
1章1節 あなたはなぜ働くのですか?
まず、「あなたはなぜ働くのでしょうか」。
なぜ働くかの答えは、大きく3つに分かれます。
A)今、目の前の仕事に意味がある
B)仕事をした先(結果)に意味がある
C)自分の人生の大志に意味がある
ここに「マズローの欲求段階説」を加え、自己肯定感アップについて考えたいと思います。
1節 あなたはなぜ働くのですか?
まず、「あなたはなぜ働くのでしょうか」。
なぜ働くかの答えは、大きく3つに分かれます。
A)今、目の前の仕事に意味がある
これは例えば家を建てる時、家を建てるのが仕事、作業内容だから家を建てるような意味がAになります。
B)仕事をした先、結果に意味がある
これは家を建てると、そこで人が住める、自分は収入が得られるから家を建てるような意味がBになります。
C)自分の人生の大志に意味がある
「これは人々が安心して生きていける社会を創る」、
「どんな人でも住める場所を創ることで自分が救われる」、
このような人生の大志を達成するためやその途中・道中のために家を建てるような意味がCになります。
ここでの重要ポイント
なぜ働くかの答え3つの分類に、優劣、良い悪いはない事です。
例えば、
目の前の仕事をただやるより、大志を持って仕事をする方が良い優れているや、大志を考えるより、ただ目の前の仕事に集中した方が良い優れているというような、わけではありません。
ここでマズローの欲求段階説というものがあります。
これは欲求には5段階あり、その一番上は自己実現があると考えます。自己実現とは、人生を通して自分の大志を達成する状態のことです。ただし、この自己実現が他の欲求の段階と比べて重要なのではありません。
重要なことは今の欲求の段階を達成することで次の段階へいける、つまりは今できている事があるから、これから頑張れるという説です。
具体的に考える上で必要な「対価」という考え
働くとは、社会貢献することであります。それに対して、お客様や会社は「対価」を支払わなければなりません。対価とは、例えば、お金や活動することによる健康、知識や技術に対する経験など、様々です。
ここでお金について考えてみましょう。
お客様はサービスに対する対価として、会社にお金を支払います。会社はお金に対する対価として、お客様にサービスを提供します。
会社は労働力に対する対価として、従業員にお金を支払います。従業員はお金に対する対価として、会社に労働力を提供します。
このような関係を「価値交換の関係」と呼ぶことにします。この中でお金は「価値交換の媒体」です。
「価値交換媒体」と「社会貢献」の関係性
給与には固定給と変動給に分かれます。
「固定給」とは、 定められた時間を働けば与えられる、固定的な給与 を指します。 時給制や日給制の場合は、時給や日給として定められた給与がそのまま固定給に当たります。 年棒制も然りです。 一方で、固定給以外の給与は、一般的に「変動給」と呼ばれます。 スキルに応じて与えられる能力給、営業成績によって変動する歩合給や出来高制などが変動給の例です。
ここではまず固定給で話します。固定給には月給・日給・時給があります。これは数学や物理の公式のようなものです。時給を例に見てみましょう。
(丁寧に言うと)
時給とは、1時間当たりの労働に支払われる金額を指します。お客様に見積を出す時の作業員単価と相似の関係にあります。単位で表すと、[円/h]となります。
何が言いたいかといいますと、時間(労働)がお金に換算されるということです。
つまり、私たちがお店で商品を買うときやサービスを受ける時、その商品の金額やサービス料金は私たちの労働時間(労働内容)に換算して考えることができるということです。変動給も同じです。
これが価値交換媒体の仕組みです。お金が回ることは社会貢献につながることが多いです。
「価値交換媒体」と「働く理由」の違い
あなたはなぜ働くのですかの答えに「お金の為」と答える人もいると思います。また、会社への志望理由に「社会貢献の為」と答える人もいると思います。
しかしながら、ここまでの話を聞いてお気づきの方もいらっしゃると思いますが、これらの回答が答えになっていないことが分かります。
「何の為にお金が必要なのか、お金で何が欲しいのか、どのくらいの金額か」
「社会貢献をしていない会社はありません、あなたがどのように社会貢献したいのか」
この事を考えることが自己分析です。
自己肯定感アップのポイント
(この自己分析のコンセプト)さて、ここで1章の主題(テーマ)に戻ります。
自己分析をする上で「働く理由」を考えることは大前提なので、就活の面接や仕事の中で聞かれることは滅多にありません。だからこそ、ここで自分を認めることが大事なのです。
「働く理由」を考え自分なりの答えが出た時、3つの分類やマズローの欲求段階説の段階に答えが分かれるかと思います。そこで優劣を考えるのではなく、単純に種類が違うと考えます。
これらの分類や段階もきれいに決まるのではなく、ごちゃ混ぜで割合を可能な限りはっきりとさせることが目的です。
まとめ
今の段階を達成して土台を作ることが大切です。次の段階に行く、より良い自分になる、もっと頑張るには「今の自分を認める」必要があるのです。
「今の自分ができないから頑張らなければいけない」ではない、ということです。