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函館研究所とアサイゲルマニウム
函館と函館研究所
ぼくのnote記事はアサイゲルマニウムに関することしか書いていないですが、改めて書くまでもないことですけれどアサイゲルマニウムを作っているのは全世界でただ一箇所、株式会社浅井ゲルマニウム研究所の函館研究所です!
函館に引っ越してきて、既に26年になり、人生の約半分を過ごした地になりました。函館の人・・・(歌じゃない)には怒られるかもしれないですが、最初は馴染めない思いが強い土地でした。それには色々な理由があるのですが、一番はぼくの求めてきた北海道とのギャップでしょう。
函館の前に住んでいた土地が北海道の中央部に位置する帯広で、十勝平野の真ん中に位置する小さいけれど広い街でした。
そこから、移り住んで、北海道に憧れて東京からやってきたぼくには、北海道とは別物感が強く、十勝の広大さとは違う、狭いところに凝縮された町並み。これは函館山からの町並みを見れば一目瞭然です。
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この写真で見える範囲は手前の山麓から扇状に広がる右奥の端が湯の川地区および函館空港ですがちょうど10kmの距離になり、徒歩でも2時間・・・(笑)つまり、写っている鼓型の土地はどこへ行っても10km程度の領域ということです。地平線の見えそうな十勝平野などの道東および道北方面の、広々とした”ほっかいどーでっかいどー”みたいな雰囲気は無いわけです。
そんな函館のなかで、同じ写真の鼓の中央をずっと山まで目を移したあたりに、浅井ゲルマニウム研究所の函館研究所が位置する臨空工業団地があります。
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さすが臨空工業団地!なんと空港からは車でわずか12分!
ということですが、昨年までの25年間は空港からの函館外環状線日吉ICまでが無かったので、臨空工業団地とは名ばかりで普通に30分程度かかっていました ヽ(`Д´)ノプンプン
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函館研究所
函館研究所は1997年に完成した研究所で、それまでは東京都狛江市に研究所がありました(1975年から)。東京都の道路計画により狛江市から立ち退く必要が生じ、ゆったりとした環境で研究し、設備を充実させたGMP対応の工場を持とうということで北海道函館の地が選ばれました。
別記事『アサイゲルマニウムとは何なのか?第一章』に記したように、ぼくの入社のときには(1994年に内定、1995年4月入社)既に函館へ移転することが決まって、準備段階にありました。同連載記事の第三章には、ぼくが函館に転居した際のことも記しています。まだ工場が建つ前に鉄骨がむき出しの頃、函館の工事現場に赴任し、研究所・工場の建て上げや、工場稼働の立ち上げに関わらせていただいたので、ある意味で愛着が(執着?)ある場所です。
さらにズームインすると、以下の写真になります。
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要するに丘の上にある工業団地の端っこ、その先は谷があり、湯の川という小さな川が流れています(笑)
浅井ゲルマニウム研究所は建物に対して無駄な敷地があと2棟分あります。普通に野球することができる広さをもっている庭です。
ぼくのiPhoneの写真データ、2014年以降のものが入っていますが、地図データで表示すると会社の辺りで500枚近くの写真が (;・∀・) さらに会社所在地である鈴蘭丘町周辺となると700枚を超える・・・と今気づいて驚愕しています。どんだけ好きなんだって話ですね。うちのおくさんの写真は・・・50枚に満たないみたい。(撮られるのを喜ばないからですよぉ・・・と言い訳をしておく)
ここでは、そんな写真の中からピックアップして紹介していこうと思います。
ちなみに、アサイゲルマニウムの機能とは何の関係もなく書くつもりですので、函館研究所に興味がある人だけ、この先をお読みください!!
