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【今年も開催!朝日文庫の秋の時代小説フェア】ラインナップを一挙公開!

 毎年10月開催が恒例となっている、朝日文庫「秋の時代小説フェア」のラインナップを一挙紹介! 「【時空を超えて、情と念。】読み継ぐ、読み継がれていく。」とある青色の共通帯がフェアの目印です!書店店頭でぜひお手にとってみてください。

こちらの共通帯が目印!

■朝井まかて『グッドバイ』

朝井まかて『グッドバイ』

 長崎の油商・大浦屋の女あるじ、お希以──のちの大浦慶。黒船来航騒ぎで世情が揺れる中、無鉄砲にも異国との茶葉交易に乗り出し、一度は巨富を築くが、その先に大きな陥穽が待ち受けていた──。実在の商人・大浦慶の生涯を円熟の名手が描いた、傑作歴史小説。

■伊東潤『江戸を造った男』

伊東潤『江戸を造った男』

 明暦の大火の折に材木占買で財を成した商人・七兵衛(河村瑞賢)は、海運航路整備・治水・潅漑・鉱山採掘などの幕府事業を手がけ、その知恵と胆力で難題を解決していく。新井白石をして「天下に並ぶものがいない富商」と唸らせた男の波瀾万丈の生涯を描く長編時代小説。

■岩室忍『家康の軍師1 青龍の巻』

岩室忍『家康の軍師1 青龍の巻』

 天文11年(1542)年の三河岡崎城。弱小大名の松平家に誕生した家康は、人質として各地で幼少期を過ごす。尾張の織田家での信長との出会い、駿河の今川家での太原雪斎との出会いなど、生涯にわたって影響を及ぼす武将との出会いに恵まれた家康は成長し、乱世に一歩を踏み出した。これまでの「強い」家康像を覆す、岩室流「泣き虫家康」、開幕。

■宇江佐真理『恋いちもんめ』

宇江佐真理『恋いちもんめ』

 両国広小路にある水茶屋の娘・お初に、青物屋の跡取り息子・栄蔵との縁談が舞い込む。誠実な人柄に惹かれてゆくが、栄蔵の家が全焼し、二人の関係は思わぬ方向にすすむ。江戸下町を舞台に若い男女の純愛を描いた、感動の時代小説。

■北原亞以子『傷 慶次郎縁側日記』

北原亞以子『傷 慶次郎縁側日記』

 空き巣稼業の伊太八は、自らの信条に反する仕事をさせられた揚げ句、あらぬ罪まで着せられてお尋ね者になってしまう。弱き者を情けで支える元南町奉行所同心の隠居・森口慶次郎のお江戸事件簿。累計100万部超の大人気シリーズ新装版刊行開始。

■佐々木裕一『斬! 江戸の用心棒』

佐々木裕一『斬! 江戸の用心棒』

 月島真十郎が剣術修行から江戸に戻ると、藩邸は竹矢来で閉ざされていた。老中の父が急死し、領地は召し取られていたのだ。帰る場所を失った真十郎は用心棒稼業を始めるが、お家騒動を巡る黒い噂を耳にして……。人気作家の新シリーズ!

■葉室麟『風のかたみ』

葉室麟『風のかたみ』

 上意討ちにあった、豊後安見藩一門衆筆頭の佐野了禅。女医師である伊都子は目付方の密命を受け、佐野家の女人たちが暮らす白鷺屋敷に送り込まれた。しかし、そこでは不審な死を遂げる者が相次いで……。すさまじき女の執念に、切なさがこみ上げる時代小説。解説・冲方丁。

■山本一力『端午のとうふ』末國善己・編

山本一力『端午のとうふ』

「今度の仕掛けもおもしれえ。おめえたちは、てえした知恵者ぞろいだぜ」
義理人情あり。頭脳戦あり。損料屋、札差、駕籠舁き、屑屋など、さまざまな職を通して描かれる市井の人間ドラマをたっぷりと。日本橋の大店から持ちこまれた難題を、意表をつくアイデアで解決する表題作ほか、著者の初期の名作を含む初の短編ベストセレクション!

■朝井まかて、折口真喜子、木内昇、北原亞以子、西條奈加、志川節子『わかれ 時代小説アンソロジー』細谷正充・編

朝井まかて、折口真喜子、木内昇、北原亞以子、西條奈加、志川節子『わかれ 時代小説アンソロジー』細谷正充・編

 武士の身分を捨て、吉野桜を造った植木職人の悲話「染井の桜」、咎人に仕立てられた十市と年寄り猫・赤爺の友情「十市と赤」、花火の破片で失明し、婚約者に離縁された簪職人おりよの矜持「闇に咲く」など、傑作短編小説6編を収録。

■中島要、坂井希久子、志川節子、田牧大和、藤原緋紗子、和田はつ子『家族 朝日文庫時代小説アンソロジー』

■中島要、坂井希久子、志川節子、田牧大和、藤原緋紗子、和田はつ子『家族 朝日文庫時代小説アンソロジー』

 実家から縁を切られ、貧乏長屋に暮らすお秀が、老母の恋に振り回される「誰に似たのか」。姑との確執から夫と離縁、別れた息子を思い続けるおつやの情愛が沁みる「雪よふれ」。6人の女性作家が家族を描いた珠玉の時代小説アンソロジー。全作品、初の書籍化。

朝日文庫キャラクターのサニーも時代小説バージョンで帯に! 書店でお待ちしております