医学系学会のアサイゲルマニウム2023秋の陣
国際栄養医学シンポジウムの有機ゲルマニウムセミナー(第一陣)
日本オーソモレキュラー医学会が主催される国際栄養医学シンポジウムが2023年9月23~24日に横浜ランドマークホールを会場にして行われた。
今大会はアサイゲルマニウムのヒト摂取試験を実施してくださっている大阪の田中善先生(田中クリニック院長)が大会長を務められた。テーマが ~次世代の栄養医学~ ということで、この中に『CBDと有機ゲルマニウムの臨床応用』というセッションが設けられていて、神戸ナカムラクリニック院長の中村篤史先生が『有機ゲルマニウムの効用について』という演題で話された。
色々とあって(休憩時間の関係だとおもわれる)想定していた講演時間の30分ではなく、当日になって20分の配分だということが判明した。篤史先生は30分でプレゼン資料を作成していたので、用意していた演題の内容全てを話すことは難しい。
ゲルマニウムと有機ゲルマニウム、そしてアサイゲルマニウムの解説を最初に話され、そこからアサイゲルマニウムの最近の作用研究について、浅井ゲルマニウム研究所の発表論文から紹介してくださった。硫化水素との結合性を介した疼痛シグナル緩和による鎮痛作用。ATPとの相互作用を介したインフラマソーム活性化阻害による抗炎症作用。そして、アサイゲルマニウム長期添加培養によるマクロファージのM1分化誘導作用と、その際のマクロファージによるメラノーマ細胞を貪食する動画も披露していただいた。
そして、話はご自身の臨床応用例に。著書『奇跡の有機ゲルマニウム』を紹介したうえで、クリニックでの難しい症例への使用実例を供覧いただいた。
自閉症スペクトラム、発達障害とされるお子さんや、チック症を持っているお子さんたちが変わっていく様子を詳しく伝えてくださった。
さらに話はリウマチへの作用におよぶ時、当日の朝ぼくが篤史先生に伝えていた講演時間の短縮について気になさって、篤史先生が座長に尋ねる・・・「あと時間はどれくらい残ってますか?」そして、残念なことに座長が「もう時間は過ぎています・・・」
このやり取りを終え、篤史先生は「それじゃあ終わりにします」パタンとPCを閉じて講壇を降りられた。会場はざわざわとした雰囲気。残りの話は巻きで話す、端折る、大御所の大先生は無視して続ける・・・というのが学会の常だが、篤史先生はいさぎよかった。田中先生のところで実施したヒトの臨床試験データの速報も話に予定されていたので、それが伝えられなかったのは、浅井ゲルマニウム研究所のぼくとしては少々残念ではあったが、篤史先生の友人(?といってよいのか)のぼくとしては「あっちゃんかっこい~!」と叫んで差し上げたいところだった。
しかし、ナカムラクリニックでの臨床例だけでも、子どもたちの精神的な発達や身体の発達に対して非常に有用だったことは、十分に会場に詰めておられたオーソモレキュラー療法に携わる皆さんに伝わったことだろう。
篤史先生の臨床では、アサイゲルマニウムを飲用したお子さんが、通常は治ることが無いと言われる症状なのに明確に変化し、周りで見ているご家族(多くの場合は母親)が変わりようを目撃し、感激しているのだ。中には飲用をとめると戻ってしまい、再開すると緩和されるという例も紹介された。
懇親会にて、大会長の田中善先生とお話させていただく機会を得た。そこで、田中先生からも「臨床試験のデータ話せなかったのは残念やったなぁ。札幌のほうでリベンジやね(笑)」と言っていただけたので、2週間後の日本先制臨床医学会のランチョンセミナーを待つことに。田中先生はこちらの学会の理事も務められている。
篤史先生、まずはお疲れさまでした!
