見出し画像

絵本フェスに参加して


みなさんお元気でしょうか。

本日、名古屋の吹上ホールで開催された絵本フェスに参加させていただきました。

絵本フェスとはいわゆるコミケの絵本版といったところでしょうか。全国各地から絵本作家が集まる即売会のようなものでした。

ぼくはYOMOという絵本のオンデマンド出版のサイトにて絵本を投稿していたのでその作品を自分で購入し、持っていって売りました。

出店費が5000円で交通費や宿泊費も自腹なので(当たり前ですが)商売的に見たら赤字です。

ただ認知度を上げるという点ではメリットがあると思い、参加してみました。

参加された方は殆どが自費出版なのでその点では立場は同じですかね。

参加者には一人ずつ長机が用意されていてそのブースの中で販売するというものでした。

参加してみてわかったことはコミュ力と営業力がないと売れないということです。(これも当たり前)

僕はコミュ力のかけらもないのでかなりの地獄でした。その上人の多い場所が苦手なのでただ人の多さに圧倒されていました。

みんな他の作家さんと仲良くなったりしている中僕はもう置いてけぼりでした。

あと、相手が子供だとどう接していいか難しい。

でも、幸運なことに年配の方が4人ほど購入してくださいました。

絵本なので子供向けのイベント内容でお客さんも保育園生の子供がいる家族連れなので僕の書いた絵本はどちらかというと子供からしたら意味がわからなかったり、哲学に踏み込んだ内容のものだったので、親御さんが顔を顰めていました。

保育士さんの方が「深過ぎて子供にはわからないだろうけど歳をとるとジーンとくるものがある」と仰ってくださって、僕の表現が少なからず伝わっていたことに少し嬉しく感じました。

僕が思う絵本の魅力は想像力を膨らませて自由に発想していくものだと思うので、言葉を超えてどこか深い部分で表現できる何かを探っていきたいです。

子供の頃の自由な感覚を忘れたく無いですね。僕も含め、大人になると意味を求めたり、役に立つかどうかで物事を判断するようになっていきます。

子供の頃はみんな無限の可能性を秘めてて、でも歳をとるにつれて可能性は周りの大人や自分自身で制限がかけられてしまう。それはそれでいいと思います。それが世の常ですからね。

でも忘れて欲しく無いのはいつまでも心は自由なままでいてほしいということです。

あるがままに物事を見て。自分はどう感じたか、どうしたいか。そこから何かを見つけて自分だけの宝物に辿り着いて欲しい。無垢な心で世界を平和にしていきましょう。

そう願うばかりです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?