Asahiko Takahashi

Photographer & Doctor 日経ナショナルジオグラフィック写真賞2019ピープル部門 最優秀賞. NatGeo写真賞2017 優秀賞. エプソンフォトグランプリ 審査員賞。シーク教、インド、北ベトナム、雲南省、貴州省、チベット

Asahiko Takahashi

Photographer & Doctor 日経ナショナルジオグラフィック写真賞2019ピープル部門 最優秀賞. NatGeo写真賞2017 優秀賞. エプソンフォトグランプリ 審査員賞。シーク教、インド、北ベトナム、雲南省、貴州省、チベット

最近の記事

アビヤーネ村 (イラン2004)

デジタル一眼の登場 今思うとかなり昔になる2004年。この時は確か大衆向けのデジタル一眼が世に出たばかりのはずだった。しかもこのころはまだAPSサイズが基本で35㎜フルサイズのセンサーが一般に登場するのはもう少し先の時代だった。マウントは当時まだ共通だったのでフィルムカメラとAPSのデジ一眼は同じレンズを使う、すると当然ながら両者の画角が違う。画角が違うというよりもデジイチの方が周りをトリミングされているといった方が感覚的には近かった。当時のデジタル一眼というのは実用的にも

    • 明日の金曜日(11/8)夜10時よりマキさんの旅話の朗読&雑談のスペースです。 今回はカイラスに行かれたKSK@MealsReady4You ( @ksktkht8 )さんを特別ゲストにお迎えして「カイラス報告会(中国)」ですhttps://x.com/i/spaces/1RDGlymNDOgJL/peek

      • 今日の金曜日(10/25)夜10時よりマキさんの旅話の朗読&雑談のスペースです。 マキさんと私のダブルホスト。テーマは「パンジャサーヒフとグルナーナク(パキスタン)続編」 前回の続きでシク教で、グルナーナクとカビールについて https://x.com/i/spaces/1gqxvNqBYaBxB/peek

        • 明日の金曜日(10/11)夜10時よりマキさんの旅話の朗読&雑談のスペースです。 マキさんと私のダブルホスト。テーマは「パンジャサーヒフとグルナーナク(パキスタン🇵🇰)」 シク教に少し突っ込んだ内容の予定です。 https://x.com/i/spaces/1OwxWNqXlNZJQ/peek

        • アビヤーネ村 (イラン2004)

        • 明日の金曜日(11/8)夜10時よりマキさんの旅話の朗読&雑談のスペースです。 今回はカイラスに行かれたKSK@MealsReady4You ( @ksktkht8 )さんを特別ゲストにお迎えして「カイラス報告会(中国)」ですhttps://x.com/i/spaces/1RDGlymNDOgJL/peek

        • 今日の金曜日(10/25)夜10時よりマキさんの旅話の朗読&雑談のスペースです。 マキさんと私のダブルホスト。テーマは「パンジャサーヒフとグルナーナク(パキスタン)続編」 前回の続きでシク教で、グルナーナクとカビールについて https://x.com/i/spaces/1gqxvNqBYaBxB/peek

        • 明日の金曜日(10/11)夜10時よりマキさんの旅話の朗読&雑談のスペースです。 マキさんと私のダブルホスト。テーマは「パンジャサーヒフとグルナーナク(パキスタン🇵🇰)」 シク教に少し突っ込んだ内容の予定です。 https://x.com/i/spaces/1OwxWNqXlNZJQ/peek

          パンジャサーヒフ(パキスタン 2010)とグルナーナク

          パンジャサーヒフ Panja Sahib 世界遺産で有名なタキシラ、その少し北西にシク教の聖地の一つが忘れ去られたようにひっそりと佇んでいる。ナンカナサーヒフに比べさらに知名度の低いこの聖地はインド人に教えてもらいそしてわざわざやってきたのだ。入口に警備員がいて、確か持ち物検査を受けてから中に入ったように思う。入口をくぐると他の聖地とされるグルドワラに比べかなり小さく、大勢が礼拝するには無理そうだ。ここは他のグルドワラと違ってシク教徒の住む街に建てられたわけではない。元々は

          パンジャサーヒフ(パキスタン 2010)とグルナーナク

          今日の金曜日(9/27)夜10時よりマキさんの旅話の朗読&雑談のスペースです。 マキさんと私のダブルホスト。テーマは「ケウラ岩塩鉱山(パキスタン)」 https://x.com/i/spaces/1vOGwrPjonMKB/peek

          今日の金曜日(9/27)夜10時よりマキさんの旅話の朗読&雑談のスペースです。 マキさんと私のダブルホスト。テーマは「ケウラ岩塩鉱山(パキスタン)」 https://x.com/i/spaces/1vOGwrPjonMKB/peek

          ケウラ岩塩鉱山(パキスタン)2010

          岩塩鉱山 Salt Mine 地中に埋もれた巨大な塩の鉱脈、塩が地中にこれだけ埋もれるには理由がある。勝手に塩が塊になってできたわけではない。大昔、そこは海又は塩湖だった。それが造山活動やプレート移動などによって現在のような岩塩鉱脈として現れたわけだ。今回のケウラ(Khewra)の場合は海だった。そしてユーラシア大陸にインド亜大陸がぶつかり太古の海が持ち上げられたわけだ。おそらくKhewra付近がくぼんでいたので海水がここに大量にたまり持ち上げられ乾燥した後にこのような形に

