シンプルにいこうぜ、シンプルによ(日記 11/14)
11月14日(木)
息子の誕生日。毎年のように朝、LINEでおめでとうメッセージを送る。彼は果物が大好きなので「みかんを送ってあげようか」とメッセージも付け加えたのだが「段ボール箱の処理が面倒くさいからいいわ」とにべもない返信でちょっとしゅんとなってしまった。せっかく言ってあげたのに…と一瞬思ったけど、いやそれは相手を思って行動してるのではなく「感謝されたい」自分がいるだけだよな、と思い直す。こういう時、夫なら「ああ、そうか、面倒ならしゃーないわな」といたってシンプルに返答するだろうな、と思ったので「そう、わかった」とだけ返信した。
義母のことをウェットだなんだと悪態ついているのに、そういう自分もウェットなところがあるものだなあとこういう時に気づく。夫はいたってカラッとしていてシンプル。見習っていこうと思う。なぜあのようなウェットな人からこんなにカラリとした人間が産まれたのだろうか。おっとまた悪態をついてしまった。
閑話休題。
先日世羅でおともだちに話を聞いていただいた件についても、彼女がごくシンプルに所見を述べてくださった。
そしてその後に私信でやり取りをした際にも実にシンプルな言葉で私の気持ちを楽にしてくださった。それはアドラー心理学の「課題の分離」のような考え方だった。
私は何かあった時に若干自責の傾向が強いので気をつけないといけないのだけれど、まさに課題が分離されておらずごちゃごちゃしてしまっていた。そこをあっさりと指摘してくださったことに本当に感謝している。パッと霧が晴れた思い。思えば、最初に書いたみかんの一件も課題の分離ができてなかったな。
そんなときに、今朝はこれまた別のシンプルな考え方の台詞がテレビから飛び込んできた。
朝ドラ「おむすび」の今朝の回で、甲子園への県予選の決勝で負けたエースで4番の男の子(ヒロインの好きな男子)が、彼がさぞ落ち込んでいるだろうとヒロインが言葉をかけようとする。
なんというシンプルな考え方だろうか。失敗しても「はい!次!」と進む軽やかな心。道は一つではないのだから。
今週はこういったシンプルさを気づかさせてもらえることが重なっている。物事が集うときというのは、流れがそうなっているのだろう。「シンプルにいこうぜ、シンプルによ」ともう一人の私が背中を押している。
…元はみかんを送る送らないの話だけだったのにずいぶん膨らませてしまった(笑)。よって、今回は今日の分だけの日記でアップすることにします。