日本先制臨床医学会ランチョンセミナー・有機ゲルマニウムの臨床応用(第二陣)
開催概要
さて、アサイゲルマニウムの医学系秋の陣の第二陣は2023年10月7~8日の日程で札幌のANAクラウンプラザホテルにて開催された日本先制臨床医学会の第6回学術大会。二年前の大崎で行われた際に、アサイゲルマニウムの展示ブースを出し、浅井ゲルマニウム研究所の研究をランチョンセミナーで発表させていただいたことがあり、その頃からお世話になっている札幌の響きの杜クリニック西谷雅史院長が今回の大会長を務められた。
西谷先生には、今年の春にアサイゲルマニウムクリームのヒト皮膚への(美容面での)作用評価を10名の方々に使用していただくことで検討中です。こちらも、非常に興味深いデータになっているので、まとまった時点で学会発表とか報告していきたいと思っています。楽しみにお待ちください。
さて、西谷先生に折角の北海道開催なので、北海道に拠点がある弊社もお手伝いさせていただきたいということでお願いし、今年も展示ブースとランチョンセミナーを行わせていただくことになった。
今回は、二年前とは異なり、篤史先生の著書が出版され、有機ゲルマニウム研究会が医師・歯科医師・獣医師対象で発足し、既に80名以上の会員になっている。少しずつ認知もされてきていることもあり、ここでも中村篤史医師に”魅力を伝えていただきたい”と講師をお願いしていた。ランチョンセミナーは45分の発表枠なので、時間は十分である。
ブースも有機ゲルマニウム研究会についての紹介ポスターやチラシを用意し、立ち寄っていただいた方たちにお伝えした。さらに今回は有機ゲルマニウム入りの水を来場者に試飲していただく準備もしていった。
いざ!さっぽろ & アサイゲルマニウム展示ブース
どうでも良い話をします、函館と札幌は都道府県でいうと同じ北海道にある。そのため、北海道外のみなさんからは多くの場合は誤解されている。近いんだろうと・・・。というわけで、Googleマップさんに教えてもらうと以下になる。車での移動距離は311㎞で高速道路を使って4時間10分ほど。割と遠いのだ。ちなみに、横浜から名古屋が334㎞なので概ね近い距離間になる。なお、以下に貼るマップ図は縮尺を概ね同じ程度にしている。北海道まぁでかいな。
なお、上記の道外勢による勘違いが起きる理由の一つは、中学生の時に与えられる地図帳というのの日本の地図で、北海道のページは見開きに収めるために縮尺が他よりも縮められているためではないかと個人的に推測している。
当日は9時に開場で1時間ほどの間にブース設営するようにとのことだったので、5時に出ると間に合うだろう・・・ということに。
朝4時起きで、家を出て、後輩を途中で乗せて会社へ、社用車に乗り換えてなんとか5時に出発して、もう一名の後輩を拾ってから一路札幌へ。ペースは順調、眠いとぼやきながら後輩の運転で苫小牧あたりに来た時だった・・・。
この日は三連休の初日、秋の行楽シーズン、天気は晴天で行楽日和だった。
ペースは順調とはいえ、ちょうどいい時間に遅れずに着きそう、というだけである。何かあれば遅れるという状況下、事故により高速道が閉鎖されるため、千歳空港から恵庭までは一般道を通れという(;・∀・)この事故で30分から一時間はロスしたと思う。結局、10時ちょうどに現地に到着し、他の出展社は既にブースを設置完了する中、焦りながら設営して秋の陣が開始された。間に合ってよかった(笑)
展示ブースには、大崎でやった二年前とは違い、ぼちぼち立ち寄ってくれる方もいた。中にはぼくのnote記事を読んでいるという方も来てくださった。アサイゲルマニウムが少しずつ社会に認知されてきていることを実感できた。とはいえ、周囲の展示各社さんは様々な医療系の学会や研究会で出展されていて、トークもうまい。またサンプルも沢山差し上げていたので羨ましかった。アサイゲルマニウムをあの勢いでサンプル配布していたら、とんでもない出費になってしまう。原価が高いので、水溶液の一口試飲くらいがやっとだが、それでも飲んでくださる方は酸味を感じて楽しんでくださったし、「全然飲みにくさはない」と言ってくださる方も多かった。