          ケウラ岩塩鉱山(パキスタン)2010

          明日の金曜日(9/13)夜10時よりマキさんの旅話&雑談のスペースです。 マキさんと私のダブルホスト。今回はペルー帰国報告会第2弾になります。 内容はコヤのアスンタ昇天祭 https://x.com/i/spaces/1YqKDkOynmBxV/peek

          明日の金曜日(9/13)夜10時よりマキさんの旅話&雑談のスペースです。 マキさんと私のダブルホスト。今回はペルー帰国報告会第2弾になります。 内容はコヤのアスンタ昇天祭 https://x.com/i/spaces/1YqKDkOynmBxV/peek

          今日の金曜日(8/30)夜10時よりマキさんの旅話&雑談のスペースです。 マキさんと私のダブルホスト。今回はペルー報告会。 ピサックとマラス塩田 アンカスマルカ ラレス アスンタ昇天祭 https://x.com/i/spaces/1jMJgBaoMLYGL/peek

          今日の金曜日(8/30)夜10時よりマキさんの旅話&雑談のスペースです。 マキさんと私のダブルホスト。今回はペルー報告会。 ピサックとマラス塩田 アンカスマルカ ラレス アスンタ昇天祭 https://x.com/i/spaces/1jMJgBaoMLYGL/peek

          今日の金曜日(7/26)夜10時よりマキさんの旅話の朗読&雑談のスペースです。 マキさんと私のダブルホスト。テーマは「ワガボーダー(パキスタン)」https://x.com/i/spaces/1BRJjwpZoPjxw/peek

          今日の金曜日(7/26)夜10時よりマキさんの旅話の朗読&雑談のスペースです。 マキさんと私のダブルホスト。テーマは「ワガボーダー(パキスタン)」https://x.com/i/spaces/1BRJjwpZoPjxw/peek

          ワガボーダー(パキスタン)2010

          パンジャブ Panjub パンジャブは現在インドとパキスタンにまたがっているが元々は一つのエリアでシク教徒が比較的多い地だった。そこに引かれてしまった国境線。インドとパキスタンの二つに分かれてしまったパンジャブの民はどう思っているのだろうか。二つの国に分かれてしまってから両国間では3度にわたる戦争があった。当然、一部の兵士はバンジャブ出身。同じパンジャブ語(パキスタン側では話者は少ない)を話す者同士が戦ったのである。  ここワガ国境では両国で派手な旗おろし儀式、フラッグセ

          ワガボーダー(パキスタン)2010

          今日の金曜日(7/5)夜10時よりマキさんの旅話の朗読&雑談のスペースです。 マキさんと私のダブルホスト。テーマは「ナンカナサーヒフとシク教(パキスタン)」https://x.com/i/spaces/1OdKrjDMzgOKX/peek………

          今日の金曜日(7/5)夜10時よりマキさんの旅話の朗読&雑談のスペースです。 マキさんと私のダブルホスト。テーマは「ナンカナサーヒフとシク教(パキスタン)」https://x.com/i/spaces/1OdKrjDMzgOKX/peek………

          ナンカナサーヒフ(パキスタン 2010)とシク教

          シク教の誕生 Birth of the Sikhism   よくシク教についてインドのパンジャブで生まれた、という記述を見ることがある。人によってはアムリトサルでシク教が生まれたと思っている人もいるだろう。しかしそれは実は間違いである。シク教はパキスタンのラホール郊外で生まれたのである。シク教が誕生したときには驚くかもしれないがアムリトサルは存在すらしてなかった。当時はまだインドとパキスタン間には国境がなく両国にまたがる形でパンジャブという地域があった。つまり知らないと勘違

          ナンカナサーヒフ(パキスタン 2010)とシク教

          ムルターン(パキスタン)2010

          ムルターン Multan ムルターンは聖者のダルガー(霊廟)の多い街とされている。ということは伝統建築が市内に多く残されており、京都のパキスタン版じゃなかろうか?みたいな妄想を元に今回の行ってみたい街の一つになっていた。個人的にはカオスのような雑踏にあふれた都市というより伝統色の強い街の方に引かれる。民族的、宗教的な色彩は現在の合理性を優先的に求める都会とは価値観が異なる。歴史的な建造物が多く残る街にはこの街を作り上げた祖先の汗が建物にしみこんでいて一種の祖先崇拝的な感情が

          ムルターン(パキスタン)2010

          明日の金曜日(5/31)夜10時よりマキさんの旅話の朗読&雑談のスペースです。 マキさんと私のダブルホスト。テーマは「チョリスタン砂漠(パキスタン)」 https://x.com/i/spaces/1mrxmyEvNlQxy/peek

          明日の金曜日(5/31)夜10時よりマキさんの旅話の朗読&雑談のスペースです。 マキさんと私のダブルホスト。テーマは「チョリスタン砂漠(パキスタン)」 https://x.com/i/spaces/1mrxmyEvNlQxy/peek

          Cholistan(パキスタン)2010

          チョリスタン砂漠 Cholistan Desert パキスタン、パンジャブ州にあるチョリスタン砂漠。インド国境に近く、よくタール砂漠に繋がると書かれるが地理的にわかりやすくいうとジャイサルメール(タール砂漠のほぼ中央にある)のちょっと上という感じだ。チョリスタンは名前のごとくいわゆるスタン系(スタンはペルシャ語で土地を表す)の地名。Chole はトルコ語で砂を表すという。つまり砂の土地、そのまま砂漠を表す言葉のようだ。スタン系は民族の名前が接頭語として付くことが多いが、チョ

          Cholistan(パキスタン)2010