ありのままの姿を伝える#検証
前回の記事では、液体ガラスについて、少し主観的な記事だった気がしたので、今回の記事では、客観的な見方を意識して記事を書いてみたいと思います。
液体ガラスの今・・その後
液体ガラスの良い部分をさらに伝えて行きたい所ですが、ホームページやメーカーのページに飛ぶと似たような情報が出てくると思うので、今私自身が感じる課題や、可能性について少し探っていきたいと思います。
今回の記事を見て、
「あれ?これじゃぁ。。」
といった声が聞こえてきそうですが、みなさんと共感することで、より液体ガラスを正しく知り、ファンになってもらいたいという所が、本心にあります。
何事も試行錯誤を繰り返し、リスク回避できる術を身につける事で、成功率を高めていけるのです。
液体ガラスはちょっと・・・
わたし自身液体ガラスを知ったのは、ほんの数年前から。
既にその時から、世の中に出回っていました。
最近になり代理店として取扱いはじめましたが、「こんなに良い商品が、なぜ一般的に浸透してこないのか?」少し疑問に感じていました。
・実際の効果があんまりないから?
・塗料の値段が高すぎる?
・ちょっとオカルトの匂いがする?
そんな疑問、、というより興味から、どんどんと液体ガラスの魅力に引き込まれてしまいました。しかしこの問題を解決、理解してもらわないと、ただの自己満足に終わってしまうという不安も少しよぎります。
{現時点の見解は、施工の精度を最大化した時に効果を最大限発揮する。
逆に言うと、施工の精度が求められる、難しい塗料であるということ}
さとし大工の夢
自宅ウッドデッキ>をきっかけに再燃した液体ガラスですが、リフォームを中心とした活動をする中で、自分のスキルや、経験と掛け合わせてどんなものが出来るのか?いろいろと夢を膨らませておりました。
【木を活かしたい大工さん×高耐久塗料で、他にはないオンリーワンの提案ができるのではないか?】(積極的に外壁や、フェンスとしてつかったり)
といった具合で・・
その為の、インパクトを与えられる程の理解や共感を得る為には、自身が初期に抱いた疑問に嘘偽りなく事実である!という事を、声を大にしていう必要がありました。
まぁわたし自身、しゃべりで、口説いたりするのが苦手なので、実体験、生の声で理解して頂きたい。そんな思いです。
数年経った今の様子は?
「まさにこれこそが液体ガラスがよくわかる結果だ。」
と思い、数年前から施工実績を上げている現地に足を運んで見に行きました(施工した業者さまからの話は聞けなかったのが残念ですが。。)
そして、やはり、そこに数々のヒントが隠されている事に気づいたのです。
今までは、整った環境で、丁寧に下処理。塗装工程を経て綺麗に仕上がりました!!教養を身につけ、こういう効果があります!!
といった具合で、効果の程を実感する事が少なかったわけですが、知識を得た後だからこそ、液体ガラスには、こういった特性”も”ある。という事を少し載せさせて頂きます。
有機質(木)と無機質(ガラス)の結合
下の画像をご覧頂きたいと思います。
さとし大工が実際に見に行った際に撮影。
これは施工事例として公開して頂いたお寺の山門の一部を撮ったものです。
色が変色したように見えます。
なぜこのような姿になったのか、施工の時の様子を聞いてみない事にはわかりませんが、着色する事の難しさと、下地処理のやり方に問題があったのではないかと推測致します。
そして巾木上面にわずかに見える黒カビ?のようなもの
これも液体ガラス特有の注意点であると考えます。
効果を最大化できているか?
液体ガラスの主成分は石英=鉱石=無機という性質であり、劣化しにくく、天候の変化を受けにくい。そのような知識を得ました。
もしその性質が間違いではなく、液体ガラスも限りなく鉱石と同じ性質を持つとすると、木の動きに追従もしくは、定着(密着等)が不十分だという事だと推測致します。
木材は一見すると同じようでも、内部の水分、油分、汚れの付着具合、日焼け、旧塗膜の剥がれ具合等、一様ではない為に、もともと有機質との密着に課題があり、無機との結合にまだ改善点や、下処理工程の不備?確認不足?があるものと考えました。
これはすぐに答えが出せませんが、その時の綺麗さを追求するのはもちろん。塗料の効果を最大に活かすために、施工者自身もより丁寧、慎重な施工が求められている事を実感致しました。
壁面等の、水の滞留が少ない部分はきれいな状態が保持されていましたので、引き続き経過の観察等を行っていきたいと思います。
今回の記事はここまでとなりますが今後の記事でも、
さまざまな角度から少しづつみていきたいとおもいますので、次号もよろしくお願いします
最後まで読んで頂きありがとうございます
是非スキ、コメント等を頂けると嬉しいです