アサイゲルマニウム・ランチョンセミナー
さて、2日目の昼が浅井ゲルマニウム研究所のランチョンセミナーの時間だ。
ランチョンはホットタブの会社さんとのダブルヘッダーで、後半が篤史先生によるアサイゲルマニウムのセミナーだった。時間が横浜での第一陣と比べてたっぷりあったので、ユーモアを混ぜてプレゼンを進められていた。ぼくも安心してみていることができた。自身がコロナ禍の初期に新聞やテレビなどのメディアに”デマ情報をまき散らす医師だと紹介していただいたと、自虐ネタで自己紹介されていた。ここでどっと笑いが起こったのでつかみはOKだった。
そこからは、第一陣での話をトレースするように終え、それに加えてリウマチへのアサイゲルマニウム摂取の古い臨床研究文献の紹介や実例紹介、そして知能が上がったお子さんの話、様々な形でアサイゲルマニウムが奏効した奇跡的な例を紹介された。
そして、ヒト介入臨床試験のアサイゲルマニウム飲用のデータも話していただいた。
この研究の概要として、アサイゲルマニウムを継続して健康な方々が飲むとどのような変化があるのか、毎日1gを朝飲んで、一か月の摂取前後の変化を確認した。過去の開発過程の経緯なども含め、主に免疫に与える影響を中心的に見るとともに、超早期がんの発見に資するというプロテオ検査、さらにこちらも最新の超早期がんの発見の検査法として注目されるTAQ検査なども実施しているので、あわせて紹介された。
加えて、力説していたのが試験の被験者選びについて・・・実はこの研究は浅井ゲルマニウム研究所で依頼し、株式会社RCTジャパン代表の持田騎一郎氏のコーディネートで、田中善先生のクリニックで実施していただいたもので、対象者をどうするかという話になった時に新型コロナワクチンに関してはどうしようかという問題が出た。試験実施期間が2022年の後半で、ワクチン接種がかなり積極的に実施されてきた直後の時期だったからだ。
実際、アサイゲルマニウムの購入者にワクチン接種後の不快症状をなんとかしたいという方が増えており、健康をそこなって被害申請している人々が先月2023年9月の時点では1万人に迫ろうとしている状況になってきている。
このあたりのことは篤史先生は非常に詳しいので、セミナーではより詳しく超過死亡者数の増加や、被害救済制度の認定者数なども含めて紹介されたが、ここでは示さない。
要するに、これらの方々は健康上の問題はないとされ、疾病を患っていないので、健常な人という範疇に入る。しかし、接種を繰り返していても体調は悪くない人も多くいる。そして、ぼくのような安全面で懐疑的なため非接種という人たちもいる。本来的には身体の異常を起こすようなことをしていない後者の非接種の人たちの中で健康な生活をしている人たちを健常であると定めて試験したいところである。が、2割に満たない少数派になっていることが報告されているので、ここは多数派である接種済みの方たちを一般的な人とするべきだろう。ただ、当然のこととして治験であるから対照となるプラセボサンプルを接種している人がいるはず。そして、対象薬の効果を図るために濃度を変えている可能性がある(ここは単一濃度かもしれない)。そうすると、確実に薬剤を接種した可能性がある人・すなわち副反応が接種時に出た人を抽出すれば、大きなばらつきが出にくいだろうと考えた。副反応はでたが、軽く済み、現在は不調が無い人が対象者とされたのは、ぼくの提案によるもの。このような背景があるが、篤史先生はそのあたりを掘り下げて確り紹介されたのだ。
さて、試験結果であるが、タンパク質の定量分析や細胞のFACS分析で明らかになった免疫系の変化として統計的に有意な動きは、過去の研究データとほぼ一致しており、インターフェロンγの上昇、NK細胞の増加、制御性T細胞の増加があり、特に制御性T細胞はきれいな増加だった。一方、NKT細胞は全ての方で減少していた。また、キラーT細胞には影響が認められなかった。
