一泊二日で実家へ（日記 8/18〜8/20）

8月18日（日）
今日＆明日は実家へ。兄夫婦が関東の娘のところへ泊まりがけで行く間、私が両親のお世話に。

早起きしてヨーグルトを食べて、身支度を整えて、部屋を軽く整頓して、出発。駅に着いて手早くお土産を買う。いつものもみじ饅頭と練り物。たいていこれ。朝食べたヨーグルトだけではこころもとないのでスタバでアイスコーヒーとシナモンロールを買って改札をくぐる。お盆の帰省ラッシュのピークは超えているものの、新幹線のホームには大きな荷物を持った人がまだまだ多い。

新幹線の中でシナモンロールを食べたり、昨夜のオードリーのオールナイトニッポンを聴いたりして過ごす。新幹線での2時間ほどのこの時間がけっこう好き。

実家に着くと猫のココちゃんの歓迎を受ける。

ココちゃん　10歳

母の認知症は3月に会った時より確実に進んでいるように思う。ひとつのことを説明して理解してもらうのにかなり難航する。あまりややこしい情報を付け加えず端的に話す方が理解できるようだ。あと、昔のことはよく覚えていても直近のことは忘れる、というのは認知症の身内がいない方でもよくご存知のことだと思うけど、今回は30年くらい前の、しかもわりと印象的な出来事すら記憶が朧げなようだったので少しショックだ（例：私が出産した時に母が病院まで来たかどうか、という記憶があやふやになっていた。私は出産時に大きな病気をして緊急手術になり、母に連絡を入れて新幹線で大慌てでやってきた、というかなり大きな出来事だったのに）。

午後は友達が訪ねてきてくれた。両親はテレビで阪神のデーゲームを観るところだったので数時間外出しても差し支えなく、ベストなタイミング！ありがとう友よ。文字や電話のやりとりはあったけど、実際に会えたのはもう5年ぶりくらいだろうか、いや、もっと？このところ「こんなことがあってすごく心のなかにわだかまりがある。でもそう感じるのは自分の心の狭さゆえだろうか？」と感じていたあれこれを聞いてもらって、自分もこれこれこういう時に同じように思うからわかる、と言ってもらいワハハと笑い合って心が軽くなった。

友達はチーズケーキ

私はコーヒーゼリー

帰宅して夕飯の用意。暑いので簡単に。卵焼きや浅漬けサラダや買ってきた天ぷらなど（揚げ物をする元気はなし。笑）。私は先月に大熱を出してからは食が細くなってしまっているのだが、両親のほうがよく食べている。良いことだ。

8月19日（月）
今日は父は仕事。自営業なので自分のペースで兄のサポートなどを現役でやっている。90歳、抗がん剤治療をしつつもなかなか元気である。仕事をしている方が気持ちに張りがあって良いのだろう。特に今日は兄がいないので父が早く会社に出ないといけない。

ということで今日は母と終日二人きりなのでどこにも出かけずに兄夫婦から頼まれていることを黙々とこなす一日となりそう。

朝起きて、仏壇や神棚に供えるご飯、お水、お茶、塩などだけでもたくさんあり、ひと仕事である。朝食は具だくさんのお味噌汁さえ作ればあとは納豆やら漬物がさまざまあるので助かる。漬物がたくさんあるっていいね。

あとは洗濯やお風呂の掃除などその他の家事をひと通りして、家の中で過ごす。日本中どこもかしこも暑くて、用事がない時は家の中で過ごすのが一番である。

実家においてもやはり猫が癒しである。私のことをよく覚えていてくれて、来るたびにすぐ近寄ってきて私のそばにしょっちゅうくっついていてくれる。

意外と気が強い。撫ですぎたら噛まれた。

家へのお土産を買いに行く。品物はいつも決まっているので楽だ。琵琶湖の鰻の蒲焼と小鮎の甘露煮です。家からちょっと歩いて出たところで買えるのに、たったそれだけの行き来でもう汗だくになった。

2026の大河ドラマ「豊臣兄弟！」でまた賑わうことでしょう

母はさっき聞いたことを何度も尋ねてきたり、孫の誰かと混同しているのか「今日はアンタはどこへ帰るんやったかな？」と言ったりする。母の認知症を全く受け容れられなかった頃は「さっきも言うたやろ」とか「私の家、どこか忘れたん？」と言ったりしてしまっていた。今思えば、ひどいなと思う。現在は何度聞かれてもその都度答えたり、間違いを否定しないようにしている。ただそれは母にはたまにしか会えないから根気よくそうしてあげられるだけで、いくら受け容れていても毎日一緒に暮らすとこうはいかないだろうな、とも思う。それは認知症の受け容れ云々だけでなく、今の私と母の距離感だからできることなのだろう。先日の息子の帰省といい、親子の距離感について考えてばかりいる夏だな。
記事はこちら。

私が帰る少し前に父も仕事から戻ってきた。両親の夕飯やお風呂の用意を整えて、夕方に実家を後にした。お互いの姿が見えなくなるまで手を振って別れた。

私が乗る新幹線で兄夫婦が関東から帰ってくるので、ホームでほんの少しだけ会えた。短い言葉でお互いの労をねぎらいあった。こうやってきょうだいでなんとか協力しあっていかないとね。口は出さずに労働力を提供する。これが一番だと思っています。

どっと疲れた。帰宅したらしたで、また猫に癒された。

「母ちゃん、どこ行ってたん？」

8月20日（火）
長い夏季休暇を終え、今日から仕事再開。持ち帰り仕事はやっていたが、レッスンをする、という意味では久しぶりだ。

仕事は午後からなので、午前中は実家へ行っていた時のスーツケースの中身を片付ける。昨夜はもう疲れて手をつけずに寝てしまったので。たった一泊二日でもけっこう片付けるものがある。あと仕事のメールの返信や提出書類の確認などしていたらあっという間にお昼になってしまった。

今日の仕事ははたまたまスケジュールが少し楽で(生徒さんも夏休みで別の日変更を希望されたりした為)、夏季休暇から復帰するにはちょうどよい分量だった。問題は明日だ、かなりハードなのだよ。丹田に力を入れて集中して取り組む。大袈裟（笑）。

#日記 #エッセイ #帰省 #猫 #認知症 #夏季休暇 #豊臣兄弟 #仕事 #両親 #兄 #義姉 #実家 #帰省 #猫のいる暮らし