函館研究所というのは、今期からアサイゲルマニウムを製造する函館工場、そしてアサイゲルマニウムおよび有機ゲルマニウム化合物の研究をし、製品の開発を含めた機能開発をする函館R&Dセンターに組織上分離しました。もともと、内部では物理的に二階部分は半分の領域で別れていたのですが、明確化した感じです。
写真で見る函館研究所
さて、そんなわけでぼくの撮りためた写真から見ていきましょう(笑)
まずは北海道らしく…
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まぁまぁ積もっています。大雪になると、この2倍くらいまでは積もります。でも北海道としては少ない方。函館の中では標高が高いので、多い地域です。下界に降りるとほぼ雪がないという事もシーズンの最初と終わりには良くあります。
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会社名板入りでの構図です。現在は社員有志が看板周りの植栽を検討中です。30年弱で松が伸びて看板を隠していたので、手入れ中となっています。
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秋には看板後ろの木が綺麗に紅く染まります。看板前の松が伸びている頃の写真。
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正面のゲートから入ると浅井一彦博士の胸像のある植え込みを囲むロータリーがあります。胸像の周りと植え込みのメインはツツジ。胸像の背後にはプラタナスが植えられています。
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色んな時期の浅井先生胸像の比較写真を並べました…。四季折々の景色がありますね。ちなみに最後の除雪の写真は大雪後の風景です。
浅井先生の像は微妙に門の方面を向いていますが、実は若き日々を過ごし、奥様のエリカさんやゲルマニウムと出会ったドイツの方角を向いて据えられているんです!
次にグラウンド側から見た函館研究所の写真集です…。
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なかなか、色んな顔を見せてくれます(爆笑)ちなみに、雪の中の写真は修繕中で、屋上の柱の電気を取り外すために足場が組まれています。
グラウンドには建設時に関わったで菊水窯(熊本)の陶芸家のモニュメントがあります。
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研究所のグラウンドはあと二棟建てられる広さです。山の中の工業団地なので、野生動物が多く生息し、姿を表します。野ウサギ、キタキツネ、雉、トンビ、ヤマカガシ、アオダイショウ…山ガラス。一度だけエゾシカも目撃されています。
ウサギは夏と冬で毛が変わり、見た目も大きく変化します。
裏の姿
あまり撮らない、見ることの少ない裏側からの研究所建物も公開!
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貴重な裏側の写真。人が立っている向こうが機械搬入口、左側が製品出荷口、右側は排水処理室入り口になってます。
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左手に見えるのは、手前が倉庫、その向こうが危険物倉庫、奥の赤い屋根のオレンジ壁の洒落た建物が動物実験棟となっています。夏場に見ても、寒々しい景色です。
夜の函館研究所
夜はどこの場所にもありますが、当然ながら函館研究所も夜は訪れます。山奥なので、電灯が消えると真っ暗。月明かりか、漁り火による空の明るくなる状態では光が得られます。
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一日の終わりに夕焼けを眺め、明日も頑張ろう!と誓います…?
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雪の強く吹雪く中。浅井先生の影がカッコいいと感じるのはぼくどけではないでしょう。
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美しい夕焼けですね!
研究所内の様子の一部
函館研究所の内部もちょっとだけ見てみましょう。
まずは工場の中。完全に小型の化学プラントです。
食品会社のそれとは全く違っています。
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次に、品質保証部の品質管理と研究部の分析を行う共用実験室。液体クロマトグラフィーや、光学機器があります。化学実験室の写真はごちゃごちゃしているものしかなかったので、控えさせていただきます(;´д`)自粛
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生物実験室にある蛍光顕微鏡。こちら、アサイゲルマニウムユーザーだった渡邊嘉子さんが「遺産をアサイゲルマニウムの作用研究に役立てて欲しい」と、寄付していただいたもので購入させていただきました。仲介してくださった弁護士さんは、こんなことは通常あり得ない。聞いた事もない。とのことでした。先に亡くなられたご主人との思い出もアサイゲルマニウムにはあったそうです(涙)
これで、アサイゲルマニウムによって性質変化したマクロファージが癌細胞を食べる動画や赤血球を捕食する動画撮影に成功しました。ただただ感謝しかありません!
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最後に、NMR…核磁気共鳴スペクトル分析装置です。弊社所有の分析機器としては最も高額、だけど40年ものです。それでも改造を繰り返して現役!
アサイゲルマニウムと様々な反応性を持つターゲット分子の作用確認や、様々な有機ゲルマニウム化合物の合成での構造解析にも使っています。
この装置で作用する分子を確認できた事で、アサイゲルマニウムの研究は他のサプリ素材とは次元の違うものになったと感じています。
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さて、今回の記事は、他と比べて気楽に写真を中心に函館研究所バーチャル見学会という感じで記しました(笑)と言うわけで告知です!!
実は、来たる2023年7月8日に、函館研究所でぼくのセミナーをやります。その際にはリアル見学会もあるので、ここで見せられなかったあれやこれや…お宝も見れるかも!
まだ、ギリギリまで参加募集しています。多分、参加者は多くないでしょう(T . T)
函館に来ることが可能な方、近隣の街にお住まいの方はぜひご検討ください。
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