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『読書脳』を読んで〜記憶に残る読書術で成長し続けたい人に〜

こんばんは、あさひ しおりです。
樺沢紫苑さんの著書『読書脳』を読了したため、覚えておきたい点や印象に残っている点をnoteします!

読書を血肉として、豊かな人生を送りたい人は、是非ご一読あれ。

『読書脳』について

記憶に残る読書術で成長したい!
そんな人にぴったりなのがこちらの著書です。

AI時代こそ、「読解力」で差がつく。
精神科医・樺沢紫苑の「読み方」大全
「思考力」「記憶力」「判断力」――すべて読書が授けてくれる。

「本を読んでも、すぐに内容を忘れてしまう」
「せっかく読書をしても、記憶に残っていない」
「凄くおもしろかったのに、少し時間がたつと内容が思い出せない」

「読んだのに覚えてない」という悩みは、いつの時代も不変です。
“読んだはず読書”にあけくれる「読書迷子」を救済するのが、
この本でお届けする、「記憶に残す、どんどん頭がよくなる読書術」です。

記憶に残らない「つもり読書」は、時間の無駄!
本書では、精神科医である著者が、脳科学的な裏付けのある方法を公開。
読書で得た知識をアウトプットする方法、
人とシェアする方法などを明かします。
「読書脳」を手に入れて、読書で人生を切り開きましょう。

※本書は、2015年4月に小社より刊行された『読んだら忘れない読書術』を加筆・再編集したものです。

Amazonの説明より


読書の効果〜本を読むと頭が良くなる!〜

読書は単なる知識の習得にとどまらない。
深く考える習慣が身につき、読解力、理解力、思考力、判断力UPなどにもつながる。

「しかし、読書は私たちを「物知り」にしてくれるだけではありません。読書によって「地頭が良くなる」「知能が高くなる」「脳が活性化し、脳のパフォーマンスが高まる」ということは、多くの脳科学研究が示しています。」

『読書脳』樺沢 紫苑著

昔は、人間の脳は20歳頃までしか成長しないと考えられていたものの、最近の脳科学では、脳を鍛えることによって一生成長し続けると言う事が分かってきたとのこと。

脳科学研究の進歩で、脳細胞の一部は 20歳をすぎても分裂、成長し、さらにそれは一生続くということがわかりました。

特に、神経細胞が枝を伸ばして、他の神経細胞とネットワークを構築するという「脳のネットワーク構築」は、一生にわたって行われます。脳のトレーニングによってネットワーク構築を活性化することもできますし、一方で脳を使わなければ、鈍化し、記憶力も低下し、認知症へと一直線です。

『読書脳』樺沢 紫苑著

是非、読書を通して、脳のネットワーク構築をずっと続けていきたいものです!歳を重ねるほど新たな視点や深みが出てくるような生き方ができると素敵だなぁと思います。

その他にも読書には、ストレスや不安の軽減など効果もあるようなので、継続することにより、日々の暮らしをより良いものにしてくれそうです。

情報と知識の違い

▼情報
•1年経つと古くなる
•事実、事象
•取得方法 : ネット、テレビ、新聞、雑誌など

▼知識
•一年経っても古くならない
•事象の積み上げから吸い上げられたエッセンス
•取得方法 : 体系化された本など

偏ることなく情報と知識をバランスよく摂取することが大事!

情報を得たときに、エッセンスになる部分はどこか?を考え集めてみるのも良さそう。  

「情報」と「知識」のバランスを上手にとるように、その比率を意識しながら読む本や読む量を決めていくのが「栄養バランス読書術」です。

超短期投資  ネット情報、新聞、週刊誌  
短期投資  ノウハウ本(今すぐ活用できるノウハウ)  
中期投資  仕事術、勉強術についての本(働き方や勉強法)  
長期投資  思想、哲学、生き方についての本(心の栄養)

短期投資の本ばかりを読んでいると、いろいろなノウハウが身につき仕事上手になれるかもしれませんが、本質的な人間的成長はいつまでたってもできない可能性があります。  

思想や哲学の本をきちんと読んでいる人は、長期的に厚みのある人間へと成長していけると思いますが、短期では目立った結果が出ず、モチベーションが続かないかもしれません。 

投資の世界と同じように、読書の世界においても、短期投資、中期投資、長期投資の本をバランス良く読みましょう。

『読書脳』樺沢 紫苑著

頭の中にキッチンスタジアムを作れ!

目先の仕事や情報に翻弄されているだけでは、「キッチンスタジアム」は作れない。
情報と知識をバランスよく収集•整理し、いつでも取り出せるようにしておく必要がある。

なぜ鉄人たちは、「たったの 60分」で、審査員をうならせる素晴らしい料理を作ることができたのでしょうか?  

1つには、もちろん料理人の腕があります。そしてもう1つは、新鮮で質の良い肉、魚介、野菜が、既にキッチンスタジアムに並んでいたからです。当然ではありますが、キッチンスタジアムに食材が並んでいなければ、「買い出し」から始めなければいけないので、 60分で料理を完成させることはまず不可能です。

つまりあなたの頭の中には、普段からいわば「キッチンスタジアム」を作っておかなくてはならないということです。

『読書脳』樺沢 紫苑著

意識的に知識のインプットし血肉化させることの重要性を感じさせられた一頁。(放っておくと目先の事象に流されがち)

効果的な読書方法-〜アウトプットが大事!〜

アウトプットを前提に本を読むと、『記憶に残る』読書が出来る。短期記憶として海馬に記憶された情報のうち、何度も引き出された情報が重要な情報として記憶に残る。

一冊の本を読んだら、1週間以内を目処に4回アウトプットすべし!

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①マーカーやメモを残しながら読む
②人に喋る
→本の内容を伝える、お勧めする
③SNS投稿
→本の感想や気づき名言などをシェア。
 「複数の切り口」で紹介できると尚良し。
④書評やレビューを書く
第三者に見られる前提だと、
 真剣度合いが増し効果UPにつながる
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上記を経て「議論できる水準」になっていることが大事。

私はKindleで読書していること、夜の散歩タイムに夫に本の内容を喋る事が多いので、自然と①②をやっていました!③④についてはこれまでやってこなかった事柄なので、今後もSNSへのシェアとnoteへの読書ログ投稿を習慣にしていきたいと思います!

その他の本を読むコツ

●先入観を捨てよ!必ずしも「前から」読む必要はない

●はじめに目次や本全体をパラパラと確認し、全体を把握してから読み始めるのがコツ。

●読書の目的と照らし合わせ、「読みたい所」「知りたい所」から読んでも良い

●「面白そう」と思った本は、ワクワクしているうちに一気に読み進める

 ①全体を把握する  ②本を読む目的を設定する  ③「速読」か「精読」かを決める

つまり、本を読み始める前に、ゴール(目的地)と行く方法(読み方)を決めるというわけです。

『読書脳』樺沢 紫苑著

 本は、「学び」や「気づき」を得るために読むものです。ですから、「学び」や「気づき」を得るために最適な読み方をすれば良いのです。

『読書脳』樺沢 紫苑著

本の探し方〜運命の一冊に出会うために〜

●前提: 闇雲に沢山読めばいいと言うわけではない!限りある時間の中で「血肉となる本」を選ぶことが肝要。

●「守破離」のステージを意識して本を選ぶ

自分がその分野で「守破離」のどのステージにいて、どこを目指すのか。そこを見極めた上で、自分が買おうとする本が「守破離」のどの部分を重点的に説明しているのかを照らし合わせれば、あなたにとって「最も必要な本」が自ずと明らかになります。

・守  基礎を学べる「基本」本 
・破  他の人の方法を学べる「応用」本 
・離  自分のスタイルを模索するための「ブレイクスルー」本

『読書脳』樺沢 紫苑著

●「広げる読書」と「深める読書」を意識して本を選ぶ!バランスが大事。

●「長所伸展」「短所克服」。目的を意識して本を選ぶ!

あなたが本を選ぶ場合、「長所伸展」と「短所克服」のどちらを目的にしているのかを明確にしておくべきです。「短所克服」したい人は、守破離でいうと「守」の本から読むべきですが、「長所伸展」したい人は「破」か「離」の本を読むべきでしょう。

『読書脳』樺沢 紫苑著

●なりたい人の本、なりたい人が勧めている本を選ぶ

●本のキュレーター「書評価」の意見を参考に本を選ぶ

週刊誌や新聞に書評を書くレベルの人たちですから、 1ヶ月で数十冊、人によっては 100冊以上の本を読んでいるかもしれません。つまり、そこで推薦される本は、「上位 100分の 1」の本といえるのです。

『読書脳』樺沢 紫苑著

●セレンディピティを磨き、直感で選ぶことも、時には大事!

●同じジャンルの本を芋づる式に読んでみる。!(固め読みの極意)

例えば、 1ヶ月の間に、全く異なるジャンルの本を 5冊読む場合と、同じジャンルの本を 5冊立て続けに読んだ場合、どちらが記憶に残るでしょうか?

「固め読み」したほうが圧倒的に記憶に残りやすくなります。

『読書脳』樺沢 紫苑著

日本人の読書量/私の読書目標

ここまでまとめてきた読書について、いったい日本人はどれくらい本を読んでいるのか?

文化庁の「国語に関する世論調査」( 2018年度)での「 1か月に大体何冊くらい本を読んでいるか」(雑誌や漫画をのぞく)という質問に対して、本を 1冊も「読まない」と答えた人が、全体の 47・ 3%にものぼっています。驚くことに、日本人の半数近くが本を読む習慣がないのです。「1、 2冊」と答えた人が 37・ 6%。「 3、 4冊」が 8・ 6%。「 5、 6冊」が 3・2%。「 7冊以上」が 3・ 2%です。  つまり、月に 7冊読むだけで、あなたは読書量において日本人の上位 3%に入ることができるのです。

『読書脳』樺沢 紫苑著

私は、月5〜7冊を目標に、上位5〜6%以内を目指したいと思います!

読書する時間ない問題!の克服法

●結局は、プライオリティの問題

「読書したいけどその時間がない」というのは、読書ができない人に最も多い「言い訳」です。

それは、「読書時間」の優先順位を、どこに置くのかという問題と同じです。「メッセージのチェック時間」を、「読書時間」よりも上の優先順位に置いていると、電車の中では読書よりも「メッセージのチェック」をしてしまう。

 もし、あなたが今よりも多くの本を読みたいのであれば、まず「読書時間」の優先順位をじっくりと考えるべきです。「読書時間」よりも優先順位の低い時間を削って「読書時間」に振り充てればいいのです。

『読書脳』樺沢 紫苑著

これに尽きるなと思いました。

これまで私は読書の優先順位を保つ事ができないでいましたが、とくに「情報と知識(知識はエッセンス)」「キッチンスタジアム」の項目を読み、普段から意識的に読書を積み重ねておくことの重要性を再認識したため、まずは本書でお勧めされていた「移動時間の読書」から始めて見たいと思っています!(目先の仕事や予定が忙しすぎて読書に時間を割く心と時間の余裕がない...!と思っていましたが、結局は読書によって成長が促進されるのだと思うと、「急がば回れ」ならぬ「急がば学べ」ですね笑)

とても人生に役立つ本でした。
それでは、また🙌

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