ステージ0超早期がんの発見の検査法2種による評価
がんに関する指標としてプロテオ検査とTAQ検査を実施した。
プロテオ検査は癌細胞が免疫細胞により攻撃されて死ぬとき、ヌクレオソームというものが血中にでてくる。これを検出するチップ技術でがんリスクを判定していくというもの。ステージ0の超早期がんの発見が可能とのことで注目されている。
超早期がんも検出 「プロテオⓇ」 | プロテオ検査のマイテック (jpn-mytech.co.jp)
また、TAQ検査はテロメレース活性定量により唾液の分析でステージ0の癌を発見できるという手法。
TAQ検査 - 新しい「がん早期発見検査」 (taq-test.jp)
この両者を一斉に見た臨床的な試験は行われていないそうだ。
さて、プロテオ検査の結果は・・・試験前の検査では12名中の8名が低リスクの判定で、アサイゲルマニウム飲用後は1名低リスク数が増え、12名中9名が低リスク判定になった。
また、TAQ検査の結果は、hTERT mRNAという癌(細胞)が無限に増殖するようようになる不死化に関わる最も重要なマーカーがの発現が、標準値より高い人たちが標準値に収束していく変化が認められ、統計的にも有意なデータになっていた。
最後に、有機ゲルマニウム研究会の紹介をして講演は終了した。
要約するなら、アサイゲルマニウムの摂取で、過去に言われてきたような自然免疫系への調節作用が改めてヒトの摂取試験で確認でき、統計的にも信頼できるものであったということ。さらに、このような免疫調整の結果だと考えられるが、癌の超早期発見のために用いられる2つの検査を介して、がんリスクを低減し、癌の発生に予防的に作用している可能性が改めて確認できた。
いままで、本当に作用するのか、インチキ臭いなどと思われ、疑われてきた部分がある。ぼくも入社当時は、少なからず懐疑的な気持ちがあった。
しかし、基礎研究を続けてアサイゲルマニウムの免疫増強金太郎あめ状態を経験し、ここへきて念願のヒト介入試験の入り口で、間違いなく統計的な違いもある変化を確認することができたことは、本当に安心できるものになった。
実際に、アサイゲルマニウムユーザーの皆さんからの感謝は絶えることがなく、ぼくも恐縮しつつも広めていくべく奔走している。
まずは、残りの解析も進めて臨床レポートとして論文化すること。また、今回の試験をさらに確度を増すためにRCT試験として規模を大きくしたヒト介入試験を実施していくことで、皆様に安心と希望をお届けしたいと願っている。
試験を実施してっ下さった田中善先生が、免疫に関わる素材を色々みてきたものの、これほどのきれいなデータはみたことがない。と太鼓判をいただいたこと、また、検査を行ってくださった機関の関係者も、このような明快な変化は経験がない、と驚きの声をいただいている。つまり、というかやはりアサイゲルマニウムの持つ力は明確にヒトにも作用するのだと再確認できた。
ランチョンセミナー後は、ブースを訪問してくださる方が一気に増えた。ぼくは改めて、アサイゲルマニウムは大切に箱の中にしまっておくものではなく、皆さんに知っていただいて、健康に様々な理由で関心のある方たちに使って・実感していただかなくては!と使命感を新たにした。
2度の秋の陣で戦いに挑んでくださった中村篤史先生に、本当にお疲れさまでした!とお伝えした。「いやぁああ、ほっとしましたぁ」との言葉を聞き、かなり緊張もされたんだろうと実感した。セミナーには慣れているけれど、医学会での講演・セミナーとなると雰囲気も違うし、別のストレスも大きかっただろうとお察しした。
実は、篤史先生とは9月23日の第一陣で横浜にてご一緒し、翌週9月30日は函館で有機ゲルマニウム研究会ツアーでご一緒し、さらに翌週の10月8日に第二陣の札幌でご一緒し(笑)どんどん北上して毎週会うという状況だった。神戸と函館、かなり離れた地にいるが、毎週の移動と発表のストレスは大きかったろうと心底思います。本当に有難うございました!