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太田川サマーナイトガーデンと東海市の史跡

本年7月19日(金)、2年ぶりに東海市の太田川駅前どんでん広場で開催された夏の大イベント太田川サマーナイトガーデンに出演させて頂きました。
太田川駅周辺は東海市芸術劇場や知多メディアスのラジオ局もあり、西口側にはラスパ太田川、東口にはソラト太田川の商業施設もあり、ご用意いただいた駐車場まで日本福祉大学のキャンパスやまさに"都会"を感じる街並みとなっております。

太田川駅にある細井平洲と上杉鷹山の対面の像

東海市に入ると学校名になるなど郷土の偉人として細井平洲(1728-1801)の名前を各所に見る事が出来ます。 平洲は米沢藩中興の祖として知られる上杉鷹山の師として多くの教えを残した儒学者で、史跡としては門人らにより七回忌に建てられた平洲先生旧里碑や平洲が献上した石灯籠がある八柱神社の他、旧里碑のある神明社に隣接し東海市の歴史も知る事ができる東海市立平洲記念館・郷土資料館があります。

左は平洲先生旧里碑・右は八柱神社の平洲が献上した石灯籠(ともに市指定文化財)

東海市は当初は農耕に適さない土地とされましたが、愛知用水の開通で一大農産地に変換され、フキの出荷量は日本一でトマトなども知られており、愛知製鋼の本社があるなど「鉄鋼の町」として名高いです。

まさに東海市のランドマーク、聚楽園大仏(建造物として東海市指定文化財)。
聚楽園大仏の附指定仁王像もお見逃しなく

そして東海市のランドマークとして電車からも観る事ができるのが昭和2年(1927)実業家山田才吉氏により当時日本最大の大仏として建立された聚楽園大仏です。阿弥陀如来の坐像で高さ18.79m、鎌倉大仏をモデルにしたとされ、よく似ていらっしゃいますね。蟹江町出身の小酒井不木を中心に結成された(江戸川乱歩も参加)耽綺社が書いた小説「南方の秘宝」の舞台となったほか、インド映画のロケ地にもなっています。

愛知県指定文化財観福寺の本堂外陣

そして本堂内の宮殿が重文指定の知多四国82番霊場の観福寺は尾張藩二代藩主光友により再建された1665年の本堂の他、数多くの寺宝を伝え、同じく知多四国83番霊場の弥勒寺(残念ながら未訪です)は平安時代末期の金剛力士像と愛・地球博の瀬戸海上で公開制作された金剛力士像が両面に立つ仁王像があります。

ギターサポートは中田圭祐さん

太田川駅西では沖縄フェスも開催され、「ここはどこ?」と思わせる沖縄グッズ販売や一流アーティストの演舞や演奏、まあすごい賑わいでした。
この様な素晴らしいイベントに再び出演させて頂けました事心から感謝申し上げます。

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