていきます。

追憶の幻想譚プロジェクト

個人作品としては7作目の「追憶の幻想譚」は、
絵画と文学と音楽のコラボレーションをし、クラウドファンディングも行って、大きなプロジェクトとして企画を終えることができました。

  1. 企画づくり

  2. 作曲・REC

  3. 製本…製本会社さんとのやりとり+ページ校正・入稿

  4. クラウドファンディング+作品発送

  5. グッズ制作・発注

  6. イベント&店舗キャンペーン

  7. 作品発表…展示+ホールコンサート

未だやったことのない大掛かりなプロジェクトはチャレンジであり、
それを最終地点まで持っていけたことは
自分にとって一つの自身にもなりました。
クラファンはありがたいことに成功し、日本語版の他に、
英語版も作り、海外の方に向けても作品を届けることができたことは、
このチャレンジがあったからこそなし得たことだなあって思います。

ただそれと同時に、反省点もありました。
やはりこれだけのことを同時期に進めていく…となると、単純に時間が足りなかった‥!
ある程度計画的に考えていたつもりだけど、やっぱり見立てが甘くて。
もっともっと、曲作りや、RECに時間を割くことができていたら…なんていうのは単なる言い訳に過ぎないというか、いつだって時間は限られているし、その中でどれだけできるかがその時の実力に違いないのだけれど、思ったよりクラウドファンディングのページを作るのには時間がかかり(おそらく1ヶ月はかかりました)またそれを周知させるためのPR活動にもだいぶと気持ちを持っていかれていたので、それを考えると、もう少し早くから動くことができていたら、と、どうしても思ってしまうのです。

まあ…でもいくらそう思っても、やってきたことがその時の最善ではあったので、それも含めて、「よかった!」とは思います!

「小さなわたし」との繋がり - 次のステージへ

一つの大きな活動を終えて、今後のことを考えているのですが、これまで作り続けてきた作品作りの流れは一旦、一区切りがついたように思います。
作品づくりは今後もずっと、多分死ぬまで続けるつもりですが、2015年にオリジナルを書き始めてからこれまでの活動動機は、今回の「追憶の幻想譚」を持って、「やり終えた」ように感じています。

アスタルテ書房さんでの「追憶の幻想譚」展示の様子
アートブック「追憶の幻想譚」表紙 / 鳥居椿

「追憶の幻想譚」はまさに、私の幼少期の心。
鳥居椿さんに書いていただいた表紙絵「追憶の幻想譚」に描かれているのは、これまで私を動かしてきた、小さなわたし、です。
練習の時間にいた洋間で、ヴァイオリンを片手に想いを回らす毎日。やけに大きく響く時計の秒針の音を聞きながら毎日天井を眺めていた日々…。
今回この作品を発表したことで、この小さなわたしの存在を自分自身ではっきりと確認でき、ある意味「成仏させた」と思うんです。
ホールコンサートのMCでもお話ししたのですが、アニメ進撃の巨人に出てくるユミルのような存在と繋がった…という感じ。

[追憶の幻想譚 下絵]
お友達の話が本当にわからなかった記憶を椿さんと話し、
部屋を覗く女の子たちの顔を動物っぽく描いていただきました。

これからは、小さなわたし…から離れて、もっと自由に創作をできるような気がしています。これまでを捨てるでもなく、ガラッと作風を変えるでもなく、ただただ次のステージへ向かうことができるというような。

ページ校正を頑張っていた時の写真。
少しずつ配置が違う…これは本当に大変だったけど、良い思い出です!!!

今年は夫婦コラボレーション

私個人の次の作品は、少し時間を置いて、テーマなどゆっくり設定しながら、落ち着いて作っていこうと思います。
それより前に、一つやりたいことがあります。
今年(2025年)は、結婚10年目になり、家族の会社も10期目になりますので、近未来的なCGが得意のデザイナーである主人と私とで、夫婦コラボをしてみたいと思います。
主人の後押しがなかったら、私は今の活動を始めていなかったと思いますし、色々ぶつかったりもしながらですがここまで来れたのは、家族の支え合ってこそです。
10年経ってやっとコラボレーションできる準備が整ったようにも思います。
年末にイタリアに行ってきましたが(それについてもまた書きたいです)、日本だけでなく海外へもアプローチしていけたらいいな、と思っています。


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