アサイゲルマニウムとオリゴ糖
アサイゲルマニウム摂取と免疫強調
先日、ぼくの家に来客があった。その方はぼくと妻が通う教会に来ている方だが、キリスト教を信じ入信しているわけではない。こうした方々を教会では未信者の方という。未信であって不信ではない。未だ信じてはいない。ちなみに、以前の記事で紹介したビレモの憲ちゃんは未信者の別の呼称であるノンクリスチャンの短縮版”ノンクリ”をめちゃ気に入っています(笑)なにかというと「俺、ノンクリっすからぁ~」と言ってきます。
それはさておき、ぼくは結構、この未信者という言い回しは好きです。この先の可能性が開けているから。一方、(ワクチン)未接種というのは嫌い。なぜなら未だ接種していないという言い回しだから。Twitterなどで、明確に未接種ではなく非接種です!と表明している人もいます。ぼくも同意見です。
製造する会社が責任を担保しない(免責されている)物質など、ありえなさすぎて身体に打ち込むなんてすべきじゃない。そう最初から思っているからです。
ぼくらの会社のアサイゲルマニウムが原因で身体に影響があったら、それは浅井ゲルマニウム研究所が責任を負う。これは当然のことですよね。
大体において、製造者が免責で無責任であるということは、製造者の責任が問われる可能性を強く包括しているものである(つまりはヤバい危険な物質)ということです。なので、事故が多発しても作った側は責任を取らない。それでもいいように国が責任を持つという。しかし、その国の側の責任者と目される人物(某大臣)は、責任を問われる事態になると言い訳ばかりして逃げ回る。
とにかく、未信は好きだけど、”未”接種という言葉は大嫌いです。
さて、その客人との会話でアレルギー性鼻炎というか花粉症の話になったわけです。北海道・函館はスギ花粉アレルギーは少ない(杉は多いけどスギ花粉症は出ない・・・排ガス量の関係?)けど、これ以外の時期にシラカバ花粉とかブタクサの花粉というのがアレルギー源で苦しめられるらしい。
そうしたら、妻がおもむろに、「それならこれがいいですよ!」と言ってmediate Harmoという製品を取り出し、封を切って中身のタブレットを彼女に食べるよう勧めた。そしてぼくに「ゲルマニウムと乳酸菌と、あとはなんだっけ?」と聞いてきた。
「あぁ、オリゴ糖だよ。オリゴ糖と乳酸菌はアレルギーにいいからねぇ。」と話した。「へえ、オリゴ糖って花粉症にいいんですね・・・」とお客さん。
そうか、このあたりのことって皆んなが知っていることじゃないんだ・・・。と気付かされたわけです。
そこで、アサイゲルマニウムとオリゴ糖、乳酸菌の話を書いてみることにします。
アサイゲルマニウムを摂取すると免疫に作用する・・・。これは既に何回も記してきたことなので、繰り返しません。以前の記事をご覧いただければと思います。(『アサイゲルマニウムと免疫』参照)
アサイゲルマニウムは自然免疫細胞に活性化作用があります。免疫というのは疫病を免れるシステムで、アサイゲルマニウムを摂取することで病気になりにくい身体づくりができると考えられるわけです。
ではなぜ?という時に、他の免疫に作用することが知られる種々の素材とは少し違うのです。何が違うか・・・。まずは、免疫細胞に作用することが明確にわかっているいくつかの素材をあげましょう。
たとえば①菌体関連物質であるLPS(細胞壁の成分としてのリポ多糖)、②ペプチドグリカン、③β‐グルカン、④核酸(DNA・RNA)などが知られています(他にもありますが)。こうした比較的大きな分子(タンパク質や多糖類)は免疫細胞にとって異物として(他者が侵入してきたことの情報として)、いわば危険信号として捉えられ、認識しています。
おかしなもの(異物)が身体の中に侵入しているから、排除・分解することで身体の本来の機能を維持しようとするために、真っ先に自然免疫細胞が活性化されることが必要になります。
ですから、これらの分子情報パターンを認識するセンサーが細胞の中に備わっています。ぼくら浅井ゲルマニウム研究所の研究メンバーの間で、免疫に詳しくない方への説明ではアンテナと呼んでいます(セミナーとか出られた方は思い出してください)。
そのようなアンテナの認識対象が先にあげた①~④などが該当しています。本来は異物として認識されるものですが、それが免疫を刺激して活性化させるということです。
ところで、アサイゲルマニウムは人体にとって異物です(だって元々天然界になかったものですから)が、認識するには小さすぎる(タンパク質や多糖と比べて100分の1とか10分の1といったサイズ)のでアンテナには引っかかりません。直接的に免疫細胞を活性化するアンテナとは関係せず、でも(どのようにしてかは未解明ですが)免疫細胞を刺激して元気にしてくれるというわけです。
そのため、先に挙げたような免疫を刺激する成分とは違う方向から働いて、共同作業で免疫を高めてくれる可能性が示されてきたわけです。
乳酸菌とオリゴ糖の免疫への作用
さて、乳酸菌といえばヨーグルト、漬物などに含まれる酸味の元を作ってくれる細菌です。乳酸菌は、乳酸という酸性分子を作ります。一般の菌は様々な酸性分子を作り、この酸やその他の発酵産物の種類によっては腐敗臭(人間にとって嫌な臭い)を発生します。乳酸菌は乳酸のみ、あるいは乳酸と酢酸のみを作るので、腐敗臭がなく、また酸を多く発生することで腐敗菌が育ちにくい環境にしてくれるという性質があります。
加えて、乳酸菌のペプチドグリカン(上記②)も免疫刺激にもなりますから、悪性成分の発生源を防ぐ環境を作りつつ、異物の侵入に対する免疫力を高めるという好ましい能力を持っているわけです。腸管内、特に大腸にはおびただしい数の菌(1000種類、100兆個といわれる)が生息しています。腸管には身体の外側の最前線として外敵から身体を守るための免疫器官が多くあり、腸管免疫と呼ばれています。この腸管免疫の部分に集まっている免疫細胞を乳酸菌が直接刺激してくれるということです。
ですから、乳酸菌を口からとることが健康に良いということに繋がるわけですが、乳酸菌ってのは酸素があっても大丈夫な子と、酸素があると死んじゃいやすい子がいるわけです。前者は乳酸桿菌(棒状の形態)、乳酸球菌(丸い小粒状の形態)がいます。そして後者にはビフィズス菌(Y字状;コリネ型の形態)がいます。大腸は微生物(細菌)が発酵する時につくるガス成分により酸素がない環境なので、無酸素状態でしか生きることの出来ない子たちも元気に活動できるのです。
酸素があっても生きていられる前者の乳酸菌達が発酵産業に多く利用されていて、ヨーグルトの乳酸菌とか、漬物類の乳酸菌がそれにあたります。
繁殖力が強く、そして免疫を活性化する能力が高い菌株が食品製造業などで利用され、宣伝されているというわけです「当社の乳酸菌〇〇株は腸まで生きて届き、悪玉菌を減らします!」みたいなやつです。
さて、次にオリゴ糖の説明ですが、オリゴ糖というのは栄養素としての炭水化物の一つ・「糖質」の中で、糖の最小単位である単糖が2~5個くらい連なった糖を指すもので、更に連なる数が増えると多糖と呼ばれるようになります。多糖の中で最も著名なのはデンプンです。糖質というのは活動エネルギーの素として生物が必要とする栄養素で、ブドウ糖は解糖系という代謝の経路を通ってクエン酸回路という代謝の経路に入ります。この過程でエネルギー分子として働くATP(アデノシン三リン酸)が大量に作られます。つまり、ブドウ糖がATPの原料として使われているということです。
微生物である細菌もこのブドウ糖を使って運動するわけです。つまりブドウ糖は細菌たちの餌になります。そのため、糖質でブドウ糖の素である分子は細菌の増殖や活動に使われます(ちょっと難しい言葉で資化<しか>されると言います)。だから甘いものは細菌を増やしてしまうんですね。しかし、このブドウ糖が含まれていても幾つかの単糖が連なっていると性質が大きく変わります。例えば、ブドウ糖と果糖が連なった蔗糖は、いわゆる砂糖と呼ばれる糖で、甘みの代表格です。ところで、ブドウ糖2個が連なっている物質(糖質)として繋がり方・・・結合場所が違うマルトース(麦芽糖)とトレハロースはどちらも同じ分子・材料から出来ているものの、かなり異なる性質があります。
なんだか難しい話かもしれませんが、深く知りたい人はググってみてください(笑)
オリゴ糖は細菌が資化できるものと、出来ないものがあります。オリゴとは2,3個以上10個未満くらいを指すギリシャ語の「少ない」を表すことばで、日本語では少糖類という呼び方がありますが、オリゴ糖のほうが名称としては知られていると思います。10個以上になると多糖類というわけです。
単糖は、ブドウ糖(グルコース)、果糖(フルクトース)、ガラクトースなどが良く知られています。これら単糖が、2個、3個と連なっていくのが、オリゴ糖あるいは多糖というわけです。
オリゴ糖の中には、細菌が作り出す酵素によって分解されて単糖になり(消化と呼ばれる反応)、その後、体内に腸管の上皮細胞経由で吸収されていく場合と、そのような酵素が無いためにオリゴ糖の状態で存在して(難消化性)、上皮細胞に吸収されにくい場合があります。後者のタイプを難消化性オリゴ糖といい、腸管に吸収されてエネルギーになる砂糖などと異なり腸管内に留まって下部消化管(大腸や直腸)に残り、腸内細菌たちのエネルギー源(エサ?)として資化されるものもあります。
そんなオリゴ糖の一つである天然の3糖類にラフィノースがあります。
ぼくは、浅井ゲルマニウム研究所の研究員として入社したのですが、入社初日に仕事をはじめたのは浅井ゲルマニウム研究所の施設ではなく、上記の天然の難消化性オリゴ糖ラフィノースを砂糖の精製における副産物として製造する日本甜菜製糖株式会社の総合研究所でした。ラフィノースの説明はリンクの解説が分かりやすいので貼っておきます。このラフィノースは砂糖=蔗糖の原料である砂糖大根(甜菜)の成分です。大腸で他の菌にほとんど資化されることなく、乳酸菌類に資化されることで、これら乳酸菌を腸内に非常に増やし、他の悪性物質を産生しやすい菌を抑制するのに役立つというのに優れた糖でなのです。
ラフィノースって何? │ 知る・楽しむ|日本甜菜製糖/ニッテン (nitten.co.jp)
ぼくの仕事がどうだったのか、そこは過去記事を参照してもらいたいです。要は、このラフィノースとアサイゲルマニウムを比較するというのが仕事の目的で、その方法を学ぶようにということがニッテンに受け入れていただいた理由だったのです。
ちなみに、その時の仕事を師匠の名倉さんが発表したビートファイバーの腸内細菌叢に与える影響に関する論文に、共著者として名前を入れていただいています(笑)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jim1997/11/2/11_2_109/_pdf/-char/ja
さて、そんな感じで乳酸菌やオリゴ糖が腸内の発酵状態を変化させる素材で、腸内細菌叢という細菌の棲家の中の勢力バランスに影響を与えるものであることは何となくお分かりいただけたでしょうか。
簡単に超単純化して言えば、乳酸菌が増えることで他の悪性の因子を産生する菌の増殖を抑制する。オリゴ糖は乳酸菌類の餌となり、これらの勢力を増やして腸内環境バランスを整える。といった感じです。前者のような乳酸菌をプロバイオティクスといい、後者のようなオリゴ糖をプレバイオティクスと呼びます。さらに、その組み合わせをシンバイオティクスと呼んで、腸内環境を是正するためのアプローチとして用いられています。
腸内細菌叢は消化管内にあり、これは身体の外側になります。ちょっと理解が難しいかもしれませんが、口から食道、胃、腸そして肛門までの消化管は管の中は外界と接していて、体外になるわけです。ですから、口にはいることが身体の中に入ることではなく、消化管(特に小腸)から吸収されて血液中に移行することが体内に入ることになります。ですから、先にも記しましたが、小腸や大腸の管から身体の中に様々な栄養素を取り込む腸という組織は最前線とも言える重要な場所です。外からの害をもたらす因子を極力減らすために、腸管には免疫組織(免疫細胞が集中的に集まっている場所・器官)が集中的に存在しています。
あまり耳慣れないでしょうが、パイエル板、粘膜固有層、腸間膜リンパ節などがそれです。これらの組織に存在する様々な免疫細胞が腸内細菌叢でできる種々の因子(発酵産物など)を認識して応答し、外敵の侵入に備えているのです。ですから、シンバイオティクスと免疫の状態は密接に関係があります。
シンバイオティクスの免疫作用へのアサイゲルマニウムの影響
ここまでに、乳酸菌とオリゴ糖によるシンバイオティクスについて紹介しました。そしてシンバイオティクスは免疫調整を行い、いわゆる生体防御反応に影響することになります。
そこで生まれたのが、ぼくの”なかま”であった大西さんの発想でした。シンバイオティクスとアサイゲルマニウムを組み合わせるというところ。これは画期的な考えだと、今にして思っています。
今回の記事では、上記の中で第4項の”腸管免疫研究”の後半でさらっと述べている研究論文に関して、少し詳細に記そうと思います。こちらの研究がHarmoのベースとなった乳酸菌・オリゴ糖とアサイゲルマニウムを組み合わせた、シンバイオティクスへのアサイゲルマニウムの影響評価ということになります。
データとしては速報なので2つしかありません。やったことは、乳酸菌類2種類を培養によって増やし、菌体を分離して凍結乾燥(LB)。これらを混合し、乳果オリゴ糖(OS)と混合したLB/OS粉末をマウスの餌に混合し、さらにアサイゲルマニウムを低用量(0.0012%)もしくは高用量(0.03%)の量で餌に混合した。上記成分を混ぜない餌を与えた(対照)群に対し、LB/OSを混合した場合や、さらにアサイゲルマニウムを低用量、もしくは高用量で添加したマウスでは免疫状態にどのような変化があるか?を調べました。
調べたのは、以下の2点。①身体全体の免疫状態の指標となる脾臓の脾細胞培養により免疫の応答性についてサイトカイン産生を定量しました。②腸管免疫の状態をモニターする意味で分泌型IgA(腸管内にある病原体や病原毒素を不活性化する)の糞便中濃度を定量しました。
結果として、①の全身免疫に関してはLB/OSが免疫細胞(ここでは特にT細胞)のバランスをTh1型というタイプを強化し、Th2型を抑制している様子が認められました。これは前者が細胞性免疫の攻撃性を強めるもので、後者はアレルギーに傾く性質があることが知られる因子です。具体的には、Th2細胞が多く作り出すIL4の量が抑制され、Th1細胞が作り出すIFN-γやIL12が増えるというものでした。また、アサイゲルマニウムの効果としては添加によりLB/OS単独よりもTh1型のサイトカインであるIFN-γやIL12が増え、特に高用量では強く作用したことが認められました。
つまり、全身免疫の強化には高用量のアサイゲルマニウムが重要だったことが示されました。IL12やIFN-γはマクロファージや樹状細胞などの抗原提示細胞とT細胞やNK細胞の連携に重要で、病原体(細菌感染)や腫瘍に対する攻撃においても重要な経路になります。
さて、続く②の実験において分泌型IgAの量が多いことは、前述した通り病原毒素を不活性化するのに働いているので、生体防御能を上げる意味で大切な部分です。予防的な力が強くなると考えて良いでしょう。(ただし、分泌型IgAの働きは分かっていない部分も多いそうです)
そんなIgAですが、②のデータでLB/OSによって摂取しているマウスではIgAが増えていることが示されました。特に、長期間の摂取(8週間)でIgAはしっかり増えてきていました。これに対し、低用量のアサイゲルマニウムはさらに作用を強めることが示され、もっと早い段階でIgA量を増やし、全期間を通じて上乗せしている結果でした。ところが、高用量の場合はこの効果がキャンセルされることも示されています。
その意味で、①が示す全身性の免疫状態と②が示す腸管免疫組織の免疫とは応答が異なっていると言える結果です。全身的な感染が見られるような局面では高用量のアサイゲルマニウム摂取が有効で、感染防御・予防的な局面ではシンバイオティクスに少量のアサイゲルマニウムを一緒に摂るのが良い可能性を示していたことになります。
そんなわけで、シンバイオティクスとアサイゲルマニウム少量の組み合わせを普段の生活に取り入れることで腸管の免疫組織の働きを高め、病原体の侵入を抑制し、またアレルギーも抑制しようということになります。
やみくもに大量のアサイゲルマニウムを摂取すれば良いということではなく、場面によって選ぶ製品を変えてみるのも良いだろうという根拠になる研究結果の紹介でした。
製品化と使用者の経験談
少々むずかしい内容を、まじめに面白みもなく書きましたが、ここまで読んでくださった方はどれくらいでしょうか(笑)まぁ、辿り着いた皆さん、ありがとうございました。もう少し分かりやすく書ければ良いのですが・・・。免疫の話は本当に難しく、あまり砕いて書くと間違った情報になるので、この程度がぼくの限界です(汗)それはさておき、この研究成果を製品に活かすことになり、先のリンク記事にも書かれているのですが、このシンバイオティクスをアサイゲルマニウム少量でブーストする企画製品が作られ、販売されています。リンクすることはできないので、なんとか探し当ててください・・・
この製品、要するに超高額のアサイゲルマニウム製品群において比較的安価に設定されています。安価なLB/OSに少量のアサイゲルマニウムなので、製造原価も抑えることができ、最終の価格もそれで済むわけです。
とにかく、発売後に驚いたのは花粉症の症状を持っている先輩方が薬で抑えているという状況から解放されたことでした。アレルギー性の免疫状態になっていたものを変えたのだろうと思います。関係者(大学教授)談によれば、「Harmoがねぇと鼻がグジュグジュだから、あれが間違いなく良いんですよ」とのこと。また、別の先生には「息子があれを美味しくって一気に一瓶(以前は150粒ボトル入りだった)食べちゃって、そしたらアトピーが治っちゃったんですよ!あれすごいですね!また買えますか?」とか。
ただ、150粒とかだと中々減らないし、場合によってはチョットずつ食べてたら古くなってきちゃう。
そこで、50粒ずつを袋入にし、3袋をセットにするスタイルに変え、1袋でも購入できるようにして、2,000円以内で購入できるようにしました。でも、セットのほうが断然オトクなので、1袋買いする人はいないかな。
まぁ、お試しでまずは・・・という場合には良いですよね(笑)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?