栗原はるみのチキンスープ(日記 12/14〜12/16)
12月14日(土)
足と腰の具合が良くなってきた、と昨日の日記に書いたばかりなのに(ここ参照)、今日はひどく痛むではないか。本当に油断ならない。それでも依然と明らかに違うのは、寝ている時に痛むことはなくなったこと。いちばん酷かった時は、夜中に痛みで目が覚めて、その後も痛くて痛くてなかなか眠れなかったので。
夜はゆっくりと過ごす。私にとって土曜の夜はいちばんホッとできる時間。先週の土曜日は翌日の生徒さんたちの県外での演奏の最終準備を入念に行なっていたので(一日のタイムスケジュールやら予備の音色データやら)、2週間ぶりの至福の時間だ。録画したドラマを観たり、本を読んだりするだけの時間だけど。
12月15日(日)
今朝は久しぶりにゆっくり寝た。起きたら7時半だった。普段が5時半起きなので2時間も長く寝ることができた。
今日は少しずつ大掃除を進める。まず排水桝を掃除。食器洗いの前はキッチンペーパーやボロ布で油を綺麗に取り除いているけど、それでも排水桝の汚れは少しずつ溜まってくる。食器用洗剤のカスなどもつくので定期的に掃除。
今年のMー1グランプリの審査員が発表されて、その中になんと若ちゃんが…!(オードリーの若林さん)ヤーレンズが好きなのでただでさえMー1を楽しみにしてたのだが、これはもう来週の日曜日の夜はテレビの前から離れられないではないか。始まるまでに夕飯やら何やら済ませてしまおう。家族にはそのスケジュールに追従してもらう(笑)。
息子に年末は帰るのかLINEで尋ねた。「帰るでー!具体的に何日になるかはまだ調整中だけど」と返信。楽しみである。美味しいものをたくさん食べさせてあげたい。
12月16日(月)
せねばならないタスクはいくらでもあるのにやる気スイッチが行方不明。うだうだと過ごしそうになるも、よく実家の母が言う、「とにかく動き出したらなんとなくエンジンがかかる」を思い出し、ひとまずピアノに向かう。弾き始めたらなんとなくエンジンがかかった(笑)。
こうしてエンジンがかかっても今日はすぐ止まりそうになる。寒さのせいだ。背中にカイロを貼ったら多少元気が出てきた。この勢いで掃き掃除、拭き掃除をして、夕食用の野菜をあれこれ切って下ごしらえしておく。
昨日録画しておいたNHKの「悲しみを癒やす人生レシピ 栗原はるみの“ひとりごはん”」を何気なく再生。
栗原さん、旦那さんを亡くされた後、仕事としての料理以外は作る気力をなくしてしまっていたそう。そんな深い悲しみの中、1週間に1度、必ず鶏ガラから出汁を取ってチキンスープを作るようになられた。決めた習慣をこなすことで崩れそうになる自分を支えることができたそうだ。このチキンスープをいろんな料理のベースに使うと、一人の食卓もバリエーションが豊かになるのだとか。そのままシンプルにスープとして飲むのはもちろん、雑炊、ラーメンなど、どれも見ているだけでも美味しそうだ。旦那さんを喪った悲しみで食べられなくなって5kgくらい体重が落ちてしまい、これはいけない、スープならなんとか作れるか、と思ったのが始まりだとか。そういえば、スープが命を繋いでくれるというのは辰巳芳子さんを思い出すが、さまざまな栄養が溶け出したスープは、時に生きる力の灯火が弱っている人の命綱となってくれるのだよね。
私も栗原さんのレシピにはこれまでずいぶん助けられてきている。結婚してからのさまざまなメニューは栗原さん、小林カツ代さんのものがずいぶん多かったし今もその比率は高い。
話は少し逸れるが、息子の中学からの同級生で今もとても仲の良いUくんが料理が趣味で、当時からいつも玄人はだしの品を作っていた。その子が「俺、尊敬する人は栗原はるみさんです」と中学生の頃に言っていたのを思い出した(笑)。Uくんとうちの息子が遊びに行って途中で買い物をして「〇〇くんがシナモンを買うって言うから付き合ってたんやけど、俺に『これとこれ、どっちがええかな』って聞いてきて、俺にわかるわけないやろって答えた」と言っていたエピソードを栗原さんの番組を見ながら思い出した(笑)。Uくん、ほんま、聞く相手を間違っとるで笑。
このところ大雑把な料理ばかり作っていたので、休みに入ったらまた栗原さんのレシピ本を取り出してちょっと丁寧に作ってみようかな。クリスマスのチキンの骨でスープを取るのも良いかもしれない。
今週いっぱいまでNHK +で視聴